ジャック・ザ・ハロウィン隊
ジャック・ザ・ハロウィン隊 (Jack the Halloween)[編集 | ソースを編集]
『GUNDAM THE RIDE ~A BAOA QU~』や『GUNDAM CRISIS』に登場する地球連邦軍のモビルスーツ小隊。
部隊名は小隊長であるジャック・ベアードの名前とハロウィンの「ジャック・オー・ランタン」をかけた命名になっており、部隊章も「Jack the Halloween」の文字が描かれたものと、ジャック・オー・ランタンをモチーフとしたものの2種類が用いられている。
一年戦争においては宇宙世紀0079年12月31日に地球連邦軍第七艦隊に所属する民間船サラミス改フジ級スルガの護衛を担当した。スルガが敵の奇襲を受けた際には同艦から脱出したスペースランチの護衛を務め、その内、エンジントラブルに見舞われた3号機ランチをジャックと部下のアダムが牽引。戦域から離脱するまでの護衛を務めるが、直後に星一号作戦が開始し戦闘が拡大してしまったがために、弾が飛び交う激戦の中を迷走してしまう。
迷走中、第13独立部隊(ホワイトベース隊)との邂逅や敵の巨大空母ドロワとニアミスし内部を突っ切るなど様々なトラブルに見舞われつつ、ア・バオア・クー要塞内部に逃げ込んだ小隊はそこで敵が秘匿していた小型ソーラ・レイを発見。アダムの判断によって発射前に破壊する事に成功するも、襲い掛かってきたザクIIからランチを守るべくアダム機が敵諸共、ソーラ・レイの爆発に巻き込まれてしまう。
ランチと共に爆発から逃れようとするジャックのジムは途中、謎の声に導かれるまま通路を移動し、爆発を続ける要塞内部からの脱出に成功。ペガサス級5番艦ブランリヴァルの格納庫に強行着艦し、ランチに乗る避難民の護衛を完遂した。直後に遅れて要塞から脱出したアダム機も強行着艦しているが、その際にジャック機諸共、格納庫に駐機していたG-3ガンダムに激突し損壊させてしまっている。
登場作品 [編集 | ソースを編集]
- GUNDAM THE RIDE ~A BAOA QU~
- 初登場作品。アトラクションにおいては観客が座席についた際にスルガにジャックとアダムの2人が着任し、観客が搭乗するランチ3号機の護衛役も務めた。アトラクション中は戦場の中を必死に逃げながらザクレロ1機、モビルスーツ4機、ソーラ・レイ1基を破壊する戦果を挙げている。ランチの発艦シーンでは3号機に続いて発艦した4号機をジャック達とは別のジム2機が牽引・離脱しており、共にサーベル2本装備かつ左肩にジャック機と同様のエンブレムが描かれている。こちらについては搭乗者は特に設定されておらず、各媒体においても小隊の所属機として扱われていない。
- PS2用ソフト「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」
- ストーリーモードのステージ7にて登場。HPが一定値以下の状態でステージ前半をクリアするとステージ後半がドロス内部に侵入するルートに移行。そこで同じく内部に入り込んできたジャック・ザ・ハロウィン隊と鉢合わせする事になり、脱出するまでの間、こちらを援護してくれる。侵入したのがドロワではなくドロス、アダムだけモブ兵士であるなど再現に粗はあるものの、貴重なファンサービスである。
- GUNDAM CRISIS
- 『ガンダム・ザ・ライド』の後継である同アトラクションにも小隊が登場。占拠後のソロモンで発生した戦闘に参戦しており、アトラクション中、通信や戦闘映像でジャックやアダム、彼らのジムが登場する。
部隊員 [編集 | ソースを編集]
- ジャック・ベアード
- 小隊長。階級は少尉。地球の名家の子息で明るい性格。実戦経験は無く、護衛中は常に悲鳴を上げていたものの、スペースランチの護衛を全うする活躍を見せた。乗機は背部にバズーカ用ラックを装備したジム。左肩とシールドには鎌を持ったジム風のジャック・オー・ランタンのエンブレムが描かれている。
- アダム・スティングレイ
- 隊員。階級は曹長。ベテランの古参兵で豪放、快活な性格。敵新兵器を破壊した際に敵機諸共、爆炎に呑まれるも、辛うじて脱出に成功した。乗機はサーベルを2本装備したジム。左肩とシールドには斧を持った一つ目のジャック・オー・ランタンのエンブレムが描かれている。
保有戦力 [編集 | ソースを編集]
関連項目 [編集 | ソースを編集]
- 地球連邦軍
- 所属組織。
余談 [編集 | ソースを編集]
- 上述の通り、『ガンダム・ザ・ライド』ではジャックがバズーカ装備のジム、アダムがサーベル2本装備のジムに搭乗しているのだが、元々ガンプラ「MG 1/100 RGM-79 ジム」でサーベル2本装備のジムが隊長機として設定されていた事、アトラクション中にバズーカを使用(ジャックから借用)したのがアダムという事もあってか、搭乗機が逆に設定される誤植が各媒体で頻発しており、ファンの間でも混乱を招く原因となっている。
- そもそも『ガンダム・ザ・ライド』に登場するジムはジャック機以外サーベル2本装備であるため、アトラクション内では指揮官機として設定されていなかった可能性も考えられる。機体形状的に「MG 1/100 RGM-79 ジム」のモデリングを加工した物と思われるが、仮にそうだとするとモデリングは2本装備がデフォルトだったのだろうか。