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− | + | 当初はゼハートのことを見定めるとしてゼハート個人に対する忠誠はあくまで表面上のものでしかなかったが、やがてゼハートの為なら死ぬ事も厭わないようになっている。ゼハートに対しては恋愛感情を持っている描写があるが、ラ・グラミス攻防戦ではゼハートに大切な部下だと言われた際にはフラム本人はそれでも良いと思っている。 | |
− | + | 兄のドールとファミリーネームが違う理由は不明。ゼハートに気づかれない為にあえて別のファミリーネームを名乗っていたのか、あるいは別の理由があるのかは不明。 | |
− | + | 『MOE』ではゼハートがコールドスリープから目覚めた時からの部下という形に変更されており、ドールの妹である事やゼハートに対し兄が命を賭して守る価値があったのかを見極めると明確に告げている。またザナルドからゼハートを監視するように言われていた描写も削除されている。最後にはゼハートとのキスシーンも追加されているなど、明確にゼハート側のヒロインとしての扱いが強まった形となっている。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | ;[[機動戦士ガンダムAGE]] | + | ;[[機動戦士ガンダムAGE]] (キオ編) |
− | :[[ザナルド・ベイハート]]の命を受けてゼハートの側近として配属される。当初、戦死した兄が今際の際にゼハートを庇った事に疑問を抱いていて、彼が部下を道具としてしか見ない人物なら命をも奪う覚悟で近づいた。しかし幾多もの戦闘の中で彼の本質を知り、ルナベース以降は本心からついていく事を決めた(ちなみにゼハートには最初から気づかれていたらしい)。 | + | :初出作品。第33話にて[[ザナルド・ベイハート]]の命を受けてゼハートの側近として配属される。当初、戦死した兄が今際の際にゼハートを庇った事に疑問を抱いていて、彼が部下を道具としてしか見ない人物なら命をも奪う覚悟で近づいた。しかし幾多もの戦闘の中で彼の本質を知り、ルナベース以降は本心からついていく事を決めた(ちなみにゼハートには最初から気づかれていたらしい)。 |
− | ;[[機動戦士ガンダムAGE]] | + | ;[[機動戦士ガンダムAGE]] (三世代編) |
− | :ルナベース基地奪還作戦の開始と共に、自ら[[フォーンファルシア]]を駆って[[キオ・アスノ|キオ]]の[[ガンダムAGE-FX]]に挑む。その際、キオから停戦を呼び掛けられるがフラムや[[ジラード・スプリガン|ジラード]]はそれを詭弁と捉えて苛烈な攻撃を仕掛けていた。後に基地は奪還され、傷ついた[[ギラーガ]]を庇いながら兵士達と共に撤退した。<br />[[ラ・グラミス]]攻防戦ではゼハートと共にキオのガンダムAGE-FXを追い詰めるもザナルドの反乱で仕留める事は出来ずにゼハートを撤退させる。その後、ゼハートにガンダムとディーヴァの近くに誘いだす様に指示を受ける。その指示の意味を理解しつつ、ガンダムAGE- | + | :ルナベース基地奪還作戦の開始と共に、自ら[[フォーンファルシア]]を駆って[[キオ・アスノ|キオ]]の[[ガンダムAGE-FX]]に挑む。その際、キオから停戦を呼び掛けられるがフラムや[[ジラード・スプリガン|ジラード]]はそれを詭弁と捉えて苛烈な攻撃を仕掛けていた。後に基地は奪還され、傷ついた[[ギラーガ]]を庇いながら兵士達と共に撤退した。<br />[[ラ・グラミス]]攻防戦ではゼハートと共にキオのガンダムAGE-FXを追い詰めるもザナルドの反乱で仕留める事は出来ずにゼハートを撤退させる。その後、ゼハートにガンダムとディーヴァの近くに誘いだす様に指示を受ける。その指示の意味を理解しつつ、ガンダムAGE-FXをディーヴァの付近まで誘い圧倒するが、アセムの妨害を受ける。その後、ジョナサンのクランシェを撃墜したものの、直後にオブライトのジェノアスOカスタムと相打ちになった末、ラ・グラミスのディグマゼノン砲を受けて戦死する。 |
+ | ;[[機動戦士ガンダムAGE (小説版)]] | ||
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+ | :上述の通り、ヒロインとしての描写がより深く掘り下げられている。 | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:直属の上官。当初はドールが命を賭して守る価値がある男なのか試していたが、次第に彼を認め、最終的には信奉する。 | :直属の上官。当初はドールが命を賭して守る価値がある男なのか試していたが、次第に彼を認め、最終的には信奉する。 | ||
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:本来の上官。ゼハートの監視を命じられるがゼハートを信奉する事になる。 | :本来の上官。ゼハートの監視を命じられるがゼハートを信奉する事になる。 | ||
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+ | :ルナベースの攻防戦でアローンと共にゼハートの指揮下に入った元連邦兵のXラウンダー。ゼハートを信奉しヴェイガンの未来の為に戦うフラムと、婚約者の死によって未来を奪われたジラードとでは決定的に馬が合わなかった。 | ||
;[[アローン・シモンズ]] | ;[[アローン・シモンズ]] | ||
− | : | + | :ルナベースの元司令官。連邦軍にルナベースを奪還された際に自分の保身の為だけに脱出してヴェイガンと合流しようとするが、それを是としないフラムの手で粛清された。 |
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+ | === [[地球連邦軍 (AGE)|地球連邦軍]] === | ||
+ | ;[[キオ・アスノ]] | ||
+ | :戦闘中、戦いを止めるように何度も呼び掛けられており、これを拒絶した。 | ||
;[[フリット・アスノ]] | ;[[フリット・アスノ]] | ||
:ルナベース攻防戦で果敢に挑むも「気合が実力に伴っていない」と言われてしまう。 | :ルナベース攻防戦で果敢に挑むも「気合が実力に伴っていない」と言われてしまう。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
+ | === 機動戦士ガンダムAGE === | ||
;(お兄様…今なら貴方の気持ちが理解出来ます……!) | ;(お兄様…今なら貴方の気持ちが理解出来ます……!) | ||
: | : | ||
;「あなたのような汚らわしい者をゼハート様の艦に乗せるわけにはいかない」 | ;「あなたのような汚らわしい者をゼハート様の艦に乗せるわけにはいかない」 | ||
− | : | + | :第43話より、シモンズを粛清した時の台詞。 |
− | + | ;「あんなに優しい人だったゼハート様が……」<br/>「エデンは、あの人の全て……」<br/>「この戦いが終われば、ゼハート様は、優しいゼハート様に戻る…。私はあの人を…あの人の優しい心を守りたい…!」 | |
− | + | :第48話より、ゼハートに間接的に死んで来いと命じられた時の台詞。台詞の合間にゼハートとのやり取りが回想で入る。たとえ命と引き換えになろうとも、それでかつて自分に優しく語りかけたゼハートの姿が蘇るのであればと、死地へと赴く。しかし、最終的にゼハートに優しさが戻ったのは戦いが終わった後ではなく、全てを失った時だった…。 | |
− | ; | + | ;「このっ…ザコがあああっ!」<br/>「今更足掻いたところで!…あぁっ!?」 |
− | : | + | :同話より、損傷しつつも執拗に斬りかかって来るオブライトのジェノアスOカスタムに向かって。往生際の悪い相手に憤怒しジェノアスのコックピットを貫いたものの、気がつくと頭上に一矢報いようと掲げられたビーム・サーベルがあり、止める事も叶わずそのまま乗機の頭部を焼かれ相討ちとなった。 |
− | ; | + | ;「兄の事はもう……私は…貴方の下で戦えたことを、誇りに思います」<br/>ゼハート「っ…、フラム…私は……」<br/>「ゼハート様……エデンを…どうかその手に」<br/>ゼハート「約束する…私は必ず、エデンに辿り着いてみせる!」<br/>「ゼハート様…!」 |
− | : | + | :無意識下でゼハートと会話した際の最期のやり取り。作戦を成功させドールの魂にも報いてみせようと約束するゼハートに対し、ただ1人の女として望みを託したフラム。そして笑顔と共にディグマゼノン砲の光の中に飲まれていった。しかし作戦が成功する事は無く、彼女の最期の望みとは裏腹にゼハートは自らを追い詰めた末に、完全に後戻りが出来ない道へと進んでいってしまう…。 |
== 搭乗機体・関連機体 == | == 搭乗機体・関連機体 == | ||
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<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 --> | <!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 --> | ||
;[[フォーンファルシア]] | ;[[フォーンファルシア]] | ||
− | : | + | :主な搭乗機。 |
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− | : | + | :ゼハートの座乗艦。副官として共に乗艦する。 |
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− | == | + | == 余談 == |
− | + | *『AGE』の豪華版Blu-rayには各巻に投票で上位に入ったキャラクター2名の2ショットイラストが特典として付属しており、フラムは第10回で第1位に輝いている。第2位は[[ルウ・アノン]]であり、フラムがルウの髪を梳く2ショットイラストがアニメーターの千葉道徳氏によって描かれた。 | |
+ | <!-- == 商品情報 == --> | ||
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== 資料リンク == | == 資料リンク == | ||
− | + | *[http://www.gundam-age.net/character/3rd_007w.html 機動戦士ガンダムAGE 公式サイト:フラム・ナラ] | |
== リンク == | == リンク == | ||
*[[登場人物]] | *[[登場人物]] | ||
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2021年8月5日 (木) 22:02時点における最新版
フラム・ナラ | |
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外国語表記 | Fram Nara |
登場作品 | 機動戦士ガンダムAGE |
声優 | 寿美菜子 |
デザイナー |
長野拓造 (原案) 千葉道徳 (クリンナップ) |
プロフィール | |
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種族 | 人間 (火星人) |
性別 | 女 |
年齢 | 18歳 |
没年月日 | A.G.164年 |
出身 | 火星 |
髪色 | ライラック |
髪型 | ツインテール |
瞳の色 | 紫 |
職業 |
ゼハートの副官 MSパイロット |
所属 | ヴェイガン |
主な搭乗機 | フォーンファルシア |
概要 [編集 | ソースを編集]
ゼハート・ガレット率いる地球侵攻軍の一員となった女性。かつてゼハートを庇って命を落としたドール・フロストの妹で、自身も兄と同じXラウンダーである。戦闘経験は浅いが、ファルシアの発展機であるフォーンファルシアを駆る。
当初はゼハートのことを見定めるとしてゼハート個人に対する忠誠はあくまで表面上のものでしかなかったが、やがてゼハートの為なら死ぬ事も厭わないようになっている。ゼハートに対しては恋愛感情を持っている描写があるが、ラ・グラミス攻防戦ではゼハートに大切な部下だと言われた際にはフラム本人はそれでも良いと思っている。
兄のドールとファミリーネームが違う理由は不明。ゼハートに気づかれない為にあえて別のファミリーネームを名乗っていたのか、あるいは別の理由があるのかは不明。
『MOE』ではゼハートがコールドスリープから目覚めた時からの部下という形に変更されており、ドールの妹である事やゼハートに対し兄が命を賭して守る価値があったのかを見極めると明確に告げている。またザナルドからゼハートを監視するように言われていた描写も削除されている。最後にはゼハートとのキスシーンも追加されているなど、明確にゼハート側のヒロインとしての扱いが強まった形となっている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムAGE (キオ編)
- 初出作品。第33話にてザナルド・ベイハートの命を受けてゼハートの側近として配属される。当初、戦死した兄が今際の際にゼハートを庇った事に疑問を抱いていて、彼が部下を道具としてしか見ない人物なら命をも奪う覚悟で近づいた。しかし幾多もの戦闘の中で彼の本質を知り、ルナベース以降は本心からついていく事を決めた(ちなみにゼハートには最初から気づかれていたらしい)。
- 機動戦士ガンダムAGE (三世代編)
- ルナベース基地奪還作戦の開始と共に、自らフォーンファルシアを駆ってキオのガンダムAGE-FXに挑む。その際、キオから停戦を呼び掛けられるがフラムやジラードはそれを詭弁と捉えて苛烈な攻撃を仕掛けていた。後に基地は奪還され、傷ついたギラーガを庇いながら兵士達と共に撤退した。
ラ・グラミス攻防戦ではゼハートと共にキオのガンダムAGE-FXを追い詰めるもザナルドの反乱で仕留める事は出来ずにゼハートを撤退させる。その後、ゼハートにガンダムとディーヴァの近くに誘いだす様に指示を受ける。その指示の意味を理解しつつ、ガンダムAGE-FXをディーヴァの付近まで誘い圧倒するが、アセムの妨害を受ける。その後、ジョナサンのクランシェを撃墜したものの、直後にオブライトのジェノアスOカスタムと相打ちになった末、ラ・グラミスのディグマゼノン砲を受けて戦死する。 - 機動戦士ガンダムAGE (小説版)
- 機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
- 上述の通り、ヒロインとしての描写がより深く掘り下げられている。
人間関係[編集 | ソースを編集]
ヴェイガン[編集 | ソースを編集]
- ゼハート・ガレット
- 直属の上官。当初はドールが命を賭して守る価値がある男なのか試していたが、次第に彼を認め、最終的には信奉する。
- ドール・フロスト
- 兄。彼の遺志を受け継いでゼハートの下に就いた。
- レイル・ライト
- 同僚。
- ザナルド・ベイハート
- 本来の上官。ゼハートの監視を命じられるがゼハートを信奉する事になる。
- ジラード・スプリガン
- ルナベースの攻防戦でアローンと共にゼハートの指揮下に入った元連邦兵のXラウンダー。ゼハートを信奉しヴェイガンの未来の為に戦うフラムと、婚約者の死によって未来を奪われたジラードとでは決定的に馬が合わなかった。
- アローン・シモンズ
- ルナベースの元司令官。連邦軍にルナベースを奪還された際に自分の保身の為だけに脱出してヴェイガンと合流しようとするが、それを是としないフラムの手で粛清された。
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダムAGE [編集 | ソースを編集]
- (お兄様…今なら貴方の気持ちが理解出来ます……!)
- 「あなたのような汚らわしい者をゼハート様の艦に乗せるわけにはいかない」
- 第43話より、シモンズを粛清した時の台詞。
- 「あんなに優しい人だったゼハート様が……」
「エデンは、あの人の全て……」
「この戦いが終われば、ゼハート様は、優しいゼハート様に戻る…。私はあの人を…あの人の優しい心を守りたい…!」 - 第48話より、ゼハートに間接的に死んで来いと命じられた時の台詞。台詞の合間にゼハートとのやり取りが回想で入る。たとえ命と引き換えになろうとも、それでかつて自分に優しく語りかけたゼハートの姿が蘇るのであればと、死地へと赴く。しかし、最終的にゼハートに優しさが戻ったのは戦いが終わった後ではなく、全てを失った時だった…。
- 「このっ…ザコがあああっ!」
「今更足掻いたところで!…あぁっ!?」 - 同話より、損傷しつつも執拗に斬りかかって来るオブライトのジェノアスOカスタムに向かって。往生際の悪い相手に憤怒しジェノアスのコックピットを貫いたものの、気がつくと頭上に一矢報いようと掲げられたビーム・サーベルがあり、止める事も叶わずそのまま乗機の頭部を焼かれ相討ちとなった。
- 「兄の事はもう……私は…貴方の下で戦えたことを、誇りに思います」
ゼハート「っ…、フラム…私は……」
「ゼハート様……エデンを…どうかその手に」
ゼハート「約束する…私は必ず、エデンに辿り着いてみせる!」
「ゼハート様…!」 - 無意識下でゼハートと会話した際の最期のやり取り。作戦を成功させドールの魂にも報いてみせようと約束するゼハートに対し、ただ1人の女として望みを託したフラム。そして笑顔と共にディグマゼノン砲の光の中に飲まれていった。しかし作戦が成功する事は無く、彼女の最期の望みとは裏腹にゼハートは自らを追い詰めた末に、完全に後戻りが出来ない道へと進んでいってしまう…。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
余談 [編集 | ソースを編集]
- 『AGE』の豪華版Blu-rayには各巻に投票で上位に入ったキャラクター2名の2ショットイラストが特典として付属しており、フラムは第10回で第1位に輝いている。第2位はルウ・アノンであり、フラムがルウの髪を梳く2ショットイラストがアニメーターの千葉道徳氏によって描かれた。