「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の版間の差分
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TVシリーズで初めて女性を主人公とした作品として注目を集めた<ref>アニメ作品初の女性主人公は『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』の[[セレーネ・マクグリフ]]。</ref>他、学園を舞台としたストーリーや各企業との積極的なコラボレーションなど、これまでのシリーズになかった要素を前面に打ち出し、特に新規層の開拓に力を入れている。 | TVシリーズで初めて女性を主人公とした作品として注目を集めた<ref>アニメ作品初の女性主人公は『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』の[[セレーネ・マクグリフ]]。</ref>他、学園を舞台としたストーリーや各企業との積極的なコラボレーションなど、これまでのシリーズになかった要素を前面に打ち出し、特に新規層の開拓に力を入れている。 | ||
− | + | 1クール毎の分割放送方式を採用しており、第1クールは2022年10月から2023年1月まで放送し、第2クールは2023年4月から7月まで放送された。なお、1クール・2クールの合間には『[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]』、『[[機動戦士ガンダム サンダーボルト]]』、『[[機動戦士ガンダムNT]]』のTV再編集版が放送された。 | |
− | + | 2023年2月より刊行された小説版では、本編のノベライズの他、小説オリジナルキャラクターを交えたオリジナルエピソードも描かれる。 | |
== ストーリー == | == ストーリー == | ||
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;[[プロスペラ・マーキュリー]] | ;[[プロスペラ・マーキュリー]] | ||
:シン・セー開発公社CEO。GUNDで失った身体を補う仮面の女性。スレッタの母。 | :シン・セー開発公社CEO。GUNDで失った身体を補う仮面の女性。スレッタの母。 | ||
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:ペイル社の技術研究員。元ヴァナディース機関の一員。 | :ペイル社の技術研究員。元ヴァナディース機関の一員。 | ||
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:ラングランズ社CTO。ミオリネの旧花婿を自称する。小説版に登場。 | :ラングランズ社CTO。ミオリネの旧花婿を自称する。小説版に登場。 | ||
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:フォルドの夜明けのMSパイロット。 | :フォルドの夜明けのMSパイロット。 | ||
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== 用語 == | == 用語 == | ||
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:宇宙出身者と地球出身者。宇宙産業の発展から両者間の経済格差が広がった事で、アーシアンとスペーシアンの間に軋轢が生じている。 | :宇宙出身者と地球出身者。宇宙産業の発展から両者間の経済格差が広がった事で、アーシアンとスペーシアンの間に軋轢が生じている。 | ||
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:GUND-ARM運用の為に人為的な強化措置が施された[[強化人間]]。 | :GUND-ARM運用の為に人為的な強化措置が施された[[強化人間]]。 | ||
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:ナジ・ゲオル・ヒジャの率いる反スペーシアン組織。 | :ナジ・ゲオル・ヒジャの率いる反スペーシアン組織。 | ||
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== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
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:後述の「ゆりかごの星」を原作とした楽曲。アニメPVが製作され、第1話ではそれを元にした映像がEDで使用された。 | :後述の「ゆりかごの星」を原作とした楽曲。アニメPVが製作され、第1話ではそれを元にした映像がEDで使用された。 | ||
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2024年3月15日 (金) 18:35時点における最新版
機動戦士ガンダム 水星の魔女 | |
---|---|
外国語表記 | Mobile Suit Gundam THE WITCH FROM MERCURY |
原作 |
矢立肇 富野由悠季 |
監督 |
⼩林寛 (監督) 安藤良 (副監督) |
シリーズ構成 | 大河内一楼 |
キャラクターデザイン |
モグモ (原案) 田頭真理恵 戸井田珠里 高谷浩利 |
メカニックデザイン |
JNTHED 海老川兼武 稲田航 形部一平 寺岡賢司 柳瀬敬之 |
音楽 | 大間々昂 |
制作 |
バンダイナムコフィルムワークス 創通 MBS |
放送局 | MBS・TBS系列 |
放送期間 |
|
話数 | 24 |
小説版 | |
---|---|
著者 | 高島雄哉 |
原作 |
矢立肇 富野由悠季 |
イラスト | 高木秀栄 |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊ガンダムエース |
掲載期間 | 2022年11月26日~ |
刊行期間 | 2023年2月25日~ |
巻数 | 3 |
概要[編集 | ソースを編集]
2022年放送のTVシリーズ。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の完結以来5年ぶりのTVシリーズとなり、『鉄血のオルフェンズ』の完結と共に一度終了したTBS・MBS系列の日曜午後5時枠(通称「日5」)の再開に合わせ放送された。また、本編放送に先駆けて前日譚『PROLOGUE』が2022年7月14日より公開された。
TVシリーズで初めて女性を主人公とした作品として注目を集めた[1]他、学園を舞台としたストーリーや各企業との積極的なコラボレーションなど、これまでのシリーズになかった要素を前面に打ち出し、特に新規層の開拓に力を入れている。
1クール毎の分割放送方式を採用しており、第1クールは2022年10月から2023年1月まで放送し、第2クールは2023年4月から7月まで放送された。なお、1クール・2クールの合間には『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』、『機動戦士ガンダムNT』のTV再編集版が放送された。
2023年2月より刊行された小説版では、本編のノベライズの他、小説オリジナルキャラクターを交えたオリジナルエピソードも描かれる。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
A.S.(アド・ステラ)122――
数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。
モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。
名は、スレッタ・マーキュリー。無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。
登場人物[編集 | ソースを編集]
学園生徒 [編集 | ソースを編集]
- スレッタ・マーキュリー
- 本作の主人公。水星から編入してきた少女。パイロット科2年生。
- ミオリネ・レンブラン
- 成績優秀な経営戦略科2年生。ベネリットグループの総裁、デリング・レンブランの一人娘。
- グエル・ジェターク
- ジェターク社の御曹司で、パイロット科3年生。
- エラン・ケレス
- ペイル社が擁立するパイロット科3年生。強化人士と呼ばれる強化人間。
- シャディク・ゼネリ
- グラスレー社CEOの養子。パイロット科3年生。
- チュアチュリー・パンランチ
- 地球寮に所属するパイロット科1年生で、愛称はチュチュ。
- ニカ・ナナウラ
- 地球寮所属。メカニック科1年生。
- ラウダ・ニール
- ジェターク寮の副寮長を務めるパイロット科3年。グエルの異母兄弟。
- フェルシー・ロロ
- パイロット科2年。ジェターク寮所属。グエルの取り巻き。
- ペトラ・イッタ
- メカニック科2年。ジェターク寮所属。グエルの取り巻き。
- セセリア・ドート
- ブリオン寮所属。経営戦略科2年。決闘委員会の一人。
- ロウジ・チャンテ
- ブリオン寮所属。メカニック科1年。決闘委員会の一人。
- マルタン・アップモント
- 経営戦略科3年。地球寮の寮長。
- ヌーノ・カルガン
- メカニック科2年。地球寮所属。
- オジェロ・ギャベル
- メカニック科2年。地球寮所属。ギャンブル好き。
- ティル・ネイス
- メカニック科3年。地球寮所属。
- リリッケ・カドカ・リパティ
- 経営戦略科1年。地球寮所属。
- アリヤ・マフヴァーシュ
- メカニック科3年。地球寮所属。
- カミル・ケーシンク
- メカニック科3年。ジェターク寮所属。
- サビーナ・ファルディン
- パイロット科3年。グラスレー寮所属。シャディクの補佐役。
- エナオ・ジャズ
- パイロット科3年。グラスレー寮所属。
- レネ・コスタ
- パイロット科2年。グラスレー寮所属。
- イリーシャ・プラノ
- パイロット科2年。グラスレー寮所属。
- メイジー・メイ
- パイロット科2年。グラスレー寮所属。
- ハロ
- フロントでの生活で活用されるインフラロボット。
ベネリットグループ[編集 | ソースを編集]
- デリング・レンブラン
- ベリネットグループの総裁。カテドラルの統括代表。ミオリネの父親。
- サリウス・ゼネリ
- グラスレー社CEO。シャディクの養父。
- ヴィム・ジェターク
- ジェターク社CEO。グエルの父親。
- ニューゲン / カル / ネボラ / ゴルネリ
- ペイル社の共同CEO。
- プロスペラ・マーキュリー
- シン・セー開発公社CEO。GUNDで失った身体を補う仮面の女性。スレッタの母。
- ゴドイ
- プロスペラの秘書兼ボディガード。
- ベルメリア・ウィンストン
- ペイル社の技術研究員。元ヴァナディース機関の一員。
- ユーシュラー・ミルザハニ
- ラングランズ社CTO。ミオリネの旧花婿を自称する。小説版に登場。
カテドラル [編集 | ソースを編集]
宇宙議会連合 [編集 | ソースを編集]
フォルドの夜明け [編集 | ソースを編集]
- ナジ・ゲオル・ヒジャ
- 反スペーシアン組織「フォルドの夜明け」のリーダー。
- ソフィ・プロネ
- ルブリス・ウルのパイロット。自分の本能に素直な少女。
- ノレア・デュノク
- ルブリス・ソーンのパイロット。スペーシアンへの強い忿懣と厭世観を持つ。
- オルコット
- フォルドの夜明けのMS隊指揮官。
- ベッシ・エンリケ
- フォルドの夜明けの古参パイロット。
- グリスタン・ディンバリ
- フォルドの夜明けの参謀役。
- フィリップ・クー
- フォルドの夜明けのMSパイロット。
- マチェイ・ガオ
- 装甲車の操縦も得意とする戦闘員。
- ジャリル・リ・ナランカ
- フォルドの夜明けの若手MSパイロット。
- シーシア / セド
- 地球の特定復興地域に暮らす少年少女。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
GUND-ARM[編集 | ソースを編集]
ジェターク・ヘビー・マシーナリー [編集 | ソースを編集]
グラスレー・ディフェンス・システムズ [編集 | ソースを編集]
ペイル・テクノロジーズ [編集 | ソースを編集]
ブリオン社 [編集 | ソースを編集]
その他 [編集 | ソースを編集]
用語[編集 | ソースを編集]
- A.S.(アド・ステラ)
- 本作の年紀法。人類が宇宙に進出した後に制定された宇宙暦。「星へ」を意味する「Ad Stella」を語源とする。宇宙開発を活発化させているが、その莫大な費用を裏で支えるべく戦争シェアリングが行われている。
- スペーシアン / アーシアン
- 宇宙出身者と地球出身者。宇宙産業の発展から両者間の経済格差が広がった事で、アーシアンとスペーシアンの間に軋轢が生じている。
- アスティカシア高等専門学園
- ベネリットグループの運営する学校。学校施設はフロント内に建造されており、パイロット科、メカニック科、経営戦略科学科が存在する。生徒間のトラブルを解決する手段として決闘があり、それを承認する為の決闘委員会も設けられている。
- ジェターク寮 / ペイル寮 / グラスレー寮
- 学園の寮。それぞれベネリットグループの「御三家」と呼ばれる企業の名前を冠する。
- 地球寮
- アーシアンの所属する寮。家畜の飼育も行われている。
- ホルダー
- 決闘で選ばれたナンバー1パイロットの称号。白い制服とノーマルスーツの着用が許される。
- ベネリットグループ
- アスティカシア高等専門学校を運営するMS産業最大手の企業。ジェターク・ヘビー・マシーナリー、ペイル・テクノロジーズ、グラスレー・ディフェンス・システムズの御三家をはじめ、数多の企業を傘下に持つ。
- GUNDフォーマット
- 人類が宇宙へ適応する為の手段として開発されたサイバネティクス「GUND」をMS用に発展させた技術。これを搭載し、領域横断的な戦闘能力を獲得した機体はGUND-ARMと呼ばれる。
- パーメット
- 太陽系内に偏在する鉱物から発見された元素。GUNDフォーマットの媒介や電子対抗装備に用いられる。
- フロント
- 宇宙空間に造られた巨大人工居住施設。小惑星を基部に建造される。
- モビルスーツ開発評議会
- モビルスーツ開発の互助を目的とした組織。MSメーカーのCEO達がメンバーを務める。
- カテドラル
- モビルスーツ開発評議会傘下の監査組織。
- 強化人士
- GUND-ARM運用の為に人為的な強化措置が施された強化人間。
- 宇宙議会連合
- フロント間の政治問題を解決するための行政機構。
- フォルドの夜明け
- ナジ・ゲオル・ヒジャの率いる反スペーシアン組織。
- クワイエット・ゼロ
- デリングとプロスペラが秘密裏に進める計画。GUNDフォーマットのネットワークを使い世界を書き換える事を目的としている。
楽曲[編集 | ソースを編集]
オープニングテーマ[編集 | ソースを編集]
- 祝福(第1話・第24話エンディングテーマ、第2話~第12話オープニングテーマ)
- 歌:YOASOBI
- 後述の「ゆりかごの星」を原作とした楽曲。アニメPVが製作され、第1話ではそれを元にした映像がEDで使用された。
- slash(第13話〜)
- 歌:yama
エンディングテーマ [編集 | ソースを編集]
- 君よ 気高くあれ(第2話~第12話)
- 歌:シユイ
- Red:birthmark(第13話~第23話)
- 歌:アイナ・ジ・エンド
挿入歌 [編集 | ソースを編集]
- 宝石の日々(第24話)
- 歌:アイナ・ジ・エンド
各話リスト[編集 | ソースを編集]
話数 | サブタイトル | 備考 |
---|---|---|
1 | 魔女と花嫁 | |
2 | 呪いのモビルスーツ | |
3 | グエルのプライド | |
4 | みえない地雷 | |
5 | 氷の瞳に映るのは | |
6 | 鬱陶しい歌 | |
7 | シャル・ウィ・ガンダム? | |
8 | 彼らの採択 | |
9 | あと一歩、キミに踏み出せたなら | |
10 | 巡る思い | ニカ・ナナウラの声優交代[2]。 |
11 | 地球の魔女 | |
12 | 逃げ出すよりも進むことを | Season1最終話。
第1クール終了。 |
13 | 大地からの使者 | 第2クール開始。 |
14 | 彼女たちのネガイ | |
15 | 父と子と | |
16 | 罪過の輪 | |
17 | 大切なもの | |
18 | 空っぽな私たち | |
19 | 一番じゃないやり方 | |
20 | 望みの果て | |
21 | 今、できることを | |
22 | 紡がれる道 | |
23 | 譲れない優しさ | |
24 | 目一杯の祝福を君に | 次回予告では「最終回」のみ表記 |
関連作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 PROLOGUE
- 本作の21年前に起きたヴァナディース事変を描いたアニメ作品。イベント公開の後、ネット配信が行われた。2022年9月25日には本作に先駆けてテレビ放送された。
- ゆりかごの星
- 本作のオープニングテーマである「祝福」の原作となった大河内一楼による書き下ろし小説。水星に住んでいた頃のスレッタの成長がガンダム・エアリアルの視点から語られる。本編のテレビ放送開始と共に公式サイトで公開され、「祝福」の完全限定生産盤にも付属する。
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 ヴァナディースハート
- ヴァナディース事変から5年後の地球を舞台とした外伝作品。
商品情報[編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ アニメ作品初の女性主人公は『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』のセレーネ・マクグリフ。
- ↑ 公式サイト ニカ・ナナウラ役 代役のお知らせ(宮本侑芽→白石晴香)