ドレッドノートイータ
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YMF-X000A/H ドレッドノートイータ (Dreadnought Η)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY、機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY
- デザイナー:町田能彦
- 分類:試作型モビルスーツ
- 装甲材質:フェイズシフト装甲
- 全高:不明
- 重量:不明
- 主動力:核分裂炉
- 開発:ザフト軍(MS本体)、ロウ・ギュール(改造)
- 主なパイロット:カナード・パルス
傭兵部隊「X」の試作型モビルスーツ。カナード・パルスがプレア・レヴェリーから受け継いだXアストレイの新たな姿で、ロウ・ギュールが改造を行っている。
カナードが操作適正を持たない事からドラグーン・システムは全て撤去され、代わりに背部には「イータ・ユニット」と呼ばれるビーム砲や実弾兵器を搭載した装備を取り付けている。このユニットは回転させる事でバスターモードとソードモードに切り替えられ、砲撃戦のみならず格闘戦にも対応可能。ちなみに名称の「イータ」はこのユニットの形状がギリシャ文字の「Η(イータ)」に似ているのが由来である。
大破したスーパーハイペリオンの残骸も流用されており、ビームシールドやビームサブマシンガンも装備している。
ニュートロンジャマーキャンセラーは搭載されたままであり、それ故に核エンジンからほぼ無制限の電力供給が受けられ、C.E.73年時においても新型機と同等以上に戦える程の高い性能を維持している。なおニュートロンジャマーキャンセラーはユニウス条約で軍事利用が禁止されているが、カナードは無視している(そもそもユニウス条約は連合・プラント間の停戦条約なので、どちらにも属さないカナードには無関係)。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
- パイロットはカナード・パルス。
ジェネシスαを襲撃してきたザフト軍部隊と交戦し、リ・ホームの火星出立を援護した。その後のジェネシスα防衛やマティスのいる地球連合軍諜報部基地の攻撃にも参加している。 - 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY(電撃ホビーマガジン版)
- リ・ホームが火星に向かった後にジェス・リブルから本機について取材を申し込まれ、断るも無理に取材しようとしたため攻撃する。直後に現れたカイト・マディガンとも交戦したが、叢雲劾が仲裁に入った事で戦闘は中断された。
ジェスがゲルズゲーを極秘に取材した際にはその護衛としてマティアスから雇われたが、陽電子リフレクターの実験を見たカナードが「あんな醜い機体に光波シールドを搭載するなど我慢ならない」と暴走、ゲルズゲーを破壊している。 - 機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY
- プレア・レヴェリーの居場所を求めロンド・ギナ・サハクとヒィの戦いに割って入る。劾も現れた後はヒィと交戦したが、そのヒィが劾の戦い方を見て戦意を喪失してしまった事で決着はつかなかった。
その後、ライブラリアンの基地近くの宙域で劾やロウと共にプレアと戦い、勝利。止めを刺そうとしたところでロウに止められた。
装備・機能
特殊機能
- フェイズシフト装甲
- 一定の電圧を持つ電流を流して相転移させる特殊装甲。その際、装甲には色がつく。物理的な衝撃を無効化でき、単独での大気圏突入も可能だが、高出力のビーム兵器の前には無力である。
非展開時は「ディアクティブモード」と呼ばれ、色がグレーのみとなっている。
Xアストレイではドラグーン・ユニットにも採用されていたが、本機のイータ・ユニットにも採用されているかは不明である。 - ニュートロンジャマーキャンセラー
- ニュートロンジャマーを無効化する装置。
本機に搭載されている物は検証中の物だったのか、効果範囲が機体の周辺にまで及んでいる。
武装・必殺攻撃
- MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲
- 頭部に4門内蔵されている。ゲイツと同じ物で、主に牽制や迎撃等に使用される。
- MA-M22Y ビームライフル
- 本機の主兵装。ゲイツのビームライフルと比べてサイズがやや大型化している。
後のプロヴィデンスのユーディキウムの原型となった。 - ザスタバ社製ビームサブマシンガンRFW-99スティグマト
- 中・近距離攻撃用に開発された武器で、スーパーハイペリオンから流用した物。「スティグマト」や「ザスタバ・スティグマト」とも呼ばれる。
小型のビーム弾を高速で連射可能であり、面制圧攻撃に適している。本来はパワーカートリッジを多数搭載したマガジンからエネルギーを供給するが、本機では「XM1 プリスティス ビームリーマー」のように機体とケーブルで接続して核エンジンから直にエネルギー供給している。そのためマガジンを交換する必要がなくなり、発射回数も増加した。なお、パワーケーブルはアルミューレ・リュミエール・ハンディ用とは別に追加されるので同時使用が可能。
任務に応じてビームライフルとこちらを使い分けている。 - ロムテクニカ社製ビームナイフRBWタイプ7001
- スティグマトのフレーム上部に1本マウントしている。ビームサーベルを小型化した物で、ビーム刃が短め。敵機に向かって射出でき、マウントしたままでも銃剣のように使える。
使用時にはグリップに内蔵されたパワーカートリッジからエネルギーを供給する。ちなみにスティグマトと同じカートリッジが使われている。 - ビーム砲
- イータ・ユニットに2門装備されている大型のビーム砲。射程が長く、核エンジンからの豊富なエネルギー供給のおかげで威力も高い。
発射時にはユニットを上側に回転させて前方に向け、バレルを伸展させるようになっている。 - ビームソード
- ビーム砲が下を向いた状態ではビームソードとして機能する。使用時には収納されていたグリップが現れてバレルが伸び、巨大なビーム刃が形成される。
- 対空機関砲「イーゲルシュテルンII」
- ビーム砲の後部に2門内蔵。主にソードモード時の武装として使用される。
105ダガー等が装備している物と同じ名前だが、口径は明らかにこちらの方が大きく、別物である可能性が高い。 - グレネードランチャー
- イーゲルシュテルンIIの砲身下部に2発装填されている。こちらも基本的にはソードモード時の武装であり、イーゲルシュテルンIIと合わせて中距離戦用として使われる。
- モノフェーズ光波防御シールド「アルミューレ・リュミエール・ハンディ」
- スーパーハイペリオンから流用したビームシールド。両腰部に1基ずつ、計2基装備されている。使用時には前腕部のマウントラッチに装着するが、手に持って発生装置を変形させる事でビームランスとしても使える。
「XM1 プリスティス ビームリーマー」の先端部に発生装置が組み込まれ、ザスタバ・スティグマトと同じくケーブルを介して核エンジンからエネルギーを供給する仕組み。その為、エネルギー消費の激しいこの装備をほぼ無制限に使用可能である。
対決・名場面
関連機体
- Xアストレイ
- ベース機。
- ドレッドノートガンダム
- Xアストレイの素体。
- ドレッドノートガンダム (ゲイツヘッド)
- 奪われた頭部の代わりにゲイツの頭部を装備したドレッドノート。
- スーパーハイペリオン
- この機体の残骸が流用されている。