ガンダムフェニーチェリナーシタ

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ガンダムフェニーチェリナーシタ
外国語表記 Gundam Fenice Rinascita
別表記 ウイングガンダムフェニーチェリナーシタ
登場作品 ガンダムビルドファイターズ
デザイナー 海老川兼武
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スペック
分類 可変モビルスーツ (ガンプラ)
型式番号 XXXG-01Wfr
全高 16.3m (ビルダー独自の設定)
重量 7.3t (ビルダー独自の設定)
主動力 プラフスキー粒子
装甲材質 プラスチック
ビルダー リカルド・フェリーニ
ファイター リカルド・フェリーニ
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概要[編集 | ソースを編集]

リカルド・フェリーニキュベレイパピヨンとのバトルで大破したウイングガンダムフェニーチェを大幅に改修したガンプラ。名称の「リナーシタ」はイタリア語で「復活」を意味する。

かなり手酷くやられた事もあって原型機の面影がほとんど残らない程の全面改修が行われ、機体各部の形状は全体的にかなりシャープなものとなった。装備している武装の多くが追加・変更され、特にビームマントを両肩に内蔵しつつ手持ちのシールドを標準装備する事で防御面が強化されている。大破してから数日と言う短い期間で完成しているが、これは以前から既に武装等の製作に取り掛かっていた為。

フェニーチェはガンプラバトルの度に壊れた箇所の改修を繰り返した事で各部装甲や背部のウイング等が左側だけに集中し、それによってアシンメトリーなシルエットが形成されていたが、本機では全面改修に伴って完全にシンメトリーな姿へと変更された。このような改修が行われたのは、フェリーニが予てよりフェニーチェをバランスのとれた「完全版フェニーチェ」とも呼べるガンプラとして完成させる構想を練っていた為である。なお頭部も損傷部分を直して左右対称な形状とし、ツインアイのカラーリングは緑で統一している。

最大の特徴は可変機構を再導入した事で、バード形態への変形が可能となり機動力や航続距離が大幅に向上している。その反面、構造が複雑化したせいで製作難度が上がり、しかも効果的な変形タイミングを見極める為の判断力が要求される事からファイターを選ぶ機体となってしまっているが、フェリーニはそのどちらもクリアしているので全く問題にならない。

改造する際の本機のコンセプトは「『新機動戦記ガンダムW』劇中にウイングガンダムのマークIIが存在していたら」と言うもので、そこにフェリーニ独自の発想が加えられている。その為、オリジナルのウイングガンダムと同様にバード形態に変形しての高速移動やバスターライフルによる一撃必殺を主な戦闘スタイルとしている。一方で武装を増やしたり、バスターライフルにオリジナルには無い機能を追加したりして継戦能力を向上させる等の強化も行われている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ガンダムビルドファイターズ
初登場作品。ファイターはリカルド・フェリーニ
ガンプラバトル選手権世界大会決勝戦の前夜祭にて行われたガンプラバトルに参加してサザキ・ススムギャンバルカンや他の参加者のシャッフル・ハートを撃破したが、キララガーベラ・テトラの前に敗北した。その後は暴走する巨大アリスタを破壊する為に投入された。
巨大アリスタ破壊後はセイレイジユウキ・タツヤとの真の決勝戦を行う際、破損していたスタービルドストライクガンダムの両腕の代わりとして本機の物を貸し出している。
ガンダムビルドファイターズA-R
第8回ガンプラバトル選手権世界大会におけるフェリーニのガンプラとして登場。バトルによってガンダムフェニーチェリベルタと使い分けている。予選最終ピリオドでは三代目メイジン・カワグチのアメイジングストライクフリーダムガンダムと戦い、最終的に殴り合いとなったがタイムアップにより引き分けとなった。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

変形
バード形態に変形可能。変形にかかる時間を極力短くすることで、モビルスーツ形態と飛行形態の両方のメリットを活かしている。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

バルカン
頭部に2門内蔵された機関砲。牽制や迎撃等に使用される等、使い勝手はいいが威力は低い。
マシンキャノン
両肩部に2門内蔵された機関砲。頭部のバルカンよりも強力で、バトルで敵機にダメージを与えられるレベルとなっている。
バスターライフルカスタム
本機の主武装で、「リナーシタライフル」とも表記される。ウイングガンダムフェニーチェから引き継いだ最大級の破壊力を持つ火器で、粒子供給量を最大にすれば一撃で多数の敵機を瞬時に殲滅する威力を発揮する。ただし、威力を高めれば銃そのものもダメージを受けるため、エネルギー切れの前に使用不可能になることもありうる。そのデメリットを補って余りある武装で、フェリーニの卓越したファイター技能が加わることでスペック以上の性能を発揮する。下部には以前と異なりビームサーベルとハンドガンが装着されており、引き続き分離して使用可能。バード形態ではバスターライフルと分離して腕部ハードポイントに装着され、降着する際はランディングギアとして機能する両腕の爪への干渉を防ぐため左右に移動するようになっている。
ビームサーベル
バスターライフル下部前方に装着された近接用装備。ガンダムエピオンのビームソードのように幅広いビーム刃を形成する装備で、敵機をビームサーベルごと両断する威力を持つ。ハンドガンと連結することでライフルとして使用可能で、その状態でビーム刃を形成して銃剣として扱うことも可能。バード形態ではハンドガンと連結した状態で腕部ハードポイントに装着され、高速移動しながら障害物や敵機を切り裂くといった使い方も想定されている。
ハンドガン
バスターライフル下部後方に装着されたビームガン。威力は小さいが連射が可能で、バスターライフルとは違う場面で活躍する。多数の敵機を相手にする場合は、バスターライフルとハンドガンを両手に装備して同時に使用する。
リナーシタウイングシールド
左腕部に装備された大型シールド。バード形態時には機首を構成する。シールドだけを単機で飛行させることで偵察などに使用可能で、不要な変形を極力減らすことにも配慮されている。
ビームサーベル
シールド内に収納された近接用装備。ウイングガンダムと同様の装備で、使用時にはシールドの分割部を折り曲げてグリップ部を射出することで携行する。
ビームマント
両肩部に内蔵されたマント状のビーム兵器。フェニーチェでは左肩にのみ装備されていたが、本機では左右に装備された。プラフスキー粒子で構成されたビームだが触れることが可能となっており、アイデア次第で多目的に扱うことが可能。主に防御に使用されるが、腕に巻き付けることでパンチの威力を引き上げたり、敵機の攻撃を絡めとることも可能。マントのサイズもエネルギー量を調整することで任意に変更できる。
ミサイル
ウイングユニットに計2基内蔵されたミサイル。敵機を追尾するため使用用途は広い。主にバード形態で使用される。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

ギャンバルカンシャッフル・ハートガーベラ・テトラ
決勝戦の前夜祭で対戦。
賞品のガンプラ一年分欲しさに格下のサザキ相手に本気で挑んで瞬殺し、セイレイジから「大人気ない」「もはやいじめ」と評された。
続くシャッフル・ハートも瞬殺したが、直後に現れたキララから「お手柔らかに」と釘を刺されて本気を出せず、コブラツイストを仕掛けられて敗北した。ちなみにこの時フェリーニは「これはこれで」とのたまっており(リナーシタも何故か頬を染めている)、観戦していたグレコチョマールワンらをドン引きさせていた。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ウイングガンダムフェニーチェ
改修前の姿。
ガンダムフェニーチェリベルタ
リナーシタから換装した陸戦仕様。
ガンダムフェニーチェリナーシタアルバ
もう一機のリナーシタ。こちらもフェリーニが製作している。
ウイングガンダム
フェニーチェの原型機。リナーシタはこの機体のマークIIという独自設定の下に製作されている。
スタービルドストライクガンダム
真の決勝戦を行う際、リナーシタの両腕を貸し出している。

余談[編集 | ソースを編集]

  • なお、続編である『ガンダムビルドファイターズトライ』で登場人物の使用ガンプラにオリジナル機体が多数登場した背景には本機の評判が良かったという理由が挙げられている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

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リンク[編集 | ソースを編集]