「デザート・ジム」の版間の差分
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2021年2月11日 (木) 01:19時点における最新版
デザート・ジム | |
---|---|
外国語表記 | DESERT GM |
登場作品 | GUNDAM LEGACY |
デザイン | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 砂漠戦用量産型モビルスーツ |
型式番号 |
|
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 44.7t |
全備重量 | 59.5t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,250kw |
スラスター総推力 | 57,800kg |
装甲材質 | チタン・セラミック複合材 |
開発組織 | 地球連邦軍 |
開発拠点 | ジャブロー工廠 |
所属 | 地球連邦軍(主にアフリカ戦線や中東などに配備) |
主なパイロット | 連邦兵 |
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍で局地戦用に開発された陸戦用ジムのバリエーション機の1つ。バリエーション元と同様、F型系列機に属する。
陸戦用ジム(F型)の成功を受けてジャブロー工廠で開発された機体で、ベルファスト工廠製である陸戦用ジムの設計をベースとしつつ、RGM-79ジムのA型またはB型にリアクティブ・アーマーを増加装甲として追加している。この耐弾性の獲得を目的としている点は陸戦用ジムと同様である。
アフリカ戦線や中東戦線など遮蔽物の少ない砂漠地帯への投入を想定し、陸戦用ジムでは上半身に集中させていた増加装甲を、下半身にも増設している。これにより機体重量の増加を招いているが、機動性の確保として脚部に新型補助推進器の増設が行われている。これはドムへの対抗手段としての装備であり、全力稼動時にはホバー走行を可能たらしめたとの事だが、実践投入を急ぎ性能面で妥協した結果、燃費効率が悪く、ホバー走行の持続時間が極めて低い物となってしまった。また、搭載には脚部ユニットを特殊な形状の物に換装する必要があり、既存の機体への増設が難しいという点から、実装はジャブロー製の新規製造機のみに限定されている。
一方、在来機に増設するための「改修キット」も製造されており、こちらは追加のリアクティブ・アーマーや、関節部やエアインテークに対する防塵シーリング装備、接地面積を増やし安定性を得るための増設ツールなどで構成された物となっている(新型補助推進器は含まれていない)。そのため、ジャブロー製か改修キットを用いた機体かを補助推進器の有無によって見分ける事が可能となっている。
この改修キットは大きく分けてジャブロー工廠製、ベルファスト工廠製、オーガスタ工廠製が存在し、中には現地改修キットとしては大掛かりな装備もあったため、工廠でフルアッセンブルした状態の機体を部隊に送った例も存在すると言われている。また、オーガスタ工廠製の改修キットはD型用のパーツを組み込んでおり、ランドセルのスラスター等が異なることから別途、RGM-79FD(装甲強化型ジム)の型式番号が与えられている。アフリカ戦線以外の砂漠と呼べない地域に配備された本機が「装甲強化型ジム」と呼称されるケースも存在しているため、酷似した外見を含めて混乱を生じる一因となっている。
なお、本機は一部資料で、本来ジム・スナイパーIIに用いられるべきRGM-79SPの型式で表記されている場合があるが、これは本機の開発予算の一部を同時期に開発していたSP型の枠から流用した事に起因している。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- M-MSV
- 出典元。『SDクラブ』掲載のデザート・ロンメル率いる部隊との戦いでは、相手の罠により大被害を被っている。
- GUNDAM LEGACY
- 「落日の群狼」や「踊る黒い死神」等で登場。
- マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム Vol.2
- 他の陸戦型のジムシリーズと共に独自設定が付加された他、「RGM-79SP」が「ジム・スナイパーIIからの開発予算流用によるもの」というように解釈されている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- リアクティブ・アーマー
- 主に上半身に重点的に配置されている反応装甲。実体弾が主流だった当時の地上戦において大きなアドバンテージとなった。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 専用ビーム・スプレーガン
- 防塵処理が施されたビーム・スプレーガン。ジムなどが用いているC-1型のブラッシュアップを図る方向で設計された。新たに搭載された射撃専用センサーにより命中精度が向上している他、砂漠などの乾燥地帯での運用を考慮した追加装備として、防塵カバーが銃身を覆うように取り付けられている。
- ビーム・サーベル
- ランドセル左側面に1基装備。
- レールキャノン
- 陸戦用ジムのレールキャノンに続く形で開発された、MS用の携行レールキャノン。小口径化によりコンパクトになり、運用の利便性が向上した。それに伴う火力低下を補うため、銃身下部に4連装ミサイル・ランチャーをマウントしている。こちらはスーパーナパーム・ランチャーや8連装小型ミサイル・ランチャーへの換装が可能。
- 4連装ミサイル・ランチャー
- レールキャノンの銃身下部に搭載。画稿はこの4連装の物のみなのだが、資料によっては「3連ロケットポッド」「8連装ミサイルポッド」等の表記が見られる。
- ハイパー・バズーカ
- 連邦軍で広く普及しているMS用携行支援火器。
- 100mmマシンガン
- 連邦軍で広く普及しているMS用携行兵装。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
GUNDAM LEGACY[編集 | ソースを編集]
- 対ドップ
- episode 10(record 13)より。ザクIIとの戦闘中、背後から飛来したドップのミサイル攻撃であっさりと撃墜されてしまう。リアクティブ・アーマーとはなんだったのだろうか…。ランドセルに直撃したのだろうか?
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ジム
- 改修元。
- 陸戦用ジム
- ベルファスト工廠製のF型。
- 装甲強化型ジム
- オーガスタ工廠製のF型。本機との混同を避けるため、便宜的にFD型と表記している資料も存在する。
- ジム・ストライカー
- 本機やFD型の流れを汲むFP型。新型の反応装甲「ウェラブル・アーマー」を増設している。
商品情報[編集 | ソースを編集]
書籍 [編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 書籍「ENTERTAINMENT BIBLE.25 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.4 MS開発戦争編】」92ページより。ただし、ジム・スナイパーIIと重複するため誤植と思われる