「月刊モビルマシーン」の版間の差分
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2024年3月1日 (金) 17:34時点における版
月刊モビルマシーン | |
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外国語表記 | MONTHLY MOBILE MACHINE |
著者 | 小太刀右京 |
掲載誌 | 月刊ガンダムエース |
発表期間 | 2022年8月~ |
概要
宇宙世紀0140年代にサイド2・アメリアに実在したという体裁で『機動戦士ガンダムF90FF』の登場メカを紹介する「月刊ガンダムエース」の雑誌連載企画。通称「MMM」。B-CLUBの連載企画であった月刊MSジャーナルのオマージュを加えつつ『F90FF』が初出の機体は元より、MSA-0120など既存の機体についての掘り下げも行われている。
なお、本文中ではライターの主観や主張という形で0140年代、つまりは木星戦役後からザンスカール帝国建国に至るまでのサイド2の情勢も断片的に語られており、中にはガチ党の批判を行ったライターや、秘密情報に関わる内容を仄めかしたライターの不審死や国外逃亡がオチとして記載される事も多いブラックな内容となっている。
記事内の文章は作中世界の雑誌を和訳しているという体裁で書かれており、原文を想定して和訳内容を取捨選択している抄訳となっている[1]。
バックナンバー
VOLUME | 紹介機体 | ライター | 掲載誌 | 備考 |
---|---|---|---|---|
01 | ガンダムF90-Nタイプ | カイン・グレイシャー | 月刊ガンダムエース2022年10月号 | |
02 | バージム バージム・マハウス |
ディナ・キム | 月刊ガンダムエース2022年11月号 | VOLUME01で記事執筆を担当したカインの訃報が報じられる。 |
03 | キャノンガンダム | ディナ・キム | 月刊ガンダムエース2022年12月号 | |
04 | Gキャノン (バズ・ガレムソン専用機) | ディナ・キム | 月刊ガンダムエース2023年1月号 | |
05 | MSA-0120 | ディナ・キム・ギンザエワ マルティン・クレフェルド |
月刊ガンダムエース2023年2月号 | ディナ・キム、ギンザエフとの結婚を報告。 マルティンの訃報が報じられる。 |
06 | RFケンプファー(RFシリーズ) | ディナ・キム・ギンザエワ | 月刊ガンダムエース2023年3月号 | |
07 | ジムIIIエウリュアレ フルアーマー・ジムIII |
ディナ・キム・ギンザエワ | 月刊ガンダムエース2023年4月号 | |
08 | ティグリス ティグリスII |
ディナ・キム・ギンザエワ | 月刊ガンダムエース2023年5月号 | |
09 | ヘビーガンII | ファレス・ムアワッド | 月刊ガンダムエース2023年6月号 | 編集部、ディナの苗字の誤記を謝罪。 |
10 | Gカスタム プロト・ハーディガン |
フェレス・ムアワッド | 月刊ガンダムエース2023年7月号 | MSA-0120のペットネーム「ドライグ」が言及される。 |
11 | ギラ・ドーガ改 (リア・ドーガ) ギラ・ドーガ改 (シャルル機) |
ゲトル・デプレ | 月刊ガンダムエース2023年8月号 | |
12 | ジムIII(ボッシュ・ウェラー専用機) | ディナ・キム・ギンザエワ | 月刊ガンダムエース2023年9月号 | |
13 | スターク・ジム | ジルベール・バソレ | 月刊ガンダムエース2023年10月号 | |
14 | STガン | ジルベール・バソレ | 月刊ガンダムエース2023年11月号 | |
15 | ザクIII高機動型 | ディナ・キム・ギンザエワ | 月刊ガンダムエース2023年12月号 | フォンセ・カガチによるアメリア自由党議員らへのギロチン刑が報じられる。 ジルベール・バソレ、サイド1に亡命。 |
16 | RFグロムリンII グロムリンII |
カシム・アクチュラコフ | 月刊ガンダムエース2024年1月号 | アクチュラコフ、自宅で変死体で発見される。 MMM編集部は故人の遺志を尊重し原稿の訂正を行わず原文のまま記載。 |
17 | ATMS計画 | ディナ・キム・ギンザエワ ジルベール・バソレ カシム・アクチュラコフ ファレス・ムアワッド ゲトル・デプレ |
月刊ガンダムエース2024年2月号 | アメリア編集部がガチ党秘密警察によって書類送検される。 宇宙世紀147年1月号に記載された新春座談会の再掲。 |
18 | ハーディガン・ナイトレイド | フェレス・ムアワッド | 月刊ガンダムエース 2024年3月号 | |
19 | ガンダムF90 ガンダムF89 |
ディナ・ キム・ギンザエワ | 月刊ガンダムエース 2024年4月号 | ガチ党による政治改革が進行。 サイド2・サナリィ、ベスパへ再編。それに伴いイエロージャケットもベスパ傘下に改編される。 |
各ライター
- カイン・グレイシャー
- VOLUME01に寄稿。MSジャーナルを「フォン・ブラウンの柔弱な政府に唯々諾々としたがう『MSジャーナル』誌」と蔑視している。F90Nタイプのハルファイターに使用されているサイコフレームの出所が木星船団による独自開発、そして同船団からサナリィへの譲渡にアメリア議会のある議員が関わっている事を突き止め、次号で解説すると予告したが、その後、交通事故にあい急逝する。
- ディナ・キム・ギンザエワ
- VOLUME2より寄稿。MMMの主要ライター。幅広いメカニックについて精通し、マルティン教授との対談でも「読者向け」の追求を忘れない。
ボンボン版『Vガンダム』に登場したギンザエフの妻。本企画において新たにキャラクター設定が設けられた。 - マルティン・クレフェルド教授
- 本企画に幾度も寄稿しているサイド2きっての軍事評論家。VOLUME05にてディナと対談。対談後、次回の対談でガチ党に関する興味深い報告をすると約束したものの、3日後に自宅火災により死亡する。
- フェレス・ムアワッド
- VOLUME09~10に寄稿。用兵史家。MMM編集部のライター陣の中では現実派として知られている。
- ゲトル・デプレ
- 『機動戦士Vガンダム』の登場人物。キャラオケが趣味のサイド2の現役将校で、記事の節々でサイド間の経済格差について嘆く発言が多い。VOLUME11に寄稿。
- ジルベール・バソレ
- VOLUME13~14に寄稿。その内、VOLUME14は「神聖同盟」のM・M女史から多大な助言を得ている。寄稿後、サイド1に亡命してガチ党を非難する記事を発表した。サイド2に残った家族はギロチン刑に処され、財産も公売に回された。
- カシム・アクチュラコフ
- VOLUME16に寄稿。他者とは異なる独自の歴史観・世界観を持った作家気取りのオカルトライターで、それを前面に押し出した記事内容を読者から「オカルト雑誌と勘違いしている」と批判されており、MMM編集部も、アクチュラコフの歴史観は同誌及び執筆陣のそれと一致しないことを表明している。RFグロムリンIIに関する記事の寄稿後、自宅の浴室で両目に銀貨を、口に塩を詰め込まれた変死体で発見されるも、アメリア警察は自殺と発表した。
関連作品
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 本編。本連載は同作に登場した機体の解説を主としている。
- 月刊MSジャーナル
- 本連載企画のオマージュ元。雑誌「B-CLUB」で連載されていた『F90』~『F91』関連の連載企画で、宇宙世紀0120年代に刊行されていた軍事情報誌という体裁になっている。本企画においても引き続き刊行されている扱いになっている。