ウォルフ・ライル |
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外国語表記 |
Wolf Lyle |
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登場作品 |
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デザイナー |
岩村俊哉 |
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地球連邦軍に所属するMSパイロット。
宇宙世紀0123年3月にはサナリィの機密データの回収という特殊任務を受け、クロスボーン・バンガード(C・V)により制圧されたフロンティアIの内部にあるサナリィの研究所に潜入した。数枚の図面とデータディスクを回収し、残りの資料の焼却を済ませるものの、C・Vの警備隊に見つかったため研究所から逃げ出し、隠してあったコア・ブースターでコロニー外へと脱出。コア・ブースターに登録されていた次の指令に従って暗礁宙域の指定ポイントに向かい、そこに待機していたクラスターガンダム本体とドッキングし、相手をガンダムF91だと誤認し動揺したC・Vの追撃隊を撃破。無事任務を完遂している。
- 機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91
- 設定の初出。ガンプラ「1/100 クラスターガンダム」取扱説明書のショートストーリーにおいて名前のみ登場。フロンティアIへの潜入からクラスターガンダムで追撃隊を全滅させるまでの活躍が語られている。また、パッケージ絵や説明書には機体もしくはウォルフの物と思わしき「翼を生やした虎(あるいはグリフォン)」のエンブレムが描かれている。
- 機動戦士ガンダム シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊
- 初登場作品。漫画作品への登場に伴い、容姿や性格などが設定された。ただ、漫画がドラゴンボールのような作風故に前髪だけ金髪に染めた頭髪、大きく描かれた目など、顔立ちが熱血主人公のそれになっているのが特徴。性格についても「連邦軍きっての問題児」と問題視されるほどのお調子者かつドジだがここぞという場面では本気になるという典型的な熱血キャラである。
作中ではサナリィの研究所から脱出した際にデス・ガンズと対峙し、利き腕を負傷しつつもメンバーの1人、ドドンガ・ドンを討ち取りコロニーを脱出。クラスターガンダムへのドッキングを完了し、ガンマッドとイアンの連携術の前に苦戦しつつもガンダムのパワーとコロニーミラーの残骸を使った奇策で見事勝利した。任務を完了した後は帰還するべく宙域を離脱していった。
- 機動戦士ガンダムF90クラスター
- Prologueの『フォーミュラ91の亡霊』パートにて登場。クラスターガンダム本体とドッキングするシーンが描かれており、このワンシーンは元の漫画と同様、岩村氏が作画を担当している[1]。
- 技師長
- 「1/100 クラスターガンダム」取扱説明書におけるウォルフ以外の登場人物。「コア・ファイターにはまだまだ無限の可能性が秘められている」とウォルフに任務の重要性を説き、「いつか、コア・ファイターそのものが、ガンダムと呼ばれる日が来るやも知れん……」と独り言のように呟いている。
- 大佐
- 『フォーミュラ91の亡霊』に登場した上官。並外れた技量を持つウォルフに絶対の信頼を寄せており、ベルファスト連邦軍基地から宇宙にいるウォルフに指示を送った。同作では上記の技師長の台詞が大佐の台詞として用いられており、物語の〆を飾った。
- ラウル大尉
- 『フォーミュラ91の亡霊』に登場した大佐の部下。連邦軍きっての問題児であるウォルフに任務を任せた大佐に異議を申し立てた。
- ガンマッド / イアン / ドドンガ・ドン
- 『フォーミュラ91の亡霊』で対峙した死神三銃士(デス・ガンズ)の3人組。巧みな連携術はウォルフを苦戦させたが、それを上回るガンダムの性能とウォルフの力量の前に敗れ去った。
- 「この機体はF90と同じだ!」
- 「1/100 クラスターガンダム」取扱説明書より、ショートストーリー内での唯一の台詞。クラスターガンダム本体とのドッキングを完了したウォルフはモニターに表示された情報からその機体がF90関連の機体と認識。直後にビームバズーカで攻撃を開始し追撃隊を全滅させる活躍を見せた。
- 「――ったく!コアファイターたった1機でこさせやがって‥‥」
「メモリーチップだかポテトチップだか知らねーけどよ――」
「てきとーにすませて帰ろ」
- 『フォーミュラ91の亡霊』の初登場シーン。任務中にも関わらずポテトチップスを頬張りながら愚痴をこぼしており、直前に大佐が「彼ならきっと‥‥うまくやってくれる」と発言したシーンからの落差が酷い。ノーマルスーツの上からポンチョを羽織った姿もシュールである。
- 「残りの資料を燃やそうと思ったんだけどさあ‥‥」
「火薬の量まちがえちゃった」
- 同上。研究所の出口に辿り着くもデス・ガンズと警備兵に挟み撃ちにされたウォルフは、警備兵諸共、背後の研究所を爆破。その豪快さにガンマッドも感心するが、実際には火薬の量を間違えたというオチだった。間違えたというレベルではないし、そもそも一体どこにそんな量の爆弾を抱えていたのだろうか……
- 「F91じゃねえ!!」
「この機体はガンダム‥‥」
「F90IIIだ――っ!!」
- 同上。シアンを倒した相手が「腰に2門のハイパワービームを持つ白いMS」…つまりラフレシアを倒したガンダムF91であると認識し最後の勝負を挑んできたガンマッドに対して。この際、突如として複数の残像(というよりは分身)を生み出し攻撃を仕掛けようとしたものの、ガンマッドのショットランサーの一振り(振ったコマではビーム・サーベル)で全ての残像をかき消されるという謎の技の応酬となっている。
- 「違うな」
「…こいつは」
「F91じゃねぇ」
「――7年の時を経て完成した 最新最強のガンダム――」
「F90IIIY クラスターガンダムだ!」
- 『F90クラスター』ではこちら。同作ではドッキング中を狙ってきたガンマッドの攻撃をビームシールドで防御。ビームシールドを持つガンダムから「カロッゾ閣下を討ち果たした白い機体」と認識したガンマッドに対する名乗りとなっている。表情についてもキリッとした顔で描かれており、なかなか凛々しい。
- クラスターガンダム
- 搭乗機。