概要
グレミー・トトがコールド・スリープから目覚めさせた女性。その正体は元フラナガン機関の研究員であり、ペッシェ・モンターニュのオリジナルとなる人物。そのため、容姿など共通する部分が多い。
ニュータイプの存在が確認される以前からニュータイプの研究をしており、その存在と自身の理論を証明するため、ありとあらゆる実験を行った。その結果、自身はニュータイプ能力を獲得することができたが、その過程で行われた度重なる自身への強化実験や、自身のクローンを含めた人間に対するおぞましい非人道的な実験を繰り返したことで精神的に病んでしまい、人間的に壊れてしまった。この様子を見たフラナガン博士は彼女をコールド・スリープさせ、グレミー・トトに封印を解かれるまで約9年もの間、長い眠りについていた。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
- 初登場作品。イベント「声なき声のささやきを」にて登場。「I」ではノン、リン、レイ相手にエンゲージゼロ・インコム搭載型のインコムを操り圧倒する。「II」ではペッシェ相手に量産型キュベレイで圧倒する。「III」ではマグナ・マーテルを駆り、エンゲージゼロ・ヨンファヴィンを駆るペッシェとの決戦に挑む。その過程で量産型キュベレイを撃墜するが、さらなる力を発揮したペッシェに撃墜される。
人間関係
- フラナガン
- フラナガン機関の代表。助手として活動していた。彼女をコールド・スリープさせる。廃棄処分ではなくコールド・スリープを選んだのは治療のためではないかとグレミーに推測されている。
- グレミー・トト
- 彼女をコールド・スリープから目覚めさせた。ペッシェとの決戦の前にはグレミーは自らの境遇と重ね合わせてある程度の理解者となっており、「人間として戻ってくるがいい」と言葉をかけられる。しかし、お互いに戦場で散ったため再開することは叶わなかった。
- 誰がグレミーに彼女の存在を教えたのは不明。イベントシナリオには出てこない元フラナガン機関の研究者とされるマガニーあたりだろうか。
- ローレン・ナカモト
- 元フラナガン機関の研究員。面識があったらしく、ネオ・ジオンに出戻った彼と言葉を交わす。
- ナナイ・ミゲル
- 彼女やローレンの研究する「リンク・サイコミュ」に対し敵対心をむき出しにする。ナナイ自身も「手に負える人材ではない」と評している。
- ペッシェ・モンターニュ
- 自身のクローンの一人。「出来損ないのイミテーション」として見下していた。
- ノン / リン / レイ
- プルクローンの中で失敗作扱いされる3人。彼女たちに対しても「失敗作」として見下す。実用レベルになった際に態度を変えて引き抜きを行おうとするもペッシェから「人間として生きる」ことを教えてもらった彼女たちからは拒絶される。
搭乗機体・関連機体
- エンゲージゼロ・インコム搭載型
- 「声なき声のささやきをI」で搭乗。
- 量産型キュベレイ
- 「声なき声のささやきをII」で搭乗。
- マグナ・マーテル
- 「声なき声のささやきをIII」で搭乗。
余談
- 小説版1stにおけるフラナガン博士のファミリーネームは「ロム」である。単なる偶然とは考えづらいが、グレミーも「フラナガン博士にとって君は……」と言いかけているあたり果たしてセリーヌとフラナガンはどのような関係だったのであろうか。
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