「ティエレン宇宙型」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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[[人類革新連盟]]が宇宙用小型MA「[[シャオショウ]]」に代わる機体として開発した宇宙用の量産型[[モビルスーツ]]
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[[人類革新連盟]]の宇宙用量産[[モビルスーツ]]。人革連は宇宙型MSの開発で遅れを取っており、ティエレン以前に広く使用されていたMSJ-04[[ファントン]]は化石燃料タイプの機体であり、実質宇宙型は存在しなかった。本機は[[太陽光発電紛争]]の激化にともない、宇宙での戦闘に対応するために開発され、それまで使用されていた宇宙用小型[[モビルアーマー]]MAJ-S08[[シャオショウ]]に代わって登場した。
  
[[ティエレン地上型]]をベースにしており、各部に推進や姿勢制御用のバーニアを装備している。また、脚部には推進剤である水を搭載したタンクが装着されており、シールドの代わりとしても使用される。その他は地上型との違いはあまり見られない。
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その採用から既に十年以上が経過しているが、細部改良を繰り返す事で現役で使用され続けている。一部機能はかなり旧式となっているが、使い込まれた技術は信頼度が高く、まれに故障した場合でも修理対応も容易である。
  
無重力の宇宙空間ではティエレンの弱点であった「鈍重さ」がほぼ関係なくなるため、重装甲で俊敏なこの機体は他陣営にとって注意すべき存在となった。
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両足に装着されたタンクには水が詰められており、これはそのまま推進剤として使用されるだけでなく、シールドの代わりにも使用される。通常は片足に一本ずつ装備しているが、長距離移動の際には複数本を連結して使用する事もある。
  
ちなみに、本機のコクピットは常に真空となっており、ヘルメットディスプレイに繋がれた空気注入チューブから空気を送り込み、パイロットスーツを与圧するシステムとなっている。
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人革連においてティエレンタイプの機体は、バリエーションが豊富ながらその操縦システムの統一化により、非常に操縦しやすい機体となっている。宇宙型は地上とはまったく異なる宇宙環境での運用のため、その操縦法にも大きな違いがあるが、他陣営に比べ、ティエレン宇宙型なら倍以上のスピードで熟練出来ると言われている。一方で、人革連においても[[ティエレンタオツー]]に[[全天周囲モニター|全周モニター]]が採用されるなど、新たな操縦系の模索も行われているが、全周モニターは情報処理両が多く、一般パイロットによる操作には向かないとされ、さらなる改良の余地を残していた。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;[[機動戦士ガンダム00]] (1stシーズン)
 
;[[機動戦士ガンダム00]] (1stシーズン)
:初出作品。主なパイロットは[[ミン]]中尉。[[人類革新連盟]]の主力機として運用されている。<br />[[ソレスタルビーイング]]のガンダム鹵獲作戦に投入され、戦術と物量作戦で[[ガンダムキュリオス]]と[[ガンダムヴァーチェ]]を鹵獲寸前まで追い込むが、多数が撃破された。
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:初登場作品。[[人類革新連盟]]の宇宙での主力機として運用されている。<br />[[ソレスタルビーイング]]のガンダム鹵獲作戦に投入され、戦術と物量作戦で[[ガンダムキュリオス]]と[[ガンダムヴァーチェ]]を鹵獲寸前まで追い込むものの、多数が撃破された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
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;脚部タンク
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:脚部に装着された大型タンク。中に詰められた水はそのまま推進剤として使用されるだけでなく、シールドの代わりとしても使用される。長距離移動の際には複数本を連結して使用する事もある。
 
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;カーボンネット
:左脇に装備。ガンダム鹵獲作戦時に使用。
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:左脇下に装備されるオプション兵装。発射後、先端が四基のロケットを持つ網が展開される。網は[[Eカーボン]]製で高い強度を持ち、標的に絡まり自由を奪う。
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;カーボンワイヤー発射装置
:右脇に装備。ガンダム鹵獲作戦時に使用。
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:ロケット推進式のアンカー。Eカーボン製のワイヤーで繋がれており、MSで引っ張ることが出来る。
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;ジェル発射管
:腕部に装備。ガンダム鹵獲作戦時に使用。
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:腕部に装備可能な特殊装備。発射管から発射されたたまは、標的に接近後ジェルを照射。ジェルは敵の関節など可動部に付着した直後に硬化し、その動きを封じる。
 
 
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;200mm×25口径長滑腔砲(宇宙型)
;200mm×25口径長滑腔砲
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:ティエレンの主兵装である200mm×25口径長滑腔砲を宇宙用にカスタマイズしたもの。地上用との大きな違いは、砲身に装着されている二枚の放熱板にある。これは、超硬質のカーボン素材で作られており、近接戦闘用のブレイドとしても機能する。弾頭は徹甲弾をはじめ、「離脱装弾筒付翼安定徹甲弾」「榴弾」「対空散弾」「照明弾」「ロケットアシスト弾」等、様々な種類が用意されており、幅広い作戦に対応可能。また、主砲には同軸機銃として12.7mm機関砲が設置されている。
:本機の主兵装。腕部に装着して使用する。徹甲弾をはじめ、様々な弾頭が用意されている。宇宙型の物は砲身に放熱板が取り付けられており、ブレイドとしても使用可能である。
 
 
;12.7mm機銃
 
;12.7mm機銃
:長滑腔砲に装備されている機銃。
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:長滑腔砲に設置されている同軸機銃。2,000m前後の距離で主砲弾の弾道と同期するように調整されており、発射する事で着弾点を正確に知る事ができ、主砲の命中力を高めている。
 
;30mm機銃
 
;30mm機銃
:左胸に内蔵されている。牽制用として使用される。
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:左胸に内蔵されている6銃身の機関砲。口径が小さく威力は弱いが、連射が可能であるため対空射撃や対人制圧用として使用され、対MS戦においても敵の破壊は無理でも牽制などに使用可能である。主力武装ではないが、広い用途を持ち、ティエレンの持つ汎用性を高める一つの要素となっている。なお、反対側である右胸には外部電源供給用コネクタが内蔵されている。。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==

2024年9月14日 (土) 08:13時点における版

ティエレン宇宙型
外国語表記 Tieren Space Type
登場作品 機動戦士ガンダム00
デザイナー 寺岡賢司
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スペック
分類 宇宙用量産型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 MSJ-06II-E
全高 18.2m
本体重量 127.5t
装甲材質 Eカーボン
開発組織 人類革新連盟
所属 人類革新連盟
主なパイロット ミン
人革連兵
テンプレートを表示

概要 

人類革新連盟の宇宙用量産モビルスーツ。人革連は宇宙型MSの開発で遅れを取っており、ティエレン以前に広く使用されていたMSJ-04ファントンは化石燃料タイプの機体であり、実質宇宙型は存在しなかった。本機は太陽光発電紛争の激化にともない、宇宙での戦闘に対応するために開発され、それまで使用されていた宇宙用小型モビルアーマーMAJ-S08シャオショウに代わって登場した。

その採用から既に十年以上が経過しているが、細部改良を繰り返す事で現役で使用され続けている。一部機能はかなり旧式となっているが、使い込まれた技術は信頼度が高く、まれに故障した場合でも修理対応も容易である。

両足に装着されたタンクには水が詰められており、これはそのまま推進剤として使用されるだけでなく、シールドの代わりにも使用される。通常は片足に一本ずつ装備しているが、長距離移動の際には複数本を連結して使用する事もある。

人革連においてティエレンタイプの機体は、バリエーションが豊富ながらその操縦システムの統一化により、非常に操縦しやすい機体となっている。宇宙型は地上とはまったく異なる宇宙環境での運用のため、その操縦法にも大きな違いがあるが、他陣営に比べ、ティエレン宇宙型なら倍以上のスピードで熟練出来ると言われている。一方で、人革連においてもティエレンタオツー全周モニターが採用されるなど、新たな操縦系の模索も行われているが、全周モニターは情報処理両が多く、一般パイロットによる操作には向かないとされ、さらなる改良の余地を残していた。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム00 (1stシーズン)
初登場作品。人類革新連盟の宇宙での主力機として運用されている。
ソレスタルビーイングのガンダム鹵獲作戦に投入され、戦術と物量作戦でガンダムキュリオスガンダムヴァーチェを鹵獲寸前まで追い込むものの、多数が撃破された。

装備・機能

特殊機能

脚部タンク
脚部に装着された大型タンク。中に詰められた水はそのまま推進剤として使用されるだけでなく、シールドの代わりとしても使用される。長距離移動の際には複数本を連結して使用する事もある。
カーボンネット
左脇下に装備されるオプション兵装。発射後、先端が四基のロケットを持つ網が展開される。網はEカーボン製で高い強度を持ち、標的に絡まり自由を奪う。
カーボンワイヤー発射装置
ロケット推進式のアンカー。Eカーボン製のワイヤーで繋がれており、MSで引っ張ることが出来る。
ジェル発射管
腕部に装備可能な特殊装備。発射管から発射されたたまは、標的に接近後ジェルを照射。ジェルは敵の関節など可動部に付着した直後に硬化し、その動きを封じる。

武装・必殺攻撃

200mm×25口径長滑腔砲(宇宙型)
ティエレンの主兵装である200mm×25口径長滑腔砲を宇宙用にカスタマイズしたもの。地上用との大きな違いは、砲身に装着されている二枚の放熱板にある。これは、超硬質のカーボン素材で作られており、近接戦闘用のブレイドとしても機能する。弾頭は徹甲弾をはじめ、「離脱装弾筒付翼安定徹甲弾」「榴弾」「対空散弾」「照明弾」「ロケットアシスト弾」等、様々な種類が用意されており、幅広い作戦に対応可能。また、主砲には同軸機銃として12.7mm機関砲が設置されている。
12.7mm機銃
長滑腔砲に設置されている同軸機銃。2,000m前後の距離で主砲弾の弾道と同期するように調整されており、発射する事で着弾点を正確に知る事ができ、主砲の命中力を高めている。
30mm機銃
左胸に内蔵されている6銃身の機関砲。口径が小さく威力は弱いが、連射が可能であるため対空射撃や対人制圧用として使用され、対MS戦においても敵の破壊は無理でも牽制などに使用可能である。主力武装ではないが、広い用途を持ち、ティエレンの持つ汎用性を高める一つの要素となっている。なお、反対側である右胸には外部電源供給用コネクタが内蔵されている。。

対決・名場面

関連機体

ティエレン宇宙型 (カタロン仕様)
本機の内、カタロンが運用する青色の機体。
ティエレン宇宙指揮官型
指揮官用に通信および情報処理能力を向上させた機体。
ティエレン地上型
ベース機。
シャオショウ
前任機。

商品情報

ガンプラ

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資料リンク

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