レプス部隊
ナビゲーションに移動
検索に移動
レプス部隊 (Lepus Corps)
『機動戦士ガンダム バンディエラ』に登場するジオン突撃機動軍の部隊。
ジオン公国最強のサッカークラブ「オクラント・レプス」のエースストライカーとして活躍していたユーリー・コーベルを中心として結成された部隊で、部隊名やマークもそのサッカークラブから取られている。その実態は世界を熱狂させたユーリーの知名度を利用したプロパガンダ部隊であり、彼の活躍を伝えることでジオン国民を国威高揚させることを目的としている。そのため総帥府直々の任命でジオン国営放送従軍記者団が派遣されている。
プロパンガンダ部隊であるため供給される兵器は十分と言えるものではなくモビルスーツこそ配備されているが、その全てがザクIIであり、基本的に単艦での行動を余儀なくされている。またユーリーを除いたMSパイロットも経験不足と言え、それがユーリーに多大な負荷を負わせていた。
ジオン公国軍の主要作戦には投入されず、基本的に小規模な戦闘を行う。また国民に活躍を喧伝するために慰労会や軍事パレードにも参加することがあり、大規模作戦の目逸らしにも使われる。
なおこの部隊が結成される理由となったのは、別便に乗っていたユーリー以外のサッカークラブのメンバーが乗った旅客機が戦闘に巻き込まれ死亡したためだが、戦闘宙域にいた理由は不明とされている。この「不運な事故」は国民に反連邦意識を植え付けるべくキシリア・ザビが狙って引き起こしたことが示唆されている。
登場作品
- 機動戦士ガンダム バンディエラ
- 初出作品。オデッサ作戦進行中にはソロモン近傍に物資を輸送していた地球連邦軍の艦隊を壊滅させ、その活躍を称えるためサイド3で慰労会が行われた。オデッサ基地陥落後にはサイド5の暗礁宙域に存在する連邦軍の補給物資一時保管場所を襲い、劣勢ながら撃退することに成功。グラナダ駐屯後には地球に降下し、オデッサから逃れた要人の護衛と宇宙脱出を行う任務を行った。カイロからアデン宇宙港に向かうその航路は連邦軍の占領下にあったが、ユーリーとクラウデンの活躍で大きな被害を被ることなく成功させた。11月30日にはジャブロー攻略作戦の目逸らしを兼ねた軍事パレードがキャリフォルニアベースで行われることとなり、ユーリーも専用ザクと共に参列した。しかし連邦軍の急襲を受け基地の戦力は壊滅。ユーリーも新型ガンダムの前に完敗したが、ユーリーは無事であり連邦軍もこのことを公にできなかったことから軍事パレードは成功したと国民には伝えられた。同時期にジャブロー攻略作戦が失敗したことから宇宙に撤退することとなり、グラナダで戦力の補充を行った。ソロモン陥落後はキシリア・ザビの命令で不在の間のグラナダ防衛を一任され、グラナダを通りア・バオア・クーへ向かう連邦艦隊の迎撃を行うこととなった。
構成員
- ユーリー・コーベル
- MS部隊の隊長。階級は中尉。
- セリダ・ミルウェイ
- MS部隊の隊員。階級は一等兵。ユーリーの精神的ケアを目的にサイド3で慰労会が行われた際に入隊した。
- リーゼイ / ウルスラ / トロ
- MS部隊の隊員。
- ダイアー / オベル / ミンニヤ
- 隊員。
- クラウデン・マリン
- 地球で追加加入したMS部隊の隊員。階級は少尉。ユーリーがサッカー選手だった時の監督でもある。
- ジョウイ・コットン / レモ・ラリック
- 地球で追加加入した隊員。階級はそれぞれ伍長と軍曹。
- アントレ
- レプス部隊の母艦の艦長。階級は中佐。
- エリーズ
- 女性士官。アントレとはレプス部隊に配属される前からの付き合い。隊員から慕われており、皆階級ではなく「エリーズさん」と呼ぶ。
保有戦力
関連用語
- ジオン軍
- レプス部隊の所属軍。