ガンダムX魔王

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ガンダムX魔王
外国語表記 Gundam X Maoh
登場作品 ガンダムビルドファイターズ
デザイン 石垣純哉
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スペック
分類 モビルスーツガンプラ
型式番号 GX-9999
全高 17.1m(ビルダーの独自設定)
重量 7.6t(ビルダーの独自設定)
主動力 プラフスキー粒子
装甲材質 プラスチック
パイロット ヤサカ・マオ
ガンプラビルダー ヤサカ・マオ
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概要[編集 | ソースを編集]

ヤサカ・マオが製作したガンプラ。『機動新世紀ガンダムX』に登場するモビルスーツガンダムX」のガンプラ「HGAW 1/144 ガンダムX」をベースとしており、機動性と火力を高いレベルで両立させている。イオリ・セイ曰く「強襲用の改造が施されている」との事。

ほぼ全身に手を加えており、最大の特徴としてガンプラ心形流の技術が取り入れられており、リフレクトスラスターを追加。プラフスキー粒子を応用した技を使う事も可能でこれが本機の強さの源とされている。その分、乗りこなすには相応の技量が要求され、マオの技量があって初めて本領を発揮できる。

名称の「魔王」はマオの名前と機体の凄まじい破壊力を引っ掛けたダブルネーミング[1](ダブルミーニングの誤り?)とされる。

ちなみに、マオがベース機としてガンダムXを選んだのはサテライトキャノンの破壊力に魅せられた為とされ、より使い勝手が良くなるよう改造したのが本機である。ガンダムX魔王を象徴するハイパーサテライトキャノンは、本来ならばマイクロウェーブの受信が必要だが改造によりマイクロウェーブの受信をせずとも撃つ事が可能となっている。これはベースとなった機動新世紀ガンダムXでのサテライトキャノンは「いつでも使えるわけではない」という制限を加えることで劇中の使い方にメリハリをつけており、一方でガンダムビルドファイターズでは、ある程度自由に設定可能なフィールドの時刻や設定位置の気象状況などによって機体の有利不利が明確になってしまうため、この制限を無くし「いつ使うか」という切り札としての役割を持たせている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ガンダムビルドファイターズ
第5話から登場。ファイターはヤサカ・マオ
イオリ・セイビルドストライクガンダム フルパッケージ互いの脳内でガンプラバトルを繰り広げたが、決着はつかなかった。
辰造アプサラスIIIとのバトルでは苦戦を強いられるも、プラフスキー粒子を使った技術及びイオリ・セイアリーア・フォン・レイジ・アスナビルドガンダムMk-IIとの共闘で勝利している。
ガンプラバトル選手権世界大会にも出場し、第2ピリオドではファイターのマオの判断でセイ、レイジ組と手を組んで遭遇したダイ代表のルワン・ダラーラアビゴルバインと交戦。その戦闘で地上に降下したスタービルドストライクを追い、ドイツ代表のライナー・チョマーのガウをハイパーサテライトキャノンにて撃墜してリカルド・フェリーニウイングガンダムフェニーチェの窮地を救った。その後、突如現れたメガサイズのザクIIスタービルドストライクガンダムウイングガンダムフェニーチェと協力して交戦している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

サテライトシステム
月面基地からのスーパーマイクロウェーブを背中のリフレクターパネルで受信するシステム。リフレクターにはエネルギータンク的な機能がある。
ガンプラバトルにおいてはハイパーサテライトキャノンや魔王剣を使用する際のサポートとなる。
リフレクター
原型機同様背面に装備されているが当機では本来のバックパックユニットの上部ハードポイント2基を介し、バックパックユニットを被せる形で増設してそこから左右二枚ずつ装備し、原型機より干渉が少なくなる様に改造している。
リフレクトスラスター
機体の各所にスリット状に追加された各種エネルギーの変換装置で、スラスターも兼ねている物でプラフスキー粒子を圧縮して放出する事で敵機を吹き飛ばすといった使い方も可能。ベース機のリフレクターとエネルギーコンダクターの設定を応用した物。

武装[編集 | ソースを編集]

ブレストバルカン
胸部に4門内蔵。主な用途は威嚇や迎撃、敵機のセンサーの破壊等。
シールドバスターライフル
携行式のビーム銃で、両側面の装甲を展開する事でシールドとしても使用可能。なお原型機のHGAWではオミットされているグリップの折り畳みも再現(ただしプラモ版では再現されていない)
原型機ではバックパックの右下にマウント可能だったが、本機ではハイパーサテライトキャノン用アームが右下側に、左下側にはビームサーベルが装備されている為にマウント不可となっている。
大型ビームソード
ハイパーサテライトキャノンの後端部に1本マウントされている。通常のビームサーベルよりも大型のビーム刃を形成可能。
ビームサーベル
バックパックの左下ハードポイントに1本マウントされている。性能は標準的だが、エネルギーの消費を抑えながら戦える等使い勝手が良い。
ミサイルポッド
陸戦用に用意されたオプション武装。他のMSからの流用品で、エネルギーコンダクターを展開して現れるハードポイントに装備可能。劇中では対スタービルドストライク戦に際しての装備候補として台詞で触れられたのみ。
バルカンポッド
陸戦用に用意されたオプション武装。原型機のショルダーバルカンを流用した物でミサイルポッド同様展開式ハードポイントに装備可能。劇中ではミサイルポッド同様対スタービルドストライク戦での装備候補として台詞で触れられたのみ。
ハイパーサテライトキャノン
背部に1基装備されている大型のビームキャノン砲。前述の通りバックパック右下のハードポイントからフレキシブルアームで接続されており、様々な射撃姿勢で使用可能。発射時には原型機同様背中のリフレクターをX字に展開し、ガイドレーザーを胸部に受信し回線を確立しSMWをリフレクターに受信して発射する。その威力はベース機のサテライトキャノン以上と非常に高く、まさに一撃必殺。ただし長く大きな砲身は被弾し易くそれによって破損し易いのが弱点である。
スタービルドストライクとの対戦の最中、リフレクターにソーラーパネル機能を追加し太陽光エネルギー変換(厳密には周囲の粒子吸収)による速射も可能であることが明かされた。

その他 [編集 | ソースを編集]

スプレーガン
『BF』第13話で使用。ビームスプレーガンではなく塗装用のスプレーガン。世界大会の第3ピリオドのルールによって大会側が用意した装備。ただのスプレーガンである為、攻撃力は皆無で塗装や目眩まし位にしか使い道がなく第3ピリオドのルールを考えるとマオが引き当てたクジはラッキー7であると言うのにとんだ外れ武器である。尚、この装備は「ハイパーガンプラバトルウェポンズ」に付属している物である。
木槌
同じく『BF』第13話で使用。世界大会の第3ピリオドのルールによって大会側が用意した装備。本来はマオの対戦相手(ゼウスガンダム)が引き当てた武器ではあるが、マオが「対戦相手の武器を奪ってはいけないと言うルールは無い」と言うルールの裏をかいて、スプレーガンで目くらましをした隙に奪って使用した。尚、この装備は「祭ウェポン」に付属している物である。

必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

魔王剣
ガンダムX魔王最大の奥の手。ソーラーパネルによる粒子吸収とマイクロウェーブによるエネルギー供給を同時に行い、大型ビームソードにハイパーサテライトキャノンのアームを接続する事で巨大な真紅のビーム刃を形成する。この際普段は紫や青白い発光をするリフレクター・エネルギーコンダクター・リフレクトスラスターが赤く発光する。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ガンダムビルドファイターズ [編集 | ソースを編集]

ビルドストライクガンダム フルパッケージ
第5話より。
アプサラスIII
第7話より、セイとレイジと共闘してバトルした。本来はアプサラスⅢについていない特殊塗装によるIフィールド、特殊なガスやアッザムリーダーに苦しめられるも月が出ていないのにも関わらずハイパーサテライトキャノンを使いアプサラスⅢの胴体に穴を空けてそこにビルドガンダムMk-IIが止めを刺して勝利した。
スタービルドストライクガンダム
第17話より。世界大会最終トーナメント1回戦にて、セイ・レイジ組と対戦。セイの成長を目にして感じた焦燥を克服し、戦いに臨む。アブソーブシールドをソーラーパネルからのエネルギー供給を受けたハイパーサテライトキャノンの連射で破壊後、サテライトキャノンを破壊されるも接近戦で互角の戦いを演じる。更に太陽光とマイクロウェーブのエネルギーを同時に供給し、ビームソードを用いる奥の手、魔王剣でスタービルドストライクのビルドナックルと激突。拮抗の後に魔王剣を砕かれ、惜しくも敗北した。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムX
ベース機。「HGAW 1/144 ガンダムX」をベースとしている。
ガンダムX十魔王
本機の強化型。
クロスボーンガンダム魔王
本機の機能を組み込んで製作された機体。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

『BF』第13話の再現用にぜひ(?)

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ガンプラ「HGAW 1/144 ガンダムX」説明書内、機体解説文より。