「ガンダムEX」の版間の差分

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2024年10月19日 (土) 10:12時点における版

ガンダムEX
外国語表記 GUNDAM EX
登場作品 機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム
デザイナー 山根公利
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スペック
分類 後方撹乱・強行偵察用モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 RX-78(G)E
主動力 熱核融合炉
開発組織 地球連邦軍
所属 地球連邦軍
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概要

地球連邦軍が地上での戦闘に特化して開発したモビルスーツのプロトタイプの一つ。

敵地深部への強行偵察と撹乱を行うため、運動性能と稼働時間を重視して設計された機体である。これに寄与しているのが、軽量化を図るためにデザインされたモジュール装甲と、アフターバーナー付き背部スラスターカバーノズルとされる。開発のベースはRX-78と目され、RX-78では頭部に格納されていた小型バルカンは4門の機関銃に換装されている他、敵制空権下での活動を想定し、肩部に対空兵装としてショルダー・ガトリングを装備した仕様となっている。

頭部には偵察機としての性能を高めるために通常のモビルスーツより多くのセンサー類が格納されており、その機能の切り替えに伴い、カメラアイの点灯部が変化する。

評価運用後、戦後の混乱で全ての開発資料が破棄されており、機体の詳細は不明となっている。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム
初登場作品。ジオン軍に奪還されたクルジュ=ナポカ基地に対して夜襲を仕掛け、レッド・ウルフ隊をまたたく間に撃破。ザクタンクで逃走を図ったイリヤ・ソラリたちを追撃し、それ以降もソラリ一行の前に立ちふさがった。
本作の敵役であり、見るものに恐怖を与えるようにガンダムの圧倒的性能を見せつけた。
山根公利メカニックデザイン集 ―モノグラフ― サンライズ編
初期のラフ画稿が掲載。サンライズとエラスマス監督の同意のもと、初稿が実質上の決定稿となっている。この時点では、ショルダー・ガトリングはバックパックではなく肩アーマーにマウントされている。

装備・機能

武装・必殺攻撃

頭部機関銃
頭部に4門搭載された機関銃。RX-78では頭部に格納されていた小型バルカンに代わり搭載されている。
ショルダー・ガトリング
敵制空権下での活動を想定した対空兵装。主に対モビルスーツ戦における牽制および一般兵器への攻撃に用いられる。外装化することによって装弾数と火力、射速の向上が図られ、パージすることにより機体を軽量化し、運動性能をたかめることも可能。
ビーム・サーベル
連邦軍モビルスーツの主兵装の一つ。近接戦闘において強力な威力を発揮し、一年戦争当時はこれを防ぐことができる装甲は存在しなかった。エネルギーが尽きやすいため、複数本傾向して対策しており、本機の場合はバックパック左側に三本マウントしている。
ビーム・ライフル
ガンダムの驚異的な戦闘能力を象徴する兵装。それまで戦艦にしか搭載されていなかったビーム兵器を携行可能にしたもので、MSを一撃で破壊する威力を持つ。
シールド
機体の可動性を高めるため減量している装甲を補うための大型シールド。上下に展張することが可能で、より広い範囲を防御することができる。

対決・名場面

レッド・ウルフ隊
『復讐のレクイエム』第1話より。クルジュ=ナポカ基地を奪還したジオン軍第七機動師団だったが、基地にはブービートラップが仕掛けられており、その発動と同時に連邦軍部隊がなだれ込む。その中には白いMS、ガンダムの姿があった。ビーム・ライフルの一撃でチャブスのザクを撃破したのを皮切りに、ガンダムEXはその性能を遺憾なく発揮し、レッド・ウルフを蹂躙していく。その様子はまさに白い悪魔そのものであった。

関連機体

ガンダム
開発ベースとなったと思しき機体。
陸戦型ガンダム
本機と同様に陸戦用として開発された機体。

商品情報

リンク