機動戦士ガンダム シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊
機動戦士ガンダム シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊 | |
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読み | きどうせんしガンダム シルエット・フォーミュラ フォーミュラナインティワンのぼうれい |
著者 | 岩村俊哉 |
原案 |
矢立肇 富野由悠季 |
構成・設定 | 二階堂いずみ (設定協力) |
協力 | バンダイ |
掲載誌 |
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話数 | 1話 |
概要[編集 | ソースを編集]
少年漫画誌『コミックボンボン』1992年12月号増刊「冬休みジャンボ増刊号」に掲載された、岩村俊哉氏による読み切り漫画。
模型企画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』で発売されたガンプラ「1/100 クラスターガンダム」のインストに掲載されているストーリーテキストが下地となっており、フロンティアIにおけるウォルフ・ライルの潜入任務とクラスターガンダムの戦いが描かれている。また、テキストに無い要素として漫画オリジナルのキャラクター、死神三銃士(デス・ガンズ)が登場している。
ただ、主人公ウォルフのお調子者ぶりやハチャメチャな戦いぶり、西部劇の出で立ちをしたデス・ガンズなどギャグテイストの強い作風なのが特徴であり、後に岩村氏が手掛けその原作崩壊ぶりで有名となった『コミックボンボン版Vガンダム』の片鱗が伺える。加えて国民的バトル漫画『ドラゴンボール』を強く意識したであろう作画になっており、各キャラクターの容姿はドラゴンボールの登場人物を彷彿とさせるものとなっている。
本作は2006年にGレジェンドコミックスの『ガンダム短編集2』にコミカライズ版『0083』と共に収録された他、コミックボンボンでの掲載から30年以上が経った2024年には『機動戦士ガンダムF90クラスター』でクラスターガンダムが主役機の1機を務め、デス・ガンズとの戦いも展開。プロローグの1シーンの作画は岩村氏が担当している。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0123年3月31日。ガンダムF91によってラフレシアが撃墜されてからすぐ後、フロンティアIではクロスボーン・バンガードの精鋭「死神三銃士」がコロニー制圧に乗り出し猛威を振るっていた。
一方、上官からの命令でコロニーに潜入した連邦軍のウォルフ・ライルは敵に見つかりながらも目的のメモリーチップの回収に成功。デス・ガンズの一員、ドドンガを仕留めてコロニーから脱出する。敵に追われながらもコアブースターで指定された暗礁宙域に逃げ込んだウォルフを待っていたのは新型のガンダムだった!
登場人物[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
- ウォルフ・ライル
- クラスターガンダムのパイロット。少年漫画らしい熱血キャラだがお調子者でもあり、絶体絶命の状況も軽いノリで乗り越える。機密資料の証拠隠滅に使う火薬の量を間違えて施設ごと爆破してしまうなどドジな部分もチラホラ。
- 大佐
- ベルファスト連邦軍基地の大佐。ウォルフの上官だが名前は不明。ガンプラのインストで技師長が呟いていた台詞は、本作では大佐が物語を締めくくる台詞となっている。
- ラウル大尉
- 大佐の部下。連邦軍きっての問題児であるウォルフに任務を任せた大佐に異議を申し立てた。
死神三銃士[編集 | ソースを編集]
- ガンマッド
- デス・ガンズのリーダー。テンガロンハットに葉巻、口髭などダンディな容姿が特徴。冷静沈着な性格で血気盛んなメンバーのまとめ役。
- イアン
- デス・ガンズの紅一点。ツインテールが似合う美少女だがドドンガと同様、捕虜をゲーム感覚で射殺する冷酷な性格。
いわゆる18号ポジション。 - ドドンガ・ドン
- デス・ガンズのメンバーである大柄な男。横暴な性格でデブと呼ばれると激怒する。
ぶっちゃけドドリアさん。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
関連作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91
- 大元の企画。本作はガンプラ「1/100 クラスターガンダム」のインストに掲載されているストーリーテキストが原案となっている。
- 機動戦士ガンダムF90クラスター
- 『機動戦士ガンダムF90FF』の後継作品。本作の戦いもストーリーの一環として組み込まれている。
- 機動戦士Vガンダム (コミックボンボン版)
- 岩村氏が手掛けた『機動戦士Vガンダム』のコミカライズ版。本作以上の滅茶苦茶なストーリー展開になっている。2024年11月26日発売の新装版には併せて収録されている。