ハウゼリー・ロナ
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ハウゼリー・ロナ | |
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登場作品 |
プロフィール | |
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種族 | 人間 (スペースノイド) |
性別 | 男 |
年齢 | 35歳 (宇宙世紀0116年時) |
没年月日 | 宇宙世紀0118年 (暗殺) |
職業 | 連邦中央議会議員 |
所属 |
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称号 | ロナ家のプリンス |
概要
ブッホ・コンツェルン総帥マイッツァー・ロナの長男。勘がよく、父の言葉の隅々から彼の真の目的を洞察していた。
宇宙世紀0110年、伯父のエンゲイスト・ロナがコロニー公社副総裁に就任し、政界を引退すると、その政治基盤を受け継いでまたたく間に連邦安全保障会議の重鎮となる。地球からの例外なき強制移民の実行を訴えた「地球保全法案」や、富裕層の過剰な延命措置を禁止する「過当医療禁止法」を上程し、またフロンティア・サイドの再建設計画において、「豊かで懐かしい街造り」を提唱した事でスペースノイドからの熱狂的な支持を集めた。宇宙世紀0113年、彼の提出したこれらの法案は否決されるが、0116年に「地球保全法案」を再び上程。その際に政府幕僚や官僚が「不法滞在者」であると喧伝した事で彼らの怒りを買い、宇宙世紀0118年に事務所のあるホテル前で狙撃され、命を落とした。
幼少期にアクシズ・ショックを目撃して以来アムロ・レイをヒーローとして信奉しており、ニュータイプの可能性を信じていた。
安全保障会議の一員として連邦軍内にファステスト・フォーミュラを設立するよう働きかけた一方で、彼の提唱した地球保全法案は、移住を拒否する不法居住者を衛星軌道上からビーム攻撃を行うという過激さを孕んでいた。また、軍の小型MS開発計画に先んじてブッホ社の開発していたデナン・ゾンの開発データをサナリィとアナハイムへとリークし技術革新を促すなど、ロナ家の一員でありながら独自の思惑を以て行動していた。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダムF91 (小説版)
- 初登場作品。劇場版本編には登場せず、それ以前に命を落としていた事が語られている。
- 機動戦士ガンダムF91 プリクエル
- 第8話でカロッゾとマイッツァーの会話の中で言及される。ナディアの出奔を容認する代わりに、カロッゾが彼を家に戻すようマイッツァーに上申したが、その直後、彼は凶弾に倒れる事になった。
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 第24話より在りし日の本人が登場。本作の黒幕の一人であり、サナリィ、アナハイム、ファステスト・フォーミュラなど様々な組織に根回しを行い、木星にもパイプを持つなど、強い存在感を示している。
人間関係
ロナ家
- マイッツァー・ロナ
- 父。年に一度会うか会わないかの仲だが、それでも理想は通じ合っていると信じていた。
- エンゲイスト・ロナ
- 伯父。彼の政界引退を機に、その政治基盤を受け継いだ。
- ナディア・ロナ
- 妹。
- カロッゾ・ロナ
- 年上の義弟。ナディアの出奔後も入婿の彼を家族として受け入れ、親密な態度で接している。カロッゾもハウゼリーを心の拠り所としており、彼の死が後の暴走を促したとも言える。
- テス・ストウクラッツ (テス・ロナ)
- 妻。ロンデニオンで結婚式を挙げ、その様子は盛大にテレビ中継された。ハウゼリーの死後は狂乱し、その後認知症となったとされる。
- シェリンドン・ロナ
- 娘。後にコスモ・クルス教団を纏める役を与えられる。
- ディナハン・ロナ
- 息子。
地球連邦軍
- ディル・ライダー
- ファステスト・フォーミュラの隊員。彼の「一番のファン」と称し、便宜を図っている。
- アムロ・レイ
- 元ロンド・ベルのエースパイロット。彼の見せた奇跡を目撃した事で、彼を信奉するようになる。
その他
名台詞
機動戦士ガンダムF90FF
- 「サイファーがMSA-0120で仕掛けた映像は
安全保障会議のF9量産プロジェクトを承認させるだけのショックがあった」
「反連邦主義者たちがMSA-0120相当の――次世代小型MSを手に入れたら到底RGM-109では対応できない…とね」 - 『F90FF』第24話。安全保障会議に小型MS開発を活発化させるべく、「FF隊を襲撃するMSA-0120」を演出した事をカロッゾに打ち明ける。
- 「そして可変速粒子砲とビーム・シールドを備えたF9シリーズはそれに対抗するに足る」
「…実戦はどんな愚昧にも理解できるアピールということだな…」 - 同話。サイド2でのガンダムF90-Vタイプの戦果に、満足そうな笑みを浮かべる。
- 「全高14m級 ビーム・シールド装備
出力は25mガンダムをも超える4000kw超」
「ブッホ・エアロダイナミクスの技術陣の到達目標を同社が共有してくれたことで」
「私たちは労せずして彼らの試行錯誤を吸収できた」
「F90にせよMSA-0120にせよジオン残党どもを相手にできる程度のマシーンでは困るのだ」
「それでは真の技術革新は訪れない」 - 同話。軍のコンペティションに先駆けサナリィとアナハイムにデナン・タイプの開発データをリークした事を語る。そして、その情報のリークは自分たちの技術を押し上げる事になる事を見越しての事だった。
- 「地球の運営に不可欠な人口…西暦元年まで地球総人口を戻すことが我々の贖罪だとギレン・ザビはいった」
「連邦軍とマン・ハンターを掌握できれば私は最小限の流血でそれを成せるだろう」
「そうすれば父のクロスボーン・バンガードも世直しのために働く尖兵となる」 - 同話。議会政治を通じて連邦軍とマン・ハンターを掌握する事で、ロナ家の理想実現を図ろうとするハウゼリーの考えが見て取れる。