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ノリス・パッカード

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ノリス・パッカード (Norris Packard)[編集]

長年サハリン家に仕えてきた忠義の軍人。階級は大佐。モビルスーツの操縦に関してはジオン軍内でもトップレベルの腕を持ち、冷静で厳格な武人である。強面で近寄りがたい雰囲気を持っているが部下からの信頼は篤い。アイナの親代わり的存在で、ノリス自身もアイナに対し父親にも似た感情を抱いており、アイナが恋をしていることにも気付いていた。

物語終盤、負傷兵を宇宙に帰すというアイナの想いをかなえるべく、愛機グフ・カスタムで単身敵陣に乗り込む。シロー・アマダ率いる第08MS小隊のガンダムEz-8陸戦型ガンダム2機、量産型ガンタンク3機が相手という圧倒的不利な状況にもかかわらず、巧みに裏をかいて量産型ガンタンク2機を連続して撃破。文字通り鬼神の如き戦いを見せつけて第08小隊を手玉に取った。その後シローの乗るガンダムEz-8との一騎討ちとなり、激しい攻防戦の末一旦はヒートワイヤーからの電撃によって制御不能に追い込むも、パイロットがアイナの想い人であると知って動揺した隙を突かれ反撃を食らう。最後はビームサーベルを構えるEz-8の懐に飛び込み、自らの戦死も辞することなく残った量産型ガンタンクを見事撃破し、任務を全うするという壮烈な最期を遂げた。

清濁併せ呑む器量や人柄、戦術眼、そしてパイロットとしての凄まじい技量から、非常に多くのファンがついており、グフから連想されるキャラクターといえばラン・バ・ラルと双璧といわれている。

登場作品と役柄[編集]

機動戦士ガンダム 第08MS小隊

人間関係[編集]

ギニアス・サハリン
忠誠を誓うサハリン家の現当主。アプサラスの開発以外に興味を持たない彼の代わりに所属部隊の指揮をとっていた。
アイナ・サハリン
忠誠を誓うサハリン家の令嬢。子供のころからお守り役として仕えており、家と個人の両面から非常に篤い忠誠心を見せた。家族意識の薄い人間関係だったため、アイナも父親代わりと慕っていた。
シロー・アマダ
技量は劣るものの、ガムシャラな戦い方を「面白い」と一目置く。シローがアイナの想い人であることを知り、思わず隙を作ってしまうなど彼らしくない姿も見られたが、最後の最後まで「忠誠」を貫き、ジオンの軍人として散った。

名台詞[編集]

「私の存在は、これからもサハリン家と共にあります」
アプサラス完成祝賀会の夜会で、アイナからサハリン家への協力を請われ。ここまではあまりセリフのないノリスだが、この一言で「忠義の軍人」という人物像がハッキリとわかる。ちなみに夜会では参加者としてではなく、アイナとギニアスが会う前からアイナに付き添ってエスコート役兼ボディガードとして姿を見せていることから公私とも相当に信頼されていることも伺える。
「私の部屋の鍵をまだ頂いていないのですが」/「おやすみなさい、マダム」
アプサラスが不時着した付近の村のホテルで、女主人のマリアへ。大佐という事実上現場の最高責任者が部屋の鍵を貰っておらず締め出しを喰ってしまうというトホホな展開に。軍人が非戦闘員に対して高圧的な姿勢になるケースは多くあるが(事実部下達の一部はそういった態度を見せている)彼はただしく軍人であった。後半は鍵を受け取ったノリスが振り向いての一言。連邦もジオンであっても分け隔てなく接する彼女に対する敬意の表れだろうか。これまでの任務に忠実な軍人とは異なった顔が伺える。
「フラットランダーが…連邦にもコロニー生まれは居ろうに。重力に縛られおって!」
コアブースターにぶら下がり、無防備な姿勢を見て射撃してきた連邦軍へ。ノリスは機体の反動を利用してコアブースターを盾にして攻撃を防いだが、こうした3次元的な行動を予測できなかった連邦軍を「フラットランダー(平地人)」と称した。これは地球に住んでいる人は上と下という重力の絶対を当たり前に思っているため、二次元(平地)的にしかものを捉えることができないという意味で、ラリィ・ニーヴセンのSF小説「ノウンスペース」シリーズで使われている造語。
「人の生は何を成したかで決まる…見事、退路を確保してご覧にいれる」
アイナの願いを叶えるため、補給もままならぬ状態で単機敵陣へと向かうノリスの台詞。
「怯えろぉ!竦めぇ!モビルスーツの性能を活かせぬまま、死んで行けぇッ!」
本作屈指の名シーン。グフ・カスタムを駆る鬼神ノリスの威圧感は圧巻。
「アイナ様、合流できそうにありません。自分は死に場所を見つけました」
シローとの一騎打ち中に言う台詞。最期を飾るに相応しい敵を見つけ、不敵な笑みを浮かべながら。この時機体のバックパックから発煙信号が発射されているが、意味は「合流できず。ケルゲレン出航せよ」。この時点で死を覚悟していたことが伺える。
「ハッ!反射神経だけは良いようだな!だが…これは避けられるか!?」/「眼の良さが命取りだ!」
シローとの一騎打ちは終始優勢に運ぶが、左腕の自由を奪いながらもしぶとく踏みとどまるシローに対して突然右手のヒートサーベルを投げ捨てる。反射神経の良さ(=眼の良さ)を逆手に取られ、シローは思わず武器に意識が行ってしまい隙を作ってしまった。「接近戦の場合、自分の武器を十分、敵に印象づけた後故意に武器を捨てることで、敵の攻撃パターンを操作することができる」という高等戦術をズバリ決めてみせたノリスの卓越した戦技が光る。
「アイナ様の想い人と出会う…フッ、面白い人生であった。だが…負けん!」
シローとの最期の一騎打ちの直前に言う台詞。この後、捨て身の一撃で最後のタンクを破壊する。
「勝ったぞ!!」
シローの駆るEZ-8と交錯し、ビームサーベルがコクピットを両断する瞬間に。ノリスの目的は最初からガンタンクであり、味方の脱出支援であった。シロー達は自分の身を守ることで精一杯で、ノリスを討ち取ったものの戦術的には完全な敗北を喫した。命を捨てて目的を達成し、軍人として一枚も二枚も上手だったノリスの散り様に、シローも「負けた…」と搾り出すのがやっとだった。

搭乗機体・関連機体[編集]

ドップ
ザクIIJC型
グフカスタム
ジオン軍の正式な表記ではグフ・カスタム。ノリスの乗機として圧倒的な戦闘力を見せ、一躍エース機の地位を得た。機動戦士ガンダム 第08MS小隊以降、グフは地上戦においてはエースの乗機として認識されるようになり、いわゆる「ボス格」として君臨する。また、パイロットはノリスと同様に武人然としたライバルのエースパイロットが乗り込む「漢(おとこ)の機体」として、乗り込む側にも相応の人物が乗ることが求められているという。
ノリス専用ザクI
ガンダムエース誌上企画「MSV-R」で発表された機体。地上降下まではこの機体に乗っていたとされる。当時既にジオン軍の主力MSはザクⅡへと移行していたが、乗り慣れたザクⅠの高い性能を惜しむパイロットの声が多かったことからザクⅡの核融合炉を換装し、出力をザクⅡ同等まで引き上げたもの。各部位に見られる接合パイプによってエネルギー効率を高めた特徴は、ザクⅠとザクⅡの特徴をミックスした世代交代の過渡期にあることが伺わせる。また各部位にはノリスのパーソナルカスタマイズが施されており、機体ではなくマシンガンにシールドを装備。ザクⅠにはなかったショルダースパイクの代わりに拳にスパイクが取り付けられている。シローとの初戦でさしたる活躍もなく撃退されたのは、慣れない重力下であったことと本来の愛機であるザクⅠではなくザクⅡであったからという説もある。

商品情報[編集]

話題まとめ[編集]

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