Hi-νガンダムインフラックス
RX-93ν-2I Hi-νガンダムインフラックス (Hi-ν Gundam Influx)[編集 | ソースを編集]
- 登場作品:ガンダムビルドファイターズA、ガンダムビルドファイターズD、HOBBY HOBBY イメージングビルダーズ
- デザイナー:NAOKI
- 分類:モビルスーツ(ガンプラ)
- 装甲材質:プラスチック
- 全高:20.0m(ビルダーの独自設定)
- 重量:50.1t(ビルダーの独自設定)
- 主動力:プラフスキー粒子
- ガンプラビルダー:アラン・アダムス
- ファイター:ソメヤ・ショウキ、ユウキ・タツヤ
アラン・アダムスが製作したガンプラ。ガンプラ塾で学んだ全てを用いユウキ・タツヤの専用機として完成させた機体で、Hi-νガンダムヴレイブを参考にしている。ベース機も同じくHi-νガンダムである。カラーリングはグレーだが、完成当初は別の色だった。
本体部はヴレイブとほとんど同じであるが、フィン・ファンネルはタツヤがファンネル系武装の操作を(扱えるようになったとは言え)負担に感じていたのを看破していた事から装備されていない。その分を別に用意した独自武装でカバーしていて、「あらゆる相手とあらゆる局面で戦える機体」をガンプラバトルにおける理想的な機体としているタツヤの為に異なる機能を持つ複数の武器を搭載させている。同時に頭部のサイコミュ受信機能の大部分を省略しつつ各種センサーが強化された。その影響で頭部ブレードアンテナの形状が変更され、顔のデザインもΖガンダムに近いものとなった。また右腕部のクローがオミットされている。
背部にはヴレイブブースターに代わって「インフラックスウェポンバインダー」を装備。これはコマンドアストレイガンダムの「コマンドウェポンバインダー」をタツヤ用に発展させた物で、ウェポンコンテナを兼ねたブースターユニットとなっている。
その高い完成度からヴレイブを超える火力と機動性を得ており、ファイターの技量次第では「紅の彗星」を発動させる事も可能である。なお、ヴレイブブースターのような装備を分離・合体させて支援機とする機能は存在しない。
「インフラックス」はアランの母国語で「カワグチ」を意味する。
アランが本機を製作したのは「Hi-νヴレイブのような機体を自力で作れるタツヤに自分のようなビルダーは必要ないのではないか」という疑念が生じた事が原因。それを払拭し、彼に相応しいビルダーとなる為にはその技量がタツヤよりも優れていると証明する以外にないと考えたのである。そのアランの熱い想いはタツヤも理解しており、実際にバトルや操縦を行った際には「素晴らしいガンプラ」「まるで手足のように動く」と評し「メイジンになれたら是非アランのガンプラを使わせてほしい」と申し出ている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- ガンダムビルドファイターズA、ガンダムビルドファイターズD
- ファイターはソメヤ・ショウキ、ユウキ・タツヤ。
最初はショウキがタツヤとの二度目のバトルで使用し、機体性能とタツヤから奪ったアメイジングレヴ、「紅の彗星」によって戦況を有利に進めていた。しかしアメイジングレヴを使いこなせなかったのが仇となって敗北。その後、修復されてタツヤが使用し、ガンプラ塾の現トップファイターが使用するHi-νガンダムヴレイブと対戦し勝利している。 - HOBBY HOBBY イメージングビルダーズ
- アラン自身によってオーバーホールされたインフラックスが掲載されている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 紅の彗星
- 高速機動中に発生する現象で、フレームに反応したプラフスキー粒子がサイコフレームのように緑色に輝きだし、それがスピードによって圧縮される事で機体自体が紅く染まって見えている状態である。トランザムシステム起動中の機体にすら追随できる程の圧倒的な機動力が発揮できる。その反面、基本的に直線的かつ単調な動きしか取れなくなるので軌道を読まれやすい。
今までタツヤ以外に使えたファイターはいなかったが、ショウキはその優れた才能によって使用を可能とした。 - 分離
- アメイジングレヴを分離可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- バルカン
- 頭部に2門内蔵されている。低威力だが速射性の高さを活かし、牽制や迎撃等に力を発揮する。
- ビームライフル
- 携行式のビーム砲。ベース機と同じ物で、モード切替によってビームマシンガンとしても使用可能。
- ニューハイパーバズーカ
- 実弾を発射する大型砲で、これもベース機と同じ物。
作中では装備された事は無いが、「HOBBY HOBBY イメージングビルダーズ」記事中では本機の武装の一つとして掲載されている。 - インフラックスウェポンバインダー
- 背部に2基装備されている。ブースターユニットとして機能するだけでなく、内部には武装を格納できる。また先端部はビーム砲となっていて、これ自体が武装として使える。側面には小型の安定翼も設置されている。
後のアメイジングウェポンバインダーの基になっている。 - アメイジングロングレンジライフル
- インフラックスウェポンバインダー内に格納されている武器。後のケンプファーアメイジングに装備される物と全く同じ形状となっており、性能もこの時点で既に完成形と大差ない。
遠距離攻撃用のビームライフルで、非常に高い威力を誇る代わりに連射性が低めとなっている。機体のセンサーとの連動で命中率を飛躍的に向上させる事も可能。
背部にも2挺装備されており、縦方向に射角を変更できるようになっている。こちらは手に持って使用できるかどうかは不明。 - アメイジングライフル
- インフラックスウェポンバインダー内に格納されている武器。これも後のケンプファーアメイジングに装備される物と全く同じ形状となっており、性能もこの時点で既に完成形と大差ない。
通常サイズのビームライフルであり、MS戦など多くの状況下で主力足りうる武器である。取り回しに優れる上、威力も高め。 - アメイジングピストル
- 拳銃型のビーム砲。こちらも後のケンプファーアメイジングに装備される物と全く同じ形状となっており、性能もこの時点で既に完成形と大差ない。
威力は低いが速射性に秀で、また小型である為に射撃戦だけでなく格闘戦でも役立つ。敵からのミサイル攻撃に対する迎撃やセンサー部の破壊などバルカンの代わりとして使用する事も可能。
ちなみに、アメイジングライフルやアメイジングロングレンジライフルはこの武装にバレル等を追加した状態である。 - インフラックスマシンガン
- タツヤ用の武器として新規設計された銃。複数の敵機を相手取った時などの面制圧攻撃時に威力を発揮する。
後のアメイジングマシンガンの原型となった武器だが、やはりこの時点で既に性能的には大差ない。 - ブレード
- 背部に2本マウントされている実体剣。格闘戦時の主兵装で、ビームサーベルに接続して使用する。刀身の上部とグリップの後端からはビームサーベルを形成可能。
マウント時にはスタビライザーとしての役割を果たす。 - ビームサーベル
- 予備の格闘兵装としてファンネルラックに各1本、計2本を格納している。通常の物よりも高い威力を持ち、グリップの後端からも小型のビーム刃を出せる。
ヴレイブブースターの口の中からも形成可能。
ベース機では左腕にも予備を1本格納しており、本機も形状は変わっていないが、格納されているかは不明である。 - アメイジングナイフ
- 格闘戦用の小型実体剣。基本的に至近距離で対象を切断する武器だが、中距離から投擲して攻撃する事も可能。
作中では装備された事は無いが、「HOBBY HOBBY イメージングビルダーズ」記事中では本機の武装の一つとして掲載されている。 - シールドブースター
- 本機専用に製作されたスラスター付きのシールド。
ヴレイブでは背部にマウントする事で機体の推進力が飛躍的に向上するようになっていたが、本機では背部にアメイジングロングレンジライフルが装備されている為にマウントは出来ないと思われる。 - メガ粒子砲
- シールドブースターの先端部に1門内蔵されている。
- インフラックスインパクト
- 本機の必殺技で、全ての火器を一斉に発射する。単に一点に集中砲火させる訳ではなく、相手の動きを先読みしつつ複数の火線を放つ事でその動きを封じ込めるというかなり高度な技術を必要とする技である為、タツヤ以外には使えない。
実戦で使われた事も無いとされるが、ショウキがインフラックスを使用した際にはこれに近い攻撃を行っている(この時は単に複数のビームを収束発射しているかのように描写されているので、恐らくインフラックスインパクトではないが、それでもHi-νヴレイブのビームバリアを容易く打ち破れる程の高い威力を見せている)。 - アメイジングレヴ
- Hi-νヴレイブのバトルを見たトオルが触発されて考案した多目的複合武装で、「A(アメジスト)」と「D(ダイアモンド)」の2種類がある。これらは2機で一対となっており、かつてタツヤがトオルから譲られたマーキュリーレヴとヴレイブブースターの特性を併せ持つ。腕部や背部に合体し、分離時にはバードモードに変形する事で本体をサポートする支援機として運用可能。
シールドとなる本体部にスラスターが内蔵され、機体の防御力と推力を強化できる。またAは機首部にバルカン、Dは尾部にテールスタビライザー(電撃ホビーマガジンに記載された説明書には「レールガン銃身」と書かれている事から、レールガンとしても使用可能と思われる)を装備していて、攻撃兵装にもなる。他にも裏面に別の武器をマウントして使用する等の多種多様な使い方が可能。Hi-νヴレイブ以外のガンプラにも装備可能であり、その場合は名称に「アメイジング」が付く(本機の場合は「Hi-νガンダムインフラックスアメイジング」となる)。
ショウキがタツヤとの最初のバトルで奪っており、シールドブースターに合体させて使用した。しかし「紅の彗星」状態の粒子の流れを乱してしまっていた事でヴレイブよりもスピードが低下、結局放棄されてタツヤの手に戻っている。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- Hi-νガンダムインフラックス (カイラ仕様)
- コシナ・カイラ用に調整されたインフラックス。
- Hi-νガンダムインフラックスNT
- インフラックスウェポンバインダーを取り外し、代わりにフィン・ファンネルを追加したインフラックス。
- Hi-νガンダムヴレイブ、Hi-νガンダムヴレイブアメイジング
- インフラックスはこの機体を参考にして製作されている。
- Hi-νガンダム
- ベース機。
- コマンドアストレイガンダム
- インフラックスウェポンバインダーの基となったコマンドウェポンバインダーを装備している。
- ケンプファーアメイジング
- この機体のアメイジングウェポンバインダーはインフラックスウェポンバインダーから受け継がれた装備である。
- ガンダムアメイジングエクシア、ガンダムアメイジングエクシアリペア
- PPSE社入社後にアランが製作したガンプラ。