「ジンハイマニューバ」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ジン]]の高機動型。背部バックパック・スラスターには[[ミーティア]]に採用されたスラスターのプロトタイプとなったMMI-M729エンジンが搭載されており、他の部分にもスラスターを追加し、各関節部も強化されている。
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[[ジン]]の派生機となる高機動型バリエーション。[[第1次連合・プラント大戦]]の長期化は[[モビルスーツ]]の開発競争を加速させ、誕生当初バランスの取れた傑作機と謳われたジンもまたたく間に旧式へと追いやられた。そこで、[[ザフト軍|ザフト]]は後継の主力MSである[[ゲイツ]]を実戦部隊に行き渡らせるまでの中継ぎとして、ジンの延命プログラムを策定・実施した。
  
本機は少し変わった開発経緯を持っている。ザフトは旧式化しつつある[[ジン]]の後継機として[[シグー]]を開発したが、シグーが思っていた程の性能向上が見られなかった事と、クルーゼ隊のG兵器奪取によって連合軍のMS技術がザフトにもたらされた事が重なり、上層部はシグーの生産を打ち切り、新しい機体(後の[[ゲイツ]])の開発に着手することになった。そのため、ゲイツが前線に配備されるまでの「繋ぎ」としてジンの延命措置を決定、開発されたのが本機である。
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ジンハイマニューバは、特にジンの機動性能向上を目的として生産されたモデルだが、本機の生産に当たった開発陣は、信頼性と生産性の確保を最優先とし、バックパック・スラスターなど既に他の機体などでバトル・プルーフ(実戦でその性能が実証されていること)済みの技術のみを採用することとした。
  
開発陣は本機の製作に当たり、信頼性および生産性の確保を優先するため、既に他の機体などでバトル・プルーフ(実戦でその性能が実証されている事)済みの技術のみを採用している。上述したバックパック・スラスターもその一例である。
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完成した機体は優秀なパイロットに優先的に与えられ、「枯れた技術」だけで作られたにも関わらず、その評判は極めて好評であり、ゲイツ配備までの期間に生産された数はごく僅かであったが、ジンと同様の操作性を持ち、補修部品も殆ど共通であったジンハイマニューバは、前線の将兵から強く支持され、ゲイツ登場後も配備を望む声が強かったという。
 
 
完成した本機は優秀なパイロットに優先的に与えられ、ゲイツ配備までの期間にごく少数の機体が配備される事となった。実用化済みの技術で作られた機体ではあるが、トータルバランスの高さは優秀であり、本機を受領したパイロットからの評判は抜群であった。また、ジンと同様の操作性でかつ補修部品のほとんども共通であった事も、前線の将兵から強く支持されており、ゲイツの登場後も配備を望む声が強かった。
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:出典元。
 
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;[[機動戦士ガンダムSEED MSV戦記]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED MSV戦記]]
:パイロットは[[ラウ・ル・クルーゼ]]
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:[[ラウ・ル・クルーゼ]]がグリマルディ戦線で運用したことが語られている。
 
;[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B]]
 
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=== 特殊装備 ===
 
=== 特殊装備 ===
 
;バックパック・スラスター
 
;バックパック・スラスター
:[[ミーティア]]のスラスターのプロトタイプにあたる高機動スラスター。各種艦船で稼動実績を持つMMI-M729エンジンが採用されている。
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:バックパックの巨大な高機動スラスターには、すでに各種艦艇で十分な稼働実績を持つMMI-M729エンジンが採用されている、同エンジンは後に[[ミーティア]]の主機の原型となる。
 
;脚部増加装甲
 
;脚部増加装甲
 
:両脚部側面に増設された高機動スラスター。2軸の推進方向を持ち、コックピット位置を中心とした機体の旋回機動性能180%向上させている。また、その旋回モーメントを受け止めるため、本機の関節強度はジンの30%増しまで強化されている。
 
:両脚部側面に増設された高機動スラスター。2軸の推進方向を持ち、コックピット位置を中心とした機体の旋回機動性能180%向上させている。また、その旋回モーメントを受け止めるため、本機の関節強度はジンの30%増しまで強化されている。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;JDP2-MMX22 試製27mm機甲突撃銃
 
;JDP2-MMX22 試製27mm機甲突撃銃
:本機の専用装備。重突撃機銃の改良型で、使用実包を新型に変更する事で威力はそのままに小口径化を果たし、携行弾数の増加に成功している。バレル下部に重斬刀を装着する事で銃剣として使用する事が可能になっている。
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:使用実包の装薬を新型に偏光することで威力はそのままに小口径化を果たし、携行弾数を増加させている。先端にMA-M3重斬刀の改良型を装着可能。
 
;MA-M3 重斬刀
 
;MA-M3 重斬刀
:本機に装備された実体剣で、高い切断力を誇る。MAは勿論、MS相手でも有効。
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:本機に装備された実体剣。機甲突撃銃の先端部に銃剣として装着可能。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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;[[ジンハイマニューバ2型]]
 
;[[ジンハイマニューバ2型]]
 
:後継機。
 
:後継機。
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;[[ジングラディエイター]]
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:本機の技術が転用された陸戦機。
 
;[[ミーティア]]
 
;[[ミーティア]]
 
:推進器はジンハイマニューバの物をプロトタイプとしている。
 
:推進器はジンハイマニューバの物をプロトタイプとしている。
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=== [[ガンプラ]] ===
 
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<!-- == 資料リンク == -->
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<!-- *[[一覧:ジンハイマニューバ]] -->
 
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== リンク ==
 
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*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]

2024年4月1日 (月) 22:41時点における最新版

ジンハイマニューバ
外国語表記 GINN Type High-Maneuver
登場作品
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スペック
分類 宇宙用量産型モビルスーツ
型式番号 ZGMF-1017M
全高 21.13m
重量 80.41t
主動力 バッテリー
開発組織 ザフト軍
所属 ザフト軍
主なパイロット ミハイル・コースト
ラウ・ル・クルーゼ
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概要 [編集 | ソースを編集]

ジンの派生機となる高機動型バリエーション。第1次連合・プラント大戦の長期化はモビルスーツの開発競争を加速させ、誕生当初バランスの取れた傑作機と謳われたジンもまたたく間に旧式へと追いやられた。そこで、ザフトは後継の主力MSであるゲイツを実戦部隊に行き渡らせるまでの中継ぎとして、ジンの延命プログラムを策定・実施した。

ジンハイマニューバは、特にジンの機動性能向上を目的として生産されたモデルだが、本機の生産に当たった開発陣は、信頼性と生産性の確保を最優先とし、バックパック・スラスターなど既に他の機体などでバトル・プルーフ(実戦でその性能が実証されていること)済みの技術のみを採用することとした。

完成した機体は優秀なパイロットに優先的に与えられ、「枯れた技術」だけで作られたにも関わらず、その評判は極めて好評であり、ゲイツ配備までの期間に生産された数はごく僅かであったが、ジンと同様の操作性を持ち、補修部品も殆ど共通であったジンハイマニューバは、前線の将兵から強く支持され、ゲイツ登場後も配備を望む声が強かったという。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED MSV
出典元。
機動戦士ガンダムSEED MSV戦記
ラウ・ル・クルーゼがグリマルディ戦線で運用したことが語られている。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B
機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
主なパイロットはミハイル・コースト
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場
ヴェサリウスの格納庫内にクルーゼの予備機が一瞬だけ登場している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊装備[編集 | ソースを編集]

バックパック・スラスター
バックパックの巨大な高機動スラスターには、すでに各種艦艇で十分な稼働実績を持つMMI-M729エンジンが採用されている、同エンジンは後にミーティアの主機の原型となる。
脚部増加装甲
両脚部側面に増設された高機動スラスター。2軸の推進方向を持ち、コックピット位置を中心とした機体の旋回機動性能180%向上させている。また、その旋回モーメントを受け止めるため、本機の関節強度はジンの30%増しまで強化されている。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

JDP2-MMX22 試製27mm機甲突撃銃
使用実包の装薬を新型に偏光することで威力はそのままに小口径化を果たし、携行弾数を増加させている。先端にMA-M3重斬刀の改良型を装着可能。
MA-M3 重斬刀
本機に装備された実体剣。機甲突撃銃の先端部に銃剣として装着可能。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ジン
原型機。
ジンハイマニューバ2型
後継機。
ジングラディエイター
本機の技術が転用された陸戦機。
ミーティア
推進器はジンハイマニューバの物をプロトタイプとしている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]