「M1Aアストレイ」の版間の差分
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2015年8月16日 (日) 15:25時点における版
MBF-M1A M1Aアストレイ (M1A Astray)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED MSV、機動戦士ガンダムSEED MSV戦記、機動戦士ガンダムSEED ASTRAY、機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
- デザイナー:大河原邦男
- 分類:宇宙戦用量産型モビルスーツ
- 装甲:発砲金属装甲
- 全高:17.53m
- 重量:65.3t
- 主動力:バッテリー
- 開発組織:モルゲンレーテ社
- 主なパイロット:バリー・ホー、ソキウス、他
モルゲンレーテ社が開発したオーブ軍の量産型モビルスーツ。M1アストレイのバリエーション機で、宇宙戦に特化している。
M1アストレイとの主な違いは頭部と脚部であり、それ以外の大半はほぼ同じ形状となっている。頭部はチンガードが追加され、統合情報インターフェイス複合体(V字型アンテナ)を大型化して軌道上における電子コミュニケーション能力を向上させている。最大の相違点である脚部は構造の大幅な簡易化が行われ、姿勢制御時のAMBAC機動のレスポンス性能が30%高まった。その代償として「脚」としての強度は自重を支える程度しかなく、M1アストレイ程の地上機動を行う事は不可能だが、本機は運用する領域が宇宙空間にのみ限定されているので問題とはされていない。また脚部や肩部にはスラスターが増設されており、高い機動性を発揮する。それに伴ってバックパックには推進剤と冷却材を搭載した大型プロペラントタンクも追加されている。
武装はビームライフルが71式から71-44式改へと変更され、長距離からの狙撃が可能。
フレーム部のカラーリングは特殊機を現す青で塗装されており、その為にブルーフレームと混同される事も少なくない。
ちなみに正式名称は「MBF-M1A アストレイ」であり、「M1Aアストレイ」は通称である。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED MSV
- アメノミハシラの特設工廠にて多数が開発・製造されており、オーブ本国が地球連合に降伏した後も続行された。
また地上でも並行して製造が行われ、オーブ陥落直前にクサナギにパーツ状態で積み込まれた。その後、艦内で組み上げられてバリー・ホーを始めとする特に優秀なパイロットの搭乗機として配備されている。 - 機動戦士ガンダムSEED MSV戦記
- パイロットはバリー・ホー。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦時、ジャン・キャリーのM1アストレイと共に戦域の偵察を目的として出撃し、単独でヤキン・ドゥーエに潜入して遭遇したゲイツを瞬く間に行動不能にしている。その後、脱出時に火器運用試験型ゲイツ改と交戦して窮地に陥ったが、ジャンによって助けられた。 - 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
- アメノミハシラの警備を行っており、襲撃してきたザフト軍部隊を迎撃している。また工廠内でも製造中の機体が多数存在している。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
- パイロットはソキウス。
ジェネシスαを訪れたロンド・ミナ・サハクの護衛として1機が同行している。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
- 頭部に2門内蔵されている。主に牽制や迎撃等に使用される。
- 71-44式改狙撃型ビームライフル
- 本機の主兵装。軌道上における超長距離狙撃を行う為に造られ、銃身が71式ビームライフルよりも長い。地球周辺磁場のビーム偏差に関するデータベースと一体型高精度センサーを連動させた照準補正システムが組み込まれており、非常に優れた命中精度を実現している。最適な条件下であれば、有効射程は400㎞に及ぶ。
- 70式ビームサーベル
- バックパックに2本マウントされている。地球連合軍の機体が採用している物と比較して、ビーム刃の出力や形状を自在に調整できる点に優れる。これはビームライフルより以前に実用化されていたおかげでアップグレードを段階的に繰り返した為とされる。
- 格闘
- 素手での格闘戦を行う。
バリー機は火器運用試験型ゲイツ改と戦った際に一撃で相手の制御系を全て破壊しているが、設計時の想定を凌駕する衝撃を与えたせいで右腕の駆動系が破損してしまっている。 - 対ビームシールド
- 地球連合軍のGAT-Xシリーズが装備している物と同型である実体式の盾。複数の鋼材を複合して造られており、固有振動数を持つ鋼材同士に特殊な共振現象を発生させて表面に細かな振動を常時繰り返す事で受けたビームを屈折させる。また、表面は特殊な塗料でコーティングされており、拡散吸収してビームを無効化する。
対決・名場面
関連機体
- M1アストレイ
- 原型機。
- ガンダムアストレイ ブルーフレーム
- カラーリングが似ているせいでよく混同される。