レガシィ

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レガシィ (LEGACY) [編集 | ソースを編集]

かつてハマーン・カーンの懐刀と呼ばれたライン・ドラグン率いるジオン残党組織。

第一次ネオ・ジオン抗争終盤の内紛の後、艦隊から離脱したドラグン艦隊は、その後シャア・アズナブルフル・フロンタルに呼応することなく地球圏に潜伏。そして、宇宙世紀0100年代の反連邦思想の高まりに乗じ、フロンタルを失ったジオン残党を束ね上げ、来たるべき蜂起に備えて艦隊を温存。やがてレガシィと呼ばれる組織を形成していった。

また、広く反地球連邦勢力にアプローチし、政治的思想の差異を乗り越えて連邦による宇宙支配を超克するため、RFシリーズの設計データを積極的に他組織に供与している。レガシィには旧ジオン軍技術者が多く所属していただけでなく、ランデッガー重工ツィマット社、ZASなどのスペースノイド系企業と連携を取っており、それがRFシリーズのムーバブルフレーム開発に繋がっている。加えて、地球連邦に対する武装蜂起の必要性という観点から火星独立ジオン軍とも同調し、火星に温存された技術や工廠の提供も受けていた。

この結果、3派42流に及ぶテロ・ネットワークの中心として影響力を強めていき、宇宙世紀0116年、30年近い潜伏を経て影響下にある反連邦勢力と共に行動を開始。ハウゼリー・ロナ抹殺を目的としたフロンティアIの襲撃に始まり、最終目的であるサイド3独立を実現させるためにトリムールティ掌握を目論みたが、ファステスト・フォーミュラと交戦した末にドラグンは戦死し、組織は瓦解。その後、残存戦力は火星独立ジオン軍によって吸収され、第一次オールズモビル戦役時にはガンダムF90強奪作戦において月軌道方面艦隊の精鋭部隊が差し向けられている。

登場作品 [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムF90FF
初登場作品。様々なジオン残党組織を束ね上げており、連邦軍もその知略の前に後手に回らざるを得なかったが、それすらもハウゼリー・ロナの手のひらの上であり、彼の目的達成のために利用されていたに過ぎなかった。
月刊モビルマシーン
『F90FF』本編で断片的に語られるのみだった組織としての成り立ちなどが解説されている。

関連人物 [編集 | ソースを編集]

ライン・ドラグン
首魁。旧ネオ・ジオンで「ハマーン・カーンの懐刀」と呼ばれ、サイド2占領やダカールの無血開城を成し遂げた実績を持つ老将。
サイファー
MSA-0120のパイロット。その正体はバーナムの工作員であり、ハウゼリーの目的達成のために行動していた。

関連用語 [編集 | ソースを編集]

オールズモビル
RFシリーズを運用するジオン残党組織。複数の組織間でRFシリーズの開発と設計の共有が行われたのは、レガシィの存在が大きい。
トリムールティ事変
レガシィ艦隊による軌道ビーム衛星トリムールティの襲撃事件。施設を掌握し、地球の特別区を人質に第一次ネオ・ジオン抗争時にハマーンが締結させた条約を批准させ、サイド3の独立を要求することを目的としていた。

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