シュヴァルベ・グレイズ

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EB-06 シュヴァルべ・グレイズ (Schwalbe Graze)

ギャラルホルンが開発した量産型モビルスーツであるグレイズと共通の試作機から発展した高機動カスタム機。主に上級パイロット用に開発された機体であり、高低出力時の安定性を犠牲にしつつもそれに見合った高性能を発揮する。
武装は基本的にグレイズと共通で、背部には惑星間航行艦の技術を用いた高出力フライトユニットを装着。これによって重力下においても高い飛行能力を発揮する。加えて左腕に有線射出式のワイヤークローが追加装備されている。
またパイロットに合わせて独自のカラーリングやカスタマイズが施されているのも特徴であり、マクギリス機は青のカラーリング、ガエリオ機は紫のカラーリングに専用のランスユニット装備といった形態となっている。

通常型とは頭部、胸部中央、肩部、腕甲部、腰部、大腿部、バックパックの構成が異なり、特に各部に増設された大型スラスターや姿勢制御バーニア等の推進・制動装置が目を引く。
頭部に球体センサーを内蔵している点は通常型のグレイズと同様だが、メインカメラは眼部と額部に並列しており、グレイズとは異なる印象を与えており、長距離通信アンテナも標準装備となっている。

一方、リアクターの最高出力は通常型のグレイズよりも高く、各機能は高出力状態に合わせて調整されているため、起動直後や損傷による出力低下時には十分な性能を発揮できず、安定性を欠くこともある。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
主なパイロットはマクギリス・ファリドガエリオ・ボードウィンなど。火星への監査に訪れた2人の乗機として運用され、地球へ向かう鉄華団を迎え撃った。
この戦いでは火星支局長のコーラルが戦死し、アインをはじめとしたパイロット達もバルバトスに手玉に取られていく一方であったが、マクギリスとガエリオが本機で乱入した事で互角以上の戦いを見せた。
最終的にクーデリアやイサリビ共々バルバトスを逃がしてしまったが、その後もマクギリス達の戦力として船に残されている。
ガエリオ機はボードウィン家がガンダム・キマリスを投入した際に、当のガエリオからアインに譲渡されていたが、地球軌道上でバルバトス第5形態と交戦した際にキマリスを庇って大破した。
マクギリス機はマクギリスが地球外縁軌道統制統合艦隊の司令官に就任し、グレイズリッターに乗り換えた事で副官の石動が搭乗し、夜明けの地平線団討伐の際に投入されている。

装備・機能

特殊機能

武装・必殺攻撃

GR-W01 120mmライフル
グレイズと共通の携行式の速射砲。
GR-H01 9.8mバトルアックス
グレイズと共通の対MS戦闘用の格闘兵装。
ワイヤークロー
本機の左腕に装備された武装。敵への攻撃に用いられる他、ワイヤーを用いた対象の拘束、敵艦へ取り付く為のアンカーなど多彩な運用が可能(バルバトスも鹵獲した本装備で高速機である百里を相手取っている)。
ランスユニット
ガエリオ機の専用装備である大型突撃槍。 ナノラミネートアーマーによる防御の一点突破を目的として開発された対艦・対モビルスーツ用装備であり、ライフルの銃身を取り外したショートバレルライフルをベースに、大型のランスを外装する形で運用される。

対決・名場面

関連機体

グレイズグレイズリッター
姉妹機
ガンダム・キマリス
ガエリオが本機の後に搭乗した機体
グリムゲルデ
マクギリスが本機の後に搭乗した機体
ゲイレール
本機をはじめとしたグレイズ系MSのプロトタイプに当たる機体。
レギンレイズ・ジュリア
アリアンロッドが開発したレギンレイズの高機動試作機。グレイズにおける本機に近い。また、本機を思わせる推進機構を持つ。