スターク・ジム
スターク・ジム | |
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外国語表記 | Stark GM |
登場作品 | 機動戦士ガンダムF90FF |
スペック | |
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分類 | デブリ破砕用モビルスーツ |
生産形態 | 改修機 |
型式番号 | MWS-19362GS |
頭頂高 | 18.0m |
全備重量 | 65.3t |
主動力 | 熱核融合炉 |
開発組織 | モノトーン・マウス社 |
所属 | コロニー公社 |
概要
本来、コロニー公社が軍事力を保有する事は厳しく戒められている[1]。だが、公社にはスペースデブリや隕石という宇宙を漂う漂流物そのものがテロリストや宙族とは別に「敵」として存在していた。これに対し、公社はアナハイム・エレクトロニクス社からスタークジェガンの購入を打診。連邦政府によってこの打診は阻止されたが、当時連邦議員を務めていたエンゲイスト・ロナを通じてミサイルポッド単体での購入を認めさせた。
スターク・ジェガンのミサイルポッドは独立したシーカーを備えた3基の中型ミサイルと2基の大型ミサイルからなり、後者は大質量隕石やデブリの破壊になくてはならない核弾頭の装備が可能だった[2]。しかし、核武装した高性能MSを軍以外が保有する事は大きな問題であり、そのため、ミサイルポッドの搭載母機として一年戦争時に運用されたジム・コマンドが選択され、改修はコロニー再開発企業のモノトーン・マウス社が担当。ダリー・ニエル・ガンズが主任設計者を務めた。
ジムIII用改装キットの一部を流用しつつジェネレーターをジムIIのものに換装し、背部バックパックをガンダムMk-II用のものに変更している。膝下には増加アクチュエーター及びアンプリファイア・エイダ、フィールドモーター・アンプリファイア、プロペラントタンク及び増加スラスターを搭載し、隕石迎撃に必要となる運動性と速力を担保している。
頭部は正面から見ると変化が無いように見えるが、頭部バルカン砲はダミーに置き換えられ、カメラアイ・ユニットは宇宙世紀0093年水準のものにアップデートされており[3]、大型化した頭部は飛来する隕石を正確に捉えるための複合センサーとFCSの複合体と化している。
腕部ユニットは用途上MSとの射撃戦や格闘戦を想定していないためベース機から変化しておらず、肩部装甲がミサイル・ランチャー搭載用に改装されたに留まる。
公社が武装化しようとした意図が奈辺にあったかはともかくモノトーン社の仕事は誠実であり、コロニーを危険から守るという任務に特化した設計は堅実なものであった。しかし、宇宙世紀0116年のトリムールティ事件で、当時建造中だったトリムールティの防衛を行っていた機体がレガシィとの戦闘に巻き込まれ、対MS戦を経験する事になった。この際、核弾頭を搭載したまま出撃していたが、対MS戦に有効性がなく、南極条約に違反する事からも核使用は行わないまま、自衛用ライフルと中型ミサイルのみで応戦している。
その後、スターク・ジムはその高性能を買われ、サナリィにも納入された。一部は第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)に核運用能力をオミットされた上で配備され、第一次オールズモビル戦役に参加したが、全機が火星軌道上の戦闘で喪失している。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 初登場作品。第37話にコロニー公社所属機が登場し、フォン・ブラウン教導団のギラ・ドーガ改 (リア・ドーガ)部隊と共にレガシィの襲撃部隊を迎撃した。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ビーム・ライフル
- ジムII等が装備するものと同型のビーム・ライフル。主に自衛用目的で装備されている。
- 3連装中型ミサイルランチャー
- 両肩に装備されているスタークジェガンのミサイルランチャー。コロニー公社はこのランチャー単体を購入し、その搭載母機としてスターク・ジムを調達した。
- 大型ミサイル
- ミサイルランチャーの側面に2基ずつ、計4基搭載可能な大型ミサイル。核弾頭の装備が可能であり、大質量隕石やスペースデブリの破砕を目的としている。
対決・名場面
関連機体
- ジム・コマンド宇宙用
- ベース機。
- プロト・スタークジェガン
- 両肩部のミサイルランチャーの流用元となる機体。
- ジムIII / ジムII
- ジム・コマンドより後発のジムシリーズ。改修に辺り改装キットやジェネレーターが流用されている。