「ガンダムデルタカイ陸戦仕様」の版間の差分
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == |
2016年8月2日 (火) 17:58時点における版
MSN-001X[G] ガンダムデルタカイ陸戦仕様(Gundam Delta Kai Ground Type)
- 登場作品:機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
- デザイナー:カトキハジメ
- 分類:試作型可変モビルスーツ
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 頭頂高:19.6m
- 全高:不明
- 本体重量:27.6t
- 全備重量:52.2t
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:3,520kw
- スラスター総推力:101,500kg
- センサー有効半径:16,200m
- 開発組織:不明
- 主なパイロット:イング・リュード、ブレイア・リュード
地球連邦軍の試作型モビルスーツ。可変モビルスーツによる陸戦運用の検証試験の為にガンダムデルタカイの装備を陸戦用に換装した姿である。それ故にウェイブライダー形態への変形機能はそのまま残され、ウェイブライダーで戦場まで向かった後、敵機との戦闘時にMS形態へ変形して地に足のついた戦術をとる事を基本としている。
両肩部と両膝部が重力下における排熱効果に配慮した形状の物へと変更され、軽量化を図っている。両脚部(「スリッパ」の俗称で呼ばれる部位)もホバーユニットへと換装され、カラーリングも実戦により適した配色に変更された。この他、ショックアブソーバーの強化や防塵フィルターの追加、防湿処理等が施されている。
武装は重力下で運用できないプロト・フィン・ファンネルが外され、ロング・メガ・バスターの代わりにレールガン装備型のビーム・ライフルが用意された。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
- パイロットはイング・リュード、ブレイア・リュード。
連邦軍のマリアナ基地エリアX内に配備されており、パガンのジオン軍残党を殲滅する為に出撃している。同基地で行われた模擬戦においても、突如実弾で攻撃してきたレイヴン隊に対抗する為に出撃した。しかし、ナイトロの発動によってイングは暴走。双子の兄であるブレイアや上官のマーティンにも攻撃を仕掛けるほど凄まじい戦いを見せつける。後にレイヴン隊の隊長、ピコ・アルティドール大尉によって沈黙させられ、以後はパイロットのイング共々レイヴン隊に同調してマリアナ基地から去ってしまった。
デビルズ・ネストでの戦闘でも出撃しているが、途中でイングに代わってブレイアが乗り込み、ナイトロとの異常な程の親和性の高さを見せながら敵のナイトロ搭載機と交戦している。
装備・機能
特殊機能
- n_i_t_r_o(ナイトロ)
- 本機に搭載されている新型サイコミュシステムで、「NEWTYPE-INJECTION-TRACE-REFORMED-OLDTYPE」の略称。パイロットに対して擬似的なニュータイプ能力を与える効果があるとされ、搭乗中は常時起動している。これによってオールドタイプでもニュータイプに匹敵する戦闘能力を得る事ができ、また機体の追従性の向上や複雑化した火器管制の緩和、果てはオールドタイプによるファンネルの使用までも可能としている。
だが、実はこのシステムは「パイロットを強化人間化してしまう」という代物であり、システムが稼動する度に乗っているパイロットの脳内を強制的に書き換えている。この影響で搭乗後のパイロットは言葉遣いや性格がかなり攻撃的なそれへと豹変してしまう。その為か、対外的にはこのシステムの詳細はほとんど公表されていない。
ちなみに、システム稼働時の副産物として各部関節からの青白い炎のような発光現象が確認されていて、これはパイロットを強化人間化する度に起きているとされる。 - 変形
- ウェイブライダー形態に変形可能。
- 換装
- 宙戦仕様に換装可能。
シールドの武装を換装可能。
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵されている近接防御用の武装。主にミサイル等の迎撃や敵機への牽制に使用される。
- レールガン付きビーム・ライフル
- 本機の主兵装。陸戦用に用意された物で、銃身の下側にレールガンが取り付けられている。
不使用時は背部バインダーの側面に装着可能。 - シールド
- 主に左腕に装着される装備。だが「シールド」とは名ばかりであり、本機のそれはもはやウェポン・プラットフォームと変形用サブユニットを兼ねた代物となっている。その為、防御装備として使用できない訳ではないものの、あまり期待はできない。
先端は鋭利な形状となっており、打突武装として転用可能。 - ビーム・サーベル
- シールドの裏側に2本マウントされている。
マニピュレーターに携行して使用する以外にマウントしたままビーム刃を展開する事も可能。 - ビーム・キャノン
- ビーム・サーベルはシールドにマウントしたままでビーム・キャノンとして使用可能。
- ハイ・メガ・キャノン
- シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。ユニットの内部から膨大なエネルギーを直に供給し、それを極限まで圧縮充填した後に一気に放つ事で攻撃する。
ΖΖガンダムが装備していた物と比べて連射が多少出来るようになっているが、代わりに出力は45%に落とされている。 - メガ・マシン・キャノン
- シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。サナリィが開発した新型の対空用実弾兵器であり、ロトのオプションとして用意されていた物を2挺装着する。
- 炸裂ボルト
- シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。フルアーマー百式改で採用されていた近接戦闘用の装備であり、追加装備の分離に使用されている物を武装にも転用して爆発の衝撃によるダメージを与える。
本機に採用された物はアップデートされており、武装としての機能のみに特化している。また、キャパシタを内蔵する事で爆発と同時に高圧電流を流して複合破壊効果を生み出すようになっている。
対決・名場面
- 対レイヴン隊
- 模擬戦の最中、突然実弾で攻撃してきたレイヴン隊に対抗するため、イングはデルタカイに搭乗して応戦する。その最中、レイヴン隊も隊長機である黒いジェガンD型を中心に応戦するが、投入したハイザックやガルスJ(いずれもレイヴン隊の機体)やマリアナ基地のジムII、ネモを多数巻き込んで撃墜する結果となってしまった。
最後はジェガンの打ち込んだパルスグレネードで機能停止に追い込まれ、その後、イングと共に戦場から去っていった。