プロトタイプ・リック・ドムII

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プロトタイプ・リック・ドムII
外国語表記 Prototype Rick Dom II
登場作品
デザイナー カトキハジメ
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スペック
分類 宇宙用試作型モビルスーツ
型式番号 YMS-09R-2
全高 18.5m
本体重量 45.3t
全備重量 79.4t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,219kW
スラスター総推力 107,500kg
装甲材質 超硬スチール合金
開発組織 ジオン公国軍
所属 ジオン公国軍
主なパイロット アナベル・ガトー
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概要

ジオン公国軍が開発した試作型モビルスーツ統合整備計画によって開発されるリック・ドムIIのプロトタイプである。

機体性能自体はリック・ドムIIと大差ないが、外見はドム・トローペンと酷似しており外装が流用されたと推測される。

各種試験終了後はア・バオア・クー内のドックに格納された。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
第1話冒頭のア・バオア・クー戦にて登場。グワデンのドックに残っていた本機にガトーは搭乗して再出撃しようとしたが、デラーズに説き伏せられ搭乗することはなかった。ちなみにこの時点では本機に特に設定がなく、後の媒体で下記の小説版のデラーズ専用機設定の他に「ドム・フュンフ」として扱われるケースもあったが、これが後に混乱を招く事になった (余談の項参照)。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY (ことぶきつかさ版コミック)
上記シーンが描かれているが、コマの外に「※ ちなみにこのドムは地上用です」の注意書きがある。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY (小説版)
上巻にてデラーズ専用のカスタム機という設定が登場。以降、各媒体で「試作型リック・ドム (エギーユ・デラーズ専用機)」表記が用いられるようになる。
機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像
作中に「ドム・フュンフ」として登場。ジェラルド・シンクレアが搭乗している。
宇宙の蜉蝣2
一年戦争終結直後、カラマ・ポイントにてアサクラに逆上したシーマゲルググMを止めるためにガトーが搭乗し出撃している。この作品で「プロトタイプ・リック・ドムII」の名称および機体設定が用意された。

装備・機能

武装・必殺攻撃

ジャイアント・バズ
ドム系列の主兵装である360mm実体弾を発射する大口径バズーカ。
ラケーテン・バズ
ジャイアント・バズを改良した大口径バズーカ。防御用のアーマーが追加され、マガジン式になっている。
MMP-80
従来のザク・マシンガンに代わる主力武装。口径は90mm。
シュツルム・ファウスト
命中率は悪いが威力の高い手持ち式の使い捨てロケットランチャー。
ヒート・ソード
加熱式の実体剣。非使用時には背部にマウント可能。
拡散ビーム
左胸部に内蔵されているビーム砲。出力が上がったことにより信頼性が向上した。

対決・名場面

関連機体

リック・ドム
原型機。
リック・ドムII
本機の量産機。
ドム・トローペン
外見が酷似している。
ドム・フュンフ
本機の設定が定まっていなかった頃よく混同されていた機体。

余談

  • 本機の設定が定まっていなかった頃に名称の1つとして「ドム・フュンフ」が用いられていた本機だが、ムック「MSV The-Second-Generation」収録の「MSV対談」における書籍「MS大全集」への機体群の掲載に関する件 (100~101ページ)において「さすがに宇宙に砂漠用はいないだろう」⇒「脚部などがよく映っていない」⇒「これはドム・フュンフだ」という経緯があった事が語られている。機体バリエーションを増やす意図があったとの事だが、後にPS2用ソフト『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』に同名の後期型ドムが正式に登場したため、設定の混乱を招いてしまった。

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