アビスガンダム
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ZGMF-X31S アビスガンダム(Abyss Gundam)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED DESTINY、機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
- デザイナー:大河原邦男
- 分類:水陸両用試作型可変モビルスーツ
- 装甲材質:ヴァリアブルフェイズシフト装甲
- 頭頂高:
- 全高:
- 本体重量:
- 全備重量:
- 主動力:バッテリー
- 開発組織:ザフト軍
- 所属:ザフト軍⇒地球連合軍
- 主なパイロット:マーレ・ストロード→アウル・ニーダ
ザフト軍が開発した「セカンドステージシリーズ」の一機。水中用の潜水艇型MAへの可変機構を持つ。同じザフトの水中用MSであるグーンやゾノは水中での運用を重視しているため、陸上での機動性に問題があったが、アビスは従来のMSと同じ人型であるため、陸上での機動性も確保されている。さらに宇宙空間での運用も可能なため、水陸両用MSとしての汎用性はグーンやゾノを上回る。当然の事ながら水中での機動性を初めとした戦闘能力においてもグーンやゾノとは比べものにならない性能を持つ。陸上の戦闘では、火力支援用としての運用を想定しており、多数のビーム砲を備えている。また、他のセカンドステージシリーズのMSと同じく、デュートリオンビーム送電システムやヴァリアブルフェイズシフト装甲を採用している。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 水中戦のエキスパートであるマーレ・ストロードがテストパイロットを経て正式にパイロットに任命されていたが、アーモリーワンの戦闘でファントムペインに強奪され、以後、アウル・ニーダが搭乗し、ミネルバの攻撃に投入された。
宇宙では主に火力支援を行っていたが、地上では特に水中戦で真価を発揮しており、インド洋での戦闘において、ルナマリアのザクを損傷させたり、ミネルバに随伴していたボズゴロフ級潜水空母ニーラゴンゴを撃沈した。ダーダネルス海峡での戦闘では、ミネルバに水中から攻撃を仕掛けるも、介入してきたフリーダムガンダムにより、クスィフィアスレール砲で推進部を損傷。戦線を離脱した。
その後のクレタ沖での戦闘ではブラストインパルスガンダムと交戦。水上からの砲撃でブラストシルエットを破壊したが、その爆発に気をとられた隙にインパルスから投擲されたビームジャベリンがコクピットを直撃。海中で爆散し、アウルも戦死した。 - 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
装備・機能
特殊機能
- ヴァリアブルフェイズシフト装甲
- フェイズシフト装甲の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。その影響で装甲の色が変化するようになった。
- デュートリオンビーム送電システム
- MSにデュートリオンビームを照射してワイヤレスでエネルギーを供給するシステム。これにより、(母艦が存在する限り)帰艦する事なく戦い続ける事が可能となった。
- 変形
- MA形態に変形する。
武装・必殺攻撃
- MMI-GAU1717 12.5mmCIWS
- 頭部に装備されたバルカン砲。
- MMI-GAU25A 20mmCIWS
- 肩部に装備されたバルカン砲。全てのセカンドステージシリーズに同型の物が装備されている。
- MX-RQB516 ビームランス
- 実体刃とビーム刃を複合装備させた槍状武装。アビスの全高に匹敵するリーチがあり、柄の部分は対ビームコーティングが施されているため、敵機のビームサーベルを受け止める事も可能。MA形態時は機体下部にマウントされる。ビームランスではあるが実体刃も付いている為、水中でも使う事が可能。
- 両肩部シールド
- 3連装ビーム砲や連装砲と共に、外装にヴァリアブルフェイズシフト装甲と対ビームコーティングを施した攻防一体の盾。MA形態時は頭部を覆う形でユニットを密着させる事で水流抵抗を減免させるためのフェアリングとしての機能を果たす。なお、あくまでも『アビスのパーツの一部』という位置づけなので、装備としての固有の名称は存在しない。
- MMI-TT101Mk9 高速誘導魚雷
- 両肩のシールドに内蔵されている。MA時の主兵装で、発射口は左右合わせて4門ある。
- MA-X223E 3連装ビーム砲
- 両肩シールド裏面に内蔵されたビーム砲。一斉発射する事で広域に展開する敵機を同時攻撃する事ができる。カリドゥスと同時使用可能。
- M68 連装砲
- 両肩シールドに内蔵されている武装で、砲門数は左右に2門つづの計4門。実弾兵器として炸裂式の砲弾を装填している。水中でも使用可能。MA形態では後ろを向いている為、後方の敵に対してや敵を追い越しての攻撃が可能となっている。
- M107 バラエーナ改2連装ビーム砲
- 背部の可動式ビーム砲塔。フリーダムのバラエーナの省電力化モデル。ビーム兵器の為、水中戦では使用不可能だが、浅水域からの対空攻撃に威力を発揮。
- MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
- 胸部に内蔵された大出力ビーム砲。エネルギー変換効率の改善により、フリーダムなどの核動力機にも劣らぬ出力がある。
対決・名場面
- 対スラッシュザクファントム
- 爆弾の設置作業を妨害し、ビームランスと左脚を両断される。
- 対フリーダムガンダム
- MA形態で潜航中、上空からレールガンの狙撃を受け推進器を破壊されている。
- 対ブラストインパルスガンダム
- ビーム砲を命中させるも、瞬間、ブラストシルエットをパージされ、取り逃がす。反撃に投擲されたビームジャベリンがコクピットに直撃。パイロットのアウル共々、海中で爆散した…。
関連機体
- グーン、ゾノ
- 従来のザフト軍の水中用MS。これらのデータを踏襲して開発されている。
- アビスインパルスガンダム
- インパルスガンダムのシルエットの中で考案されていた形態の1つ。ペーパープランのままで終わったものの、本機の装備を受け継いだ水陸戦用機という形で開発される予定だった。