ガンダムベルフェゴール

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ガンダムベルフェゴール
外国語表記 Gundam Belphegor
別表記 ガンダム・ベルフェゴール
登場作品
デザイナー 石垣純哉
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スペック
分類NT用NT専用モビルスーツ
型式番号 GB-9700
GB-9999 (GジェネFなど)
頭頂高 20.0m
本体重量 10.5t
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
開発組織 旧地球連邦軍
所属 旧地球連邦軍 ⇒ フリー
主なパイロット カイ
シアン・リンデン
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概要[編集 | ソースを編集]

ゲーム『SDガンダム GGENERETION』シリーズに登場するゲームオリジナル機体。

第7次宇宙戦争後期に旧地球連邦軍によって開発された対ニュータイプ用のニュータイプ専用モビルスーツ。大戦において旧連邦軍・宇宙革命軍を問わずニュータイプの存在は非常に大きなものとなっており、特に一般兵士に与える心理的影響は戦闘の勝敗に関わるほど深刻なものとなっていた。そのため敵のニュータイプ兵士を倒す事は実際の戦果以上の効果をもたらす事に繋がるため、それを踏まえて旧連邦軍は「ニュータイプを倒すためのニュータイプ専用モビルスーツ」として本機を開発するに至った。

その開発経緯故にコストを度外視した高性能が追求されており、対ビット用連装ヒートワイヤー、接近戦用のクローアーム、砲撃戦用のソニックスマッシュ砲などを装備しあらゆる局面で絶大な戦闘力を発揮する機体となっている。また同時期のガンダムと同じくニュータイプ対応の「フラッシュシステム」が搭載されているが、本機の場合はビットモビルスーツの制御ではなく機体制御に用いられているため従来既存のモビルスーツを遥かに凌駕する性能を誇る。

反面、パイロットの安全性は考慮されておらず高速運動時に発生する強烈なGや機体制御に要する多大な負担などについて対処は充分に為されていない。これは敵ニュータイプだけでなく、本機に搭乗するパイロットであるニュータイプも殲滅対象であるが故の仕様であり、パイロットは使い捨ても同然の扱いとなる。

正式な戦闘記録は残っていないものの、本機は大戦末期に実戦投入され、宇宙革命軍の地球侵攻作戦を何度も阻止したと伝えられている。戦後は政府再建委員会によって本機をベースにガンダムヴァサーゴガンダムアシュタロンなどのガンダムタイプが開発された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

SDガンダム GGENERATIONシリーズ
出典元。「F」で初実装された。初出時の機体名表記は「ガンダム・ベルフェゴール」で、ゲーム中の大出力ビームサーベルの演出で型式番号が「GB-9999」である事が確認できた。ただ、下記の『UNDER THE MOONLIGHT』の後に発売された「ポータブル」以降のシリーズでは型式番号が「GB-9700」に変更され、「WARS」以降は機体名から中黒を取った「ガンダムベルフェゴール」表記が主流となっている。
機動新世紀ガンダムX ~UNDER THE MOONLIGHT~
ライバルであるカイの搭乗機として登場。機体名は中黒無しの「ガンダムベルフェゴール」表記で、型式番号が「GB-9700」に設定されている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

フラッシュシステム
ガンダムタイプのMSに搭載された、ニュータイプのみが起動できるシステム。本機では機体制御に用いられるため、非ニュータイプでは本機の性能を引き出すことはできない。ゲーム中は「リミッター解除」を使用した際の画面表示で起動状態に入るのが確認できる。なお初出の『GジェネF』では同様の演出で「FLASH SYSTEM XII[1]」と、語尾に「XII (ローマ数字で12)」が付記されているのが確認できる。機体の背部にもXの下にIIを描いたマークが記載されており「2番目のX」と読み取れなくもない。

武装[編集 | ソースを編集]

ビームサーベル
近接戦闘用のビーム兵器。グリップは四角柱型で、ガンダムXの物に似た両腰のサイドスカートのホルダーに1基ずつ収納されている。ゲームでは未実装となっており、『UNDER THE MOONLIGHT』でも未使用となっている。
ヒートワイヤー
手部に内蔵されている攻撃用及び対ビット用装備。手部から射出した複数のワイヤーで敵機を切り裂く切断武器としての用途の他に、敵ニュータイプ機の操るビット兵器を絡め取り無力化・破壊する対ビット用兵装としても運用可能。後にブリトヴァが似たような武装を装備している。
ストライククロー
肩アーマー上部に折り畳まれてる鉤爪状の大型クロー。延伸用腕部を展開する事によって多関節で長い腕に変形する。
大出力ビームサーベル / クロービーム砲
各クローの掌部分に大型ビームサーベル発生器が内蔵されており、上部にはビーム砲が1門搭載されている。
アトミックシザース
両脛部に折り畳まれている延伸腕武装。ソニック・スマッシュ砲の発射時には地面に打ち込んでジャッキとする。また、先端のシザース部の内側の刃はヒート化する。
ソニックスマッシュ砲 (ダブルソニックスマッシュ砲)
胴体に計3門(腹部1門、胸部左右1対2門)内蔵されている大型ビーム砲。使用時には胸部のハッチが開放、腹部が延伸しそれぞれの砲口が露出する。絶大な火力を誇るが反動が強いため地上では上記のように固定する必要がある。

その他 [編集 | ソースを編集]

バスターソード
『UNDER THE MOONLIGHT』でのみ装備している大型の実体剣。一緒に行動していたセプテムの形見として使用している。

必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

リミッター解除
Gジェネシリーズにおける必殺技。シリーズによっては大出力ビームサーベルの演出として取り入れられている。
OSの起動画面が立ち上がるのと共に胸部パーツとカメラアイが赤く発光し、ゲーム画面中央に赤文字で「敵ノ殲滅ヲ最優先トスル」の表示が出現。クローを展開し、敵に容赦ない連撃を食らわせる。その際の攻撃の流れはシリーズによって若干の差異があるが、基本的に「クローで攻撃した後、ソニックスマッシュ砲でトドメを刺す」流れとなっている。
起動演出についても「GジェネF」では上記した「FLASH SYSTEM XII」の表示が見れる他、「GジェネWARS」では最初は別機体であるはずのガンダムXのOS画面が表示されていたのが突如暗転。直後、本機のOSに切り替わり、リミッターが解除されるという意味深な演出となっている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムヴァサーゴ / ガンダムアシュタロン
本機をベースに政府再建委員会が開発した後発機。
ガンダムX
旧連邦軍が開発した他のガンダムタイプ。胸部や腰部サイドアーマーの形状などに類似点が見られる他、「GジェネWARS」のリミッター解除の演出などから、技術面で何らかの関連性がある事が窺える。

余談[編集 | ソースを編集]

  • デザインワークス集「石垣純哉仕事集 ROBOの石」57ページに本機の画稿が掲載されているが、そこの説明書きで石垣氏は「顔はデビルマンのイメージです」と明かしている。実際、V字アンテナとは別に額から横に伸びるパーツがデビルマンのデビルイヤーに似た形状である事が見て取れる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 実際のゲーム画面では頭の「FLA」が見切れている