「クロスボーン・ガンダムX1」の版間の差分

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:メインスラスターに接続されるオプション装備。機体の機動力向上や航続距離の延伸が可能となる。
 
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;M.E.P.E.
 
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:機体の最大稼働中に起きるもので、名称は「'''Me'''tal '''P'''eel-off '''e'''ffect(金属剥離効果)」の略。[[MCA構造]]の副産物とされる。<br />放熱が触媒やラジエーターだけでは間に合わない場合に起こる。装甲の表面には耐ビームコーティングのような特殊加工が施されており、これが最大稼働時に剥離する事で放熱を行う。剥離したコーティングは機体の機動慣性方向にその熱量や輪郭等を残している為、これを敵機のセンサーやパイロットの肉眼がMSと誤認するという想定外の事態が起きている(「質量を持った残像」と呼ばれる。なお、あくまでも残像をMSと誤認する事が想定外なのであり、M.E.P.E.の発生自体は当初から想定されていた)。この為、敵の撹乱等に有効である。<br />ゲーム『[[SDガンダム G GENERATIONシリーズ]]』の一部でのみ採用されたオリジナル設定であり、キンケドゥがX1に乗っている場合にのみ発動可能。原作ではM.E.P.E.が発生する事はない。
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:機体の最大稼働中に起きるもので、名称は「'''Me'''tal '''P'''eel-off '''e'''ffect(金属剥離効果)」の略。[[MCA構造]]の副産物とされる。<br />放熱が触媒やラジエーターだけでは間に合わない場合に起こる。装甲の表面には耐ビームコーティングのような特殊加工が施されており、これが最大稼働時に剥離する事で放熱を行う。剥離したコーティングは機体の機動慣性方向にその熱量や輪郭等を残している為、これを敵機のセンサーやパイロットの肉眼がMSと誤認するという想定外の事態が起きている(「質量を持った残像」と呼ばれる。なお、あくまでも残像をMSと誤認する事が想定外なのであり、M.E.P.E.の発生自体は当初から想定されていた)。この為、敵の撹乱等に有効である。<br />ゲーム『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]』の一部でのみ採用されたオリジナル設定であり、キンケドゥがX1に乗っている場合にのみ発動可能。原作ではM.E.P.E.が発生する事はない。
 
;分離
 
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:コアファイターに分離可能。<br />ABCマントを脱ぎ捨てる。
 
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:[[エビル・S]]の小型偵察ポッドから着想を得たオウム型の小型偵察メカ。可動フィギュア「METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX1」で新たに設定された装備である。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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:フロントスカートを展開し、射出式のアンカーとしたもの。本体とはチェーンで接続されている。主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される他、手放したビーム・ザンバーを掴んで振り回した事もある。
 
:フロントスカートを展開し、射出式のアンカーとしたもの。本体とはチェーンで接続されている。主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される他、手放したビーム・ザンバーを掴んで振り回した事もある。
 
;分身攻撃
 
;分身攻撃
:ゲーム『SDガンダム G GENERATIONシリーズ』の一部でのみ使用可能な攻撃。M.E.P.E.を駆使した連続攻撃を相手に叩き込む。
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:ゲーム『SDガンダム GGENERATIONシリーズ』の一部でのみ使用可能な攻撃。M.E.P.E.を駆使した連続攻撃を相手に叩き込む。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==

2018年9月26日 (水) 21:25時点における版

XM-X1 クロスボーン・ガンダムX1 (Crossbone Gundam X1)

宇宙海賊クロスボーン・バンガード(海賊軍)の試作型モビルスーツサナリィによって開発された、地球圏初の他惑星での運用を前提とした機体である。
メインスラスターとして背部にX字状に配された4基のフレキシブルスラスターユニットを装備しており、これの向きを自在に変更する事によって高い機動性を発揮し、大気圏内での単独飛行をも可能とする。ラダー部にはコンフォーマルタンクを搭載し、そこから複数の燃焼材を選択可能となっている。既存のMSのメインスラスターと比較して構造的に違いはないが、機体の質量重心から離れた位置に作用点が存在するので方向転換や姿勢制御をよりアクティブで効率良く行えるようになった。このような方式となったのは木星の高重力に対処する為で、「全身にスラスターを設置する」という従来の方式ではスラスターの一つ一つが大型化してしまい、機体自体も大型化、その大型スラスターの稼働の為に大型ジェネレーターを搭載せざるを得ず、それによって重量も余計に増加するのでそれを補う為に更なる大型スラスターを搭載し……という悪循環が起きる為、抜本的な解決策として採用される事になった。ちなみに過去に一部の機体で採用されたシュツルムスラスターユニットと構造が似ているが、設計の意図はかなりの差があるとされる。
U.C.0130年代におけるMS戦は、敵味方共にビーム・シールドを装備しているせいでビーム・ライフルのような遠距離攻撃が勝敗を分ける要素とはなりにくくなっている為、「敵の懐に飛び込んで攻撃する」という戦い方を海賊軍が採っている事から本機は接近戦を重視した機体として設計されており、ビーム・ザンバーやブランド・マーカー、ヒート・ダガー等といった接近戦用の武器を多数装備している。また装甲が厚く造られ、胸部の排熱ダクトもなるべく小面積化して搭載されている。そのため機体の内部が加熱しやすくなっており、頭部のフェイスカバーを展開して頻繁に強制冷却している。この強制冷却機構や頭部メインフレームの構造はガンダムF91に準じた物を採用しており、アーキテクチャもクラスターガンダムの物を原型としている。バイオコンピューターも頭部に格納され、機体制御のサポートを行っている。右眼部には精密射撃用のターゲッティングデバイスも格納され、使用時には眼帯のように実装される。この他、他惑星での運用の為に強度の高い対放射線処置等も施されている。
コアブロックシステムも採用され、コクピットブロックは機体から分離してコア・ファイターとなる。基礎構造はクラスターガンダムのコア・ファイターを参考にしつつもよりマルチプルな運用を可能とする事を目標とし、システマチックに洗練されている。この状態でもその高推力を活かし木星の大気上層からの離脱が可能。
U.C.0133年時の最強のMSとして名高いが、機体バランスや接近戦に特化した武装等からその性能を引き出すにはパイロットにも相応の技量が要求される。

「XM-X(不明)」の型式番号はサナリィが海賊軍に協力している事を露見させない為に与えられたもので、本来の型式番号は「F97」である。
宇宙海賊風の装飾やデザインは海賊軍が受領した後に施されたとされる。例として頭部の髑髏はウモン・サモンの提案によるもので、「少し地味だから」とハッタリを目的として施された。

登場作品と操縦者

機動戦士クロスボーン・ガンダム
パイロットはキンケドゥ・ナウトビア・アロナクスウモン・サモンも搭乗した事がある。
木星の基地や輸送船等を襲撃して多数の木星軍MS・MAを撃破し、多大な戦果を挙げた。地球圏へ向かう木星軍を追撃する途中で起きた戦闘では「死の旋風隊」に翻弄されて両腕部を斬り落とされるが、辛うじて撃退に成功。戦闘終了後、X1改へと改修を受ける事になった。

装備・機能

特殊機能

ABCマント
MS用の追加装甲として用意された特殊装備。「ABC」は「アンチ・ビーム・コーティング」の略である。
耐ビーム材と特殊繊維から成るマントで、機体の全身を覆う事ができる対ビーム用リアクティブアーマーである。フルアーマーと違って、機体の機動力を落とす事無く防御力を向上させられる。ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされ、当時最強クラスのビーム兵器であるヴェスバーも1発なら相殺可能。
弱点として物理攻撃に対しては特に効果が無く、またビーム兵器であっても同じ部分を長時間攻撃し続けられると破られてしまう。製造コストも高額で、複数が造られたものの後に量産化は断念されている。なお本機がマントで全身を覆えるのはフレキシブルスラスターユニットを採用しているからで、通常のMSではメインスラスターまでマントで覆う事になる為に一部分でしか使用できない。
作者の作画の負担を少しでも減らそうと考案された装備である。
ブースターユニット
メインスラスターに接続されるオプション装備。機体の機動力向上や航続距離の延伸が可能となる。
M.E.P.E.
機体の最大稼働中に起きるもので、名称は「Metal Peel-off effect(金属剥離効果)」の略。MCA構造の副産物とされる。
放熱が触媒やラジエーターだけでは間に合わない場合に起こる。装甲の表面には耐ビームコーティングのような特殊加工が施されており、これが最大稼働時に剥離する事で放熱を行う。剥離したコーティングは機体の機動慣性方向にその熱量や輪郭等を残している為、これを敵機のセンサーやパイロットの肉眼がMSと誤認するという想定外の事態が起きている(「質量を持った残像」と呼ばれる。なお、あくまでも残像をMSと誤認する事が想定外なのであり、M.E.P.E.の発生自体は当初から想定されていた)。この為、敵の撹乱等に有効である。
ゲーム『SDガンダム GGENERATIONシリーズ』の一部でのみ採用されたオリジナル設定であり、キンケドゥがX1に乗っている場合にのみ発動可能。原作ではM.E.P.E.が発生する事はない。
分離
コアファイターに分離可能。
ABCマントを脱ぎ捨てる。
ビリー
エビル・Sの小型偵察ポッドから着想を得たオウム型の小型偵察メカ。可動フィギュア「METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX1」で新たに設定された装備である。

武装・必殺攻撃

バルカン砲
頭部に2門内蔵されている。口径は不明。主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
ビーム・サーベル
両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。
ビーム・ガン
ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。コア・ファイターの武装としても使用される。
ザンバスター
本機専用のビーム・ライフル。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして使用可能。腰部にマウントする際も分離される。
グレネード・ランチャー
小型の実弾兵器。どこから取り出されるのかは不明。発射時にはザンバスターの銃口に装着するようになっている。
バスターガン
ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストルで、威力は低め。不使用時は右腰部にマウントされる。
ビーム・ザンバー
ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベルで、名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。
大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させている。これによって敵機をビーム・サーベルやビーム・シールド諸共両断できるようになった。だが相手のビーム出力の方が高い場合はその限りではない。
不使用時は左腰部にマウントされる。
ヒート・ダガー
両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。
脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出して攻撃する事も可能。
ブランド・マーカー
両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
ビーム・シールド
ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。
発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。
シザー・アンカー
フロントスカートを展開し、射出式のアンカーとしたもの。本体とはチェーンで接続されている。主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される他、手放したビーム・ザンバーを掴んで振り回した事もある。
分身攻撃
ゲーム『SDガンダム GGENERATIONシリーズ』の一部でのみ使用可能な攻撃。M.E.P.E.を駆使した連続攻撃を相手に叩き込む。

対決・名場面

死の旋風隊
ザビーネが叛乱を起こした際に交戦。3機の連携攻撃の前に苦戦を強いられ、両腕を斬り落とされてしまう。
だがそれぞれがガンダムを超えようと一つの特性に特化するあまり、それ以外の部分を犠牲にしているという欠点を突いて攻撃をかわし、援護に来たトビアの協力でマザー・バンガードの帆を利用したジビアへの直接攻撃を行って何とか撤退させる事ができた。

関連機体

クロスボーン・ガンダムX1改
シザー・アンカーをスクリュー・ウェッブに変更したX1。
クロスボーン・ガンダムX1改・改
X1改の改修型。「スカルハート」と呼ばれている。
クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
スカルハートをX3の予備パーツで修復した姿。
クロスボーン・ガンダムX1フルクロス
木星決戦仕様。
クロスボーン・ガンダムX2
2番機。頭部デザインやカラーリング、一部武装が異なる。
クロスボーン・ガンダムX3
3番機。15m級MSとしては初めてIフィールドを搭載。
クロスボーン・ガンダム ゴースト
サナリィにとっての3番機。海賊軍に届けられるはずだったが、事故で行方不明となっていた。後に木星共和国によって回収される。
X1の予備パーツも一緒に積まれており、そちらはこの機体の修理用として使われている。
フリント
クロスボーン・ガンダムの地球圏仕様機。
ガンダムF91
前世代機。
クラスターガンダム
構造等を参考にしている。

商品情報

ガンプラ

フィギュア

話題まとめ

資料リンク

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