ガンダム試作4号機
2018年3月6日 (火) 07:26時点における211.9.35.65 (トーク)による版
RX-78GP04G ガンダム試作4号機 (Gundam GP04G)
- 登場作品:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY、機動戦士ガンダム0083 REBELLION、GUNDAM EVOLVE、ガンダムEXA
- デザイナー:明貴美加
- 分類:強襲用試作型モビルスーツ
- 装甲材質:ルナ・チタニウム合金(GFF)、チタン・セラミック複合材(RE/100)
- 頭頂高:18.2m(GFF)、18.0m(RE/100)
- 全高:18.5m(GFF)、不明(RE/100)
- 本体重量:46.1t(GFF)、46.7t(RE/100)、48.5t(RE/100:シュツルム・ブースター装着時)
- 全備重量:73.6t(GFF)、73.2t(RE/100)、86.0t(RE/100:シュツルム・ブースター装着時)
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:1,730kW(GFF)、1,710kw(RE/100)
- スラスター総推力:224,000kg(GFF)、171,000kg(RE/100)
- センサー有効半径:不明
- 開発組織:アナハイム・エレクトロニクス社
- 主なパイロット:クララ・ロッジ(0083 REBELLION)、レオス・アロイ(ガンダムEXA)、他
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツ。「ガンダム開発計画」で立案された4番目のガンダムで、旧ジオニック系の技術者が中心となって対MS戦闘における強襲用の機体として設計されている。
宇宙における機動性に主眼が置かれ、各部に多数のスラスターを装備している。また格闘戦と白兵戦も重視され、背部には3本のシュツルム・ブースターを装着可能。これはプロペラントタンクとブースターユニットを兼ねた追加装備であり、前線到達と戦闘展開を迅速に行える。
開発時のコードネームは「ガーベラ」。キク科の花であり、花言葉は色によって異なる。本機は白なので「希望」や「律儀」等になると思われる。
当初は設定上存在しているだけでデザインはされておらず、その後ホビージャパンのムック「GUNDAM WEAPONS 3」で明貴氏が描き下ろしている。その為、劇中には登場しない。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 初期の仕様のままだと試作1号機と要素の重複が多く、最終的に計画から外されてしまっている。しかし基礎フレームと各種内装パーツはその時点で既に完成しており、偽装を施した上で組み上げられて密かにシーマ艦隊に譲渡された。
- 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
- 表向きは試作1号機との類似を理由に開発が中止されていたが、クレナ・ハクセルによってラビアンローズで全面的に再設計された上で完成しガンダム試作1号機フルバーニアンと模擬戦を行った。しかし途中で乱入してきたヴァル・ヴァロのプラズマ・リーダーを受け、クララ・ロッジによって強奪された……が、これは全て仕組まれた事であり、その後4号機は書類上では模擬戦で大破して開発計画が完全に凍結された事にされ、実機は外装を全て交換された上でシーマ艦隊に引き渡されている。
- GUNDAM EVOLVE
- GPシリーズのデータが映し出された際、本機のデータも表示されている。
- ガンダムEXA
- パイロットはレオス・アロイ。アナハイムが予備機として倉庫に秘匿していた機体とされる。
ゼロ・ムラサメをティターンズから脱走させるミッションで出撃するが、そこに現れたマリオンのブルーディスティニー3号機改とゼロのガンダムMk-II試作0号機が戦闘を始めた為、それを止めようと割って入った事で大破している。その後、レオスはピーニャが持ってきたエクストリームガンダムに乗り換えた。
装備・機能
特殊機能
- 分離
- シュツルム・ブースターを分離可能。
武装・必殺攻撃
- ロング・レンジ・ライフル
- 長銃身のビーム・ライフル。試作1号機用のビーム・ライフルをベースとして射程距離の延伸や威力の強化を図っており、銃身の冷却機構や後部のアクセラレーターによって性能がかなり高まった。銃身の下部に設置された小型ビーム・サーベル「ジュッテ」もそのままであり、敵機からのビーム・サーベル等による攻撃を受け止められるようになっている。
- 専用ビーム・ライフル
- 試作4号機用に開発された携行式ビーム砲。威力より速射性を重視して設計されており、トリガーの周辺や機関部はGPシリーズの共通部材を使いつつ近距離戦闘や格闘戦等での取り回しも良くしている。
- ビーム・サーベル
- 接近戦用の武器で、背部のホルダーに2本格納されている。このホルダーはシュツルム・ブースターのスラスターブームと一体化している。
内蔵デバイスは標準的な量産品を使用しているが、グリップは独自の形状となっている。 - 専用シールド
- 携行式の実体盾で、これも部材の多くに試作1号機のシールドと共通する物を使用している。表面には対ビームコーティングが施され、数回ならばビームの直撃も防御できる。ポジションアームはスライドでき、裏面にはビーム・ライフルの予備エネルギーパックを2つまで装着可能。
- シールド
- こちらは試作1号機用とほぼ同じ物だが、性能差は不明。表面にはマイナスモールド状のパーツが2つ存在する。
対決・名場面
関連機体
- ガーベラ・テトラ、ガーベラ・テトラ (ロールアウト時)
- ジオン系の機体に偽装された試作4号機。
- ガンダム試作1号機、ガンダム試作1号機フルバーニアン
- 「ガンダム開発計画」の1号機とその宇宙仕様。この機体とのコンセプトの重複が多く、開発が中断される事になった。
- ガンダム試作2号機
- 「ガンダム開発計画」の2号機。この機体も旧ジオニック社の技術者達を中心として開発が行われた。
- ガンダム試作0号機、ガンダム試作3号機、ガンダム試作3号機ステイメン
- 「ガンダム開発計画」の0号機と3号機。