「ザクIIJC型」の版間の差分
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− | + | 主にコクピット周辺に変更が加えられており、ハッチは胸部装甲を上方に開いて展開するシンプルな方式に改良。上方向に向いた胸部パネルからウインチ式のワイヤーを垂らす事で、パイロットの乗降を簡易にしており、ハッチの位置も胸部左側から胸部中央に移された。また、J型で搭載されていた足裏のスラスターはJC型でオミットされている他、右肩のシールドには3本のスパイクが追加されている。 | |
− | + | 東南アジア戦線など高温多湿の極東エリアで多く運用された他、[[オデッサ]]に配備された機体も確認されている。 | |
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+ | :オデッサの敗残部隊である[[トップ]]小隊の所属機。[[アス]]が搭乗し、左膝装甲及び右肩シールドが基部装甲ごと喪失しており、それを補う為に[[地球連邦軍 (UC)|連邦軍]]のシールドで代用し、武装としてヒート・ホークを携行。 | ||
+ | ;デル機 | ||
+ | :アス機と同じくトップ小隊に所属する[[デル]]の搭乗機。左半身の損傷が激しく、スパイクアーマー及び左サイドアーマーが破損し、腰部の動力パイプも千切れている。携行武装としてマゼラトップ砲を装備。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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;ザク・バズーカ | ;ザク・バズーカ | ||
− | : | + | :対艦用の280mmバズーカ。砲身後部にバナナ・マガジンを設け、砲弾の形状も変更された改良型を装備。内部装填式からマガジン方式に変更した事で動作性が改善されている。 |
;ヒート・ホーク | ;ヒート・ホーク | ||
− | : | + | :セラミック系高分子化合物の刃を電荷によって赤熱化させて目標を溶断する格闘兵装。密林などの障害物の多い地形での戦闘を考慮し、柄の伸縮が可能な改良型が装備された。柄を縮めた状態でも使用は可能。 |
+ | ;マルチランチャー | ||
+ | :地上戦における歩兵戦力の制圧を想定した対人兵器。空中に発射した弾頭を炸裂させ、直径5mmほどの鉄球を無数に撒き散らし、機体周囲に対人殺傷能力を発揮する。<br/>両肩部に2連装のものを4基、両膝部に3連装のものを4基、腰部背面に3連装のものを1基装備。 | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
+ | *デザインは先立って発売されたマスターグレード用に描かれた画稿に手を加えたもの。コクピットもザクの頭部をモチーフにした半球形のデザインになっている。 | ||
*『第08MS小隊』ビデオ1巻のパッケージに「ザク・マシンガンで[[陸戦型ガンダム]]を撃墜したザクIIJC型」が描かれているが、胴体にマゼラトップ砲の直撃を受けても耐える[[ルナ・チタニウム合金]]製の機体を相手に有効打を与えられるかは疑問である。 | *『第08MS小隊』ビデオ1巻のパッケージに「ザク・マシンガンで[[陸戦型ガンダム]]を撃墜したザクIIJC型」が描かれているが、胴体にマゼラトップ砲の直撃を受けても耐える[[ルナ・チタニウム合金]]製の機体を相手に有効打を与えられるかは疑問である。 | ||
**このシーンを踏まえてか、PS3ソフト『機動戦士ガンダム Target in Sight』のパッケージには「[[ザクII]]をビーム・ライフルで撃墜した陸戦型ガンダム」が同じ構図かつ真逆の立場で描かれている。 | **このシーンを踏まえてか、PS3ソフト『機動戦士ガンダム Target in Sight』のパッケージには「[[ザクII]]をビーム・ライフルで撃墜した陸戦型ガンダム」が同じ構図かつ真逆の立場で描かれている。 |
2024年5月3日 (金) 18:22時点における最新版
ザクIIJC型 | |
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外国語表記 | Zaku II Type JC |
登場作品 | 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
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分類 | 陸戦用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | MS-06JC |
頭頂高 | 17.5m |
本体重量 | 56.2t |
全備重量 | 74.5t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 976kW |
スラスター総推力 | 48,500kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 3,200m |
開発組織 | ジオン公国軍 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット |
ノリス・パッカード ジオン公国軍一般兵 |
概要[編集 | ソースを編集]
ザクIIJ型の各部を仕様変更したマイナーチェンジ機。C型からの改修機と言われるなど開発経緯については諸説存在し、本機を宇宙用に改装する事も可能であったとされる。
主にコクピット周辺に変更が加えられており、ハッチは胸部装甲を上方に開いて展開するシンプルな方式に改良。上方向に向いた胸部パネルからウインチ式のワイヤーを垂らす事で、パイロットの乗降を簡易にしており、ハッチの位置も胸部左側から胸部中央に移された。また、J型で搭載されていた足裏のスラスターはJC型でオミットされている他、右肩のシールドには3本のスパイクが追加されている。
東南アジア戦線など高温多湿の極東エリアで多く運用された他、オデッサに配備された機体も確認されている。
バリエーション [編集 | ソースを編集]
- アス機
- オデッサの敗残部隊であるトップ小隊の所属機。アスが搭乗し、左膝装甲及び右肩シールドが基部装甲ごと喪失しており、それを補う為に連邦軍のシールドで代用し、武装としてヒート・ホークを携行。
- デル機
- アス機と同じくトップ小隊に所属するデルの搭乗機。左半身の損傷が激しく、スパイクアーマー及び左サイドアーマーが破損し、腰部の動力パイプも千切れている。携行武装としてマゼラトップ砲を装備。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 初登場作品。基本的にやられ役だが、場面によってはシロー達を苦戦させる程の動きを見せる。第3話では一度ノリスが搭乗しており、シローの陸戦型ガンダムに水中戦を挑み苦戦させた。
作品展開当時はあくまで「J型」としての扱いだったものの、後に「JC型」として正式に設定されている。 - ガンダムEXA VS
- エピソード6にジオン残党軍の機体の1機として登場している。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ザク・マシンガン
- ドラムマガジン式の120mmマシンガン。JC型は主に「ZMP-50D」が装備され、同タイプではフォアグリップ形状が円柱状に変更されている他、マガジンの取り付け位置も銃身の右側へ寄せられているといった違いがある。
- ザク・バズーカ
- 対艦用の280mmバズーカ。砲身後部にバナナ・マガジンを設け、砲弾の形状も変更された改良型を装備。内部装填式からマガジン方式に変更した事で動作性が改善されている。
- ヒート・ホーク
- セラミック系高分子化合物の刃を電荷によって赤熱化させて目標を溶断する格闘兵装。密林などの障害物の多い地形での戦闘を考慮し、柄の伸縮が可能な改良型が装備された。柄を縮めた状態でも使用は可能。
- マルチランチャー
- 地上戦における歩兵戦力の制圧を想定した対人兵器。空中に発射した弾頭を炸裂させ、直径5mmほどの鉄球を無数に撒き散らし、機体周囲に対人殺傷能力を発揮する。
両肩部に2連装のものを4基、両膝部に3連装のものを4基、腰部背面に3連装のものを1基装備。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
パーソナルカスタム機 [編集 | ソースを編集]
- ザクII (銀狼専用機)
- 『極東MS戦線記』に登場する銀狼 (ガンロン)の専用機。現地改修機であり、スパイクアーマーのスパイクの鋭利化やナックルガードの追加、脚部へのブースターの増設などの改修が施されている。
系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]
- ザクIIJ型
- 原型機。
- ザクIIF型
- 『ミラーズリポート』のパンフレット解説では「F型の改修機」という設定になっており、「空間戦闘に設定された06Fを改造した機体」との記述やF型からの変更点などが見られる。
技術的関与のある・あると思われる機体 [編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- デザインは先立って発売されたマスターグレード用に描かれた画稿に手を加えたもの。コクピットもザクの頭部をモチーフにした半球形のデザインになっている。
- 『第08MS小隊』ビデオ1巻のパッケージに「ザク・マシンガンで陸戦型ガンダムを撃墜したザクIIJC型」が描かれているが、胴体にマゼラトップ砲の直撃を受けても耐えるルナ・チタニウム合金製の機体を相手に有効打を与えられるかは疑問である。
- このシーンを踏まえてか、PS3ソフト『機動戦士ガンダム Target in Sight』のパッケージには「ザクIIをビーム・ライフルで撃墜した陸戦型ガンダム」が同じ構図かつ真逆の立場で描かれている。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]