概要
ザンスカール帝国の地上用量産型可変モビルスーツ。
トムリアットを改修した機体で設計が大幅に見直されており、性能も向上している。コックピット部はトムリアットと同型だがこれはコストを抑える目的があったためである。背部には新たに可動式バーニアが採用されており、可変状態での安定性の向上に繋がっている。ビーム・ローターはゴッゾーラの物を発展させており発振器が2基に減らされた新型が採用されている。
トムリアットの後継機であるため可変機能も引き継がれているが、本機が投入された地球クリーン作戦の時点でベスパはアインラッドとモビルスーツのセット運用を前提としており、本機は最後のヘリタイプとなった。
登場作品と操縦者
- 機動戦士Vガンダム
- 初出作品。第37話~第38話でリシテア級「M」の艦載機が2機登場。同じ艦載機であるゾリディアやジャバコと共にツインラッドとセットで出撃し、ホワイトアークを襲撃した。第37話でシシリー機がV2ガンダムに撃墜され、残るレンダ機も第38話でのV2ガンダムとの再戦で損傷。Mのブリッジ後部に着艦し、レンダはブリッジへ乗り移るも、直後にブリッジが破壊されたため、パイロットを失った機体はそのままブリッジ跡に取り残された。
装備・機能
特殊機能
- 変形
- 飛行形態に変形可能。
武装・必殺攻撃
- ビーム・ライフル
- 本機の主兵装。トムリアットと同型のライフル。
- ビーム・トマホーク
- 近接戦闘用のビーム兵器。両肩に合計2基収納されている。
- ショックバイト
- 本機の特徴である頭部両側面に装備されている格闘武装。使用時に前方の接続部を支点に前へ180度回転させ、収容されているビーム発振器を展開し、クワガタの角のような状態へと移行。これで敵機に噛み付くように攻撃を行う。相手に対し意表を突く攻撃が可能だが、使うタイミングが限られるクセの強い武装である。『V』作中ではV2ガンダム相手に計3回使用しているが、トップファイターの垂直尾翼を切断した事ぐらいしか目立った戦果を挙げていない。
- 4連マルチ・ポッド
- 両脚部に1基ずつ搭載されているミサイル・ポッド。
- バルカン砲
- 飛行形態時の機首に装備されている機関砲。
- ビーム・ローター
- 重力下での飛行用フライトユニット。飛行形態時には機体上部のバックパックに装備される。MS形態で腕部に装備し、ビーム・シールドとしても使用可能。
対決・名場面
関連機体
- トムリアット
- ベース機。
- ツインラッド
- アインラッドの改良型。単独飛行が可能な本機でもセット運用された。
商品情報
資料リンク
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