概要
ヴェイガンが開発したデファースの制式採用型。
ベースとなったデファースは開発途中で放棄された機体だが、ヴェイガン戦争中期以降、ヴェイガンの地球侵攻が現実味を帯びてきたため、重力下で運用できる機体として再設計された。背部には新たに2門のビームキャノンと、ビーム兵器の効率的な運用のためジェネレーターを2基追加装備している。これらの新規装備によって火力が大幅に向上し、デファースの利点であった高所からの射撃という点も強化されたことで、地球侵攻の際には大型の火力支援モビルスーツとして運用された。
デファースでは難があったとされる宇宙空間での機動性については、再設計による改善や火力支援という用途により、その欠点はほぼ克服されている。加えて全身の電磁装甲により高い防御力も健在である。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムAGE (キオ編)
- 初出作品。第29話 (キオ編第1話)で初登場。ヴェイガンの一斉蜂起やロストロウラン攻防戦の際に多数が投入された。作中ではキオから「ガンナータイプ」と呼称されている。
ちなみにその高い火力故に迂闊に地上で破壊すれば大爆発を起こして周辺に甚大な被害を及ぼす為、キオのガンダムAGE-3 ノーマルはオリバーノーツでの戦闘時には本機を空中に持ち上げた上で破壊している。
- 機動戦士ガンダムAGE (三世代編)
- ルナベースやラ・グラミスに配備され、砲撃を行っている。
装備・機能
特殊機能
- 電磁装甲
- 装甲の表面に電磁シールドを展開して防御する。地球連邦軍のMSの主力武装であるドッズライフルすらも拡散・無効化する事が出来るが、打撃を始めとする物理攻撃を受けた際の衝撃は普通に通ってしまう。
武装・必殺攻撃
- ビームバルカン / ビームサーベル
- 両掌に1門ずつ計2門内蔵されている速射式の小型ビーム砲。砲門からはビームサーベルの発振も可能。
- ビームキャノン
- 背部に2門、腰背部に1門の計3門装備されている大型ビームキャノン。尻尾のように配置されているビームキャノンは対地攻撃にも用いられる。
- レガンナーキャノン
- 腹部に内蔵されている大出力ビーム砲。対地・対空の両方に有効な拡散ビームを発射する。
対決・名場面
関連機体
- デファース
- 試作機。
- 宇宙用レガンナー
- レガンナーを宇宙空間用に調整したと思われる機体。書籍『機動戦士ガンダムAGE メカニック&ワールド』に機体名称のみ記載されている。
- レガンナーF
- PSP版AGEにのみ登場するレガンナーのカスタム機。機体カラーが異なる。
- ノマド・レガンナー
- PSP版AGEにのみ登場するレガンナーの上位機種。機体カラーが異なる。
余談
- 初期案では4脚型の機体としてデザインされており、バクトと共通のデザインを持つなど決定稿とは大幅にデザインが異なっている。
資料リンク
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