フォビドゥンブルー
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フォビドゥンブルー | |
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外国語表記 | Forbidden Blue |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
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異名 | フォビドゥン・コフィン |
分類 | 水中機動試験型モビルスーツ |
型式番号 | GAT-X255 |
全高 | 17.47m |
主動力 | バッテリー |
装甲材質 | トランスフェイズ装甲 |
開発組織 | 地球連合軍 |
所属 | 地球連合軍 |
主なパイロット | ジェーン・ヒューストン |
概要
地球連合軍の試作型モビルスーツ。ザフトの水中戦用MSであるグーンやゾノに対抗するため、第2世代GAT-Xシリーズの1つであるフォビドゥンガンダムをベースに開発された、連合軍初の水中用MSである。合計4機が製造されている。
本機の耐圧はミラージュコロイドによる力場形成が可能なゲシュマイディッヒ・パンツァーに依存しており、力場が継続する限りは水圧を気にすることなく水中活動が可能とされている。但しその反面、独立した耐圧殻を持たないため、エネルギーが不足すると耐圧、及びTP装甲がダウンして機体そのものが水圧で圧潰する危険性がある。さらにこの問題点は、あくまでも試作機である、という理由から看過されている。このため開発に携わったテストパイロット達からは「フォビドゥン・コフィン(禁断の棺桶)」という仇名が付けられている。
後に制式化された量産機「ディープフォビドゥン」及び「フォビドゥンヴォーテクス」はこの問題点を解消するため、トランスフェイズ装甲(資料によってはオミットされているとも)に加え、コックピット周辺の装甲をチタン合金製の耐圧殻に変更している。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED MSV
- 出典元。主なパイロットはジェーン・ヒューストン。ヤキン・ドゥーエ戦役終盤では本機に搭乗した彼女がザフトの水中部隊に対して多大な戦果を挙げたことで知られている。これらの戦果によってジェーンは「白鯨」の異名で畏怖されるエースとなった。
戦後、南アメリカ独立戦争に際して対「切り裂きエド」のための戦力として招聘されるが、後に連合軍を離反して南アメリカ軍の戦力として活躍していく事になる(ジェーンは戦前のエドと恋仲であり、彼の真意を知った末に軍を離反したといわれている)。
装備・機能
特殊機能
- トランスフェイズ装甲
- 通常装甲とフェイズシフト装甲を組み合わせた二重装甲。通常装甲の裏側に圧力センサーを設置し、攻撃を受けた時にのみフェイズシフト装甲をアクティブ化させる事でエネルギー消費を抑えている。また通常装甲は色が変化しないので、敵機からエネルギー残量を把握されにくい。
- ゲシュマイディッヒ・パンツァー
- 本機及びベース機であるフォビドゥンガンダムに搭載されている、ミラージュコロイドの力場形成を応用した特殊装甲。本機のそれは耐圧用装甲アレイとも呼称され、水中活動や深部への潜航などの用途でも用いられる。機体周辺の水分子を制御し水圧を軽減すると同時に機体と水との摩擦を軽減、100ノットを上回る航行速度を発揮する事ができる。
- 変形
- 背部ユニットを頭部に覆い被せる事で強襲形態へと変形する。
武装・必殺攻撃
- 75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
- 頭部に内蔵された近接防御機関砲。ストライクガンダムやベース機に装備されている物と同じ。浮上時の戦闘用としてベース機から引き継がれた。
- 115mm機関砲「アルムフォイヤー」
- 両腕部に内蔵された武装。イーゲルシュテルンと同じくベース機から引き継いだ装備。
- トライデント
- 携行する三つ又の実体槍。
- スーパーキャビテーティング魚雷キャニスターポッド
- 背部シェル左右側面に搭載された魚雷ポッド。ソナー波よりも早く超音速で航行するスーパーキャビテーティング魚雷を発射する。
- フォノンメーザー砲
- 「フレスベルグ」から換装された、背部シェルに搭載されている主砲。
- テイルエクステンション
- アンカー(イカリ)、超長波アンテナ、曳航ソナー・アレイを内蔵した複合ユニット。背部シェルの構面から伸びており、「尻尾」を連想させる装備である。本機の開発当初、無音推進システムとして尻尾を回転させる案が構想が提出されていたが、後にキャンセルされている。
- 重刎首鎌 (じゅうふんしゅれん)「ニーズヘグ」
- 原型機では鎌状の携行武器であったが、本機ではゲシュマイディッヒパンツァー内部に2枚ずつ収納されている。使用時は鋏状に展開される。
対決・名場面
関連機体
- フォビドゥンガンダム
- ベース機
- ディープフォビドゥン / フォビドゥンヴォーテクス
- 本機を基に問題点を解消した上で新たに開発された量産機。