ビリー・カタギリ

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ビリー・カタギリ(Billy Katagiri)[編集 | ソースを編集]

グラハムの親友で、ユニオンMSWAD技術顧問。曽祖父の代にアメリカに移住した日系4世。技術者として大変優れており、フラッグの開発にも関わっている。スメラギとは学生時代に面識があり、共にエイフマン教授に教えを受けたこともある。またカティとも学生時代に知り合っている。

1stでは、グラハムと共にガンダムに興味を持ち、ガンダム対策として恩師のエイフマン教授と共にフラッグの改造を行なう。終盤では短期間で本来、規格が全く違うはずのフラッグに擬似太陽炉を搭載し、GNフラッグを作り上げた。この改造には叔父のホーマー・カタギリも一枚噛んでいる。このように技術者としては優秀だが、部外者のスメラギに極秘の情報を勝手に漏らすなど軍人でないが故の甘さがところどころに見える。

2nd開始までの2年間自宅でスメラギと同棲していたが、彼女がCBのメンバーだと知って愕然。利用されていたと勘違いし(自分で勝手に情報を漏らしたのに)、その恋は憎悪へと変貌した。アロウズ司令の叔父に頼み込んでアロウズのMS開発主任に就任。新型モビルスーツ「マスラオ」を開発し、トランザムシステムを組み込む等、この時点で既に太陽炉搭載MS開発の第一人者といっても過言ではない才能を余すことなく発揮した。物語の終盤ではその憎悪に理論武装を施してイノベイターにトランザムシステムを提供するという暴挙を行い、自らオートマトンと共にトレミー内に突入してスメラギと対峙するが、刹那の覚醒によって散布されたGN粒子の力でスメラギと和解を果たした。アロウズ解体後はアロウズに関わった事で、MS開発から外される可能性もあったが、優秀な技術者を手放したくないという連邦軍の思惑と、MS開発を続けたいというビリーの希望が一致した形でイノベイター製MSの研究、連邦軍次期主力機の開発を行なっている。一応、アロウズに関わった事への処罰は受けており、辺境の研究所に左遷される形にはなったが、本人としては(CBのメンバーとして顔が知られている)スメラギとのツーショット写真を周囲にはばかる事無く置けるので満足しているようである。

小説版では「女性と付き合った事がない」と明言されたり、スメラギと同居していた期間も手を出さなかった事が明かされたりした為、ドの付くほどの奥手としてネタにされている。実質軽率な情報漏洩も彼女の気を引くためだったのだが、その事にはほとんど気づいてもらえず空回りしっぱなし。更にスタッフインタビューでは「アヘッドの設計が人革連主導なのは、エイフマン死亡に加え、ビリーが4年間ダラダラしていて連邦内でのユニオン技術陣の影響力が低下したから」とまで言われている。ちなみに、小説版では1stシーズンの時点でグラハムを「侍」と評している。

劇場版では技術者というより科学者として登場。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム00
典型的なメカニックキャラ…と思っていたら、失恋のショックで若干マッドになってしまった。行動の動機がここまで分かりやすい人物も珍しい。
劇場版 機動戦士ガンダム00
新しい彼女をゲットするが、若干振り回され気味。奥手ぶりが躊躇に表れている。

人間関係[編集 | ソースを編集]

グラハム・エーカー
親友。ことMSに関しては、ビリーがいるからこそグラハムも無茶が出来ると言える。
スメラギ・李・ノリエガ
本名リーサ・クジョウ。学生時代からの想い人。あまり報われていなかったが、2ndシーズン終盤でようやく想いが通じ合った。
ホーマー・カタギリ
叔父。アロウズ司令の権力を活かし、ビリーをはじめ技術陣に協力していた。ホーマーの死後、彼の葬儀に関してはビリーは「アロウズに関わった自分が参列すると親族に迷惑がかかる」と敢えて出席しなかったのだが、そのために逆に親族に煙たがられてしまったらしい。
レイフ・エイフマン
世界的に有名なユニオンの技術者で、ビリーとスメラギの大学時代の恩師。グラハムの要望を受け、ビリーと一緒にフラッグを改造する。
カティ・マネキン
学生時代に顔を会わせた事がある。…が、アロウズでカティ配下についた際はお互い初対面のように接しているので、その事はお互い忘れているようである。
刹那・F・セイエイ
彼がスメラギの正体をビリーに語った事で後々大変な事になった。なお、それ以前にも一度会っているが、その事は覚えていないようである。…カティの件といい、ビリーは結構忘れっぽい性格なのかもしれない(仕方ないと言えば仕方ないが)。
リボンズ・アルマーク
トランザムシステムをイノベイター側の機体に実装するためにビリーを招聘。トランザムそのものの技術は既に手に入れていたにも関わらず、ビリーを招聘した事から、リボンズからしてもビリーは余程優秀な技術者だったようである。
ミーナ・カーマイン
同僚。劇場版における彼女。

名台詞[編集 | ソースを編集]

1stシーズン[編集 | ソースを編集]

「彼メロメロなんですよ」
グラハムの「多少強引でなければ、ガンダムは口説けません」に続けて。止める気は全くないらしい。
「そのかわり耐Gシステムを稼動させても、全速旋回時には12Gもかかるけどね」
カスタムフラッグ初登場時の台詞。さらっと危険なことを言う。現実では特別な装備をして訓練を積んだパイロットでも9G前後で失神すると言われる。
「僕がいないと、このカスタムフラッグの整備はできないよ。なんたって、エイフマン教授がじきじきにチューンした機体だからね。並みの整備兵じゃとてもとても……」
エイフマン教授の死という現実を目の前に、入院するほどの重傷を負ったにも関わらず、病院を抜け出してカスタムフラッグの整備を行う。彼の普段見せない熱い場面だが、冷静に考えると本当に「他に整備できる人間がいない」としたら問題ではなかろうか。
「君に譲れないものがあるように、僕にも譲れないものがある」
重傷の身で整備をしていた事をグラハムに咎められた際の台詞。先のセリフでは言い訳をしていたが、これが彼の本音だったのだろう。この言葉にはグラハムも思わず「強情だな」と苦笑した。

2ndシーズン[編集 | ソースを編集]

「さようなら……クジョウ!」
一時は共に暮らし、自身も淡い想いを寄せていたかつての学友、クジョウ。しかし彼女がソレスタルビーイングの人間と知った時、今まで寄せていた想いは憎悪へとすり替わってしまう。そして彼自身、ソレスタルビーイングを殲滅すべくアロウズに志願したが―――――直後に、クジョウの映っていた写真を破り捨てながら、1人冷たい声で決別を言い放っていた。
「自らの技術で滅びるがいい、ソレスタルビーイング…!」
裏切られたとの思い込みで頭のネジが飛んだ時の台詞。自身が開発に関わった大量のガガ部隊を送りだした。

劇場版[編集 | ソースを編集]

「ゴクッ…」
「優しくしてください」

関連機体[編集 | ソースを編集]

メカニックだけあって関連機体は多い。

グラハム専用ユニオンフラッグカスタム
改造その1。エイフマンとの合作。殺人的なまでのパイロットへの負担を無視したとんでもない機体。
ユニオンフラッグカスタムII
改造その2。規格どころか原理すら違う動力源を搭載するという荒業を急場しのぎとは言えやってのける。
マスラオ
次期主力量産機の試作機という名目で予算を取っているらしい。ちなみに最初はアヘッドベースで開発が進んでいたが、グラハムの意向を受けてビリーの独断でフラッグベースに一から再設計した。アロウズも結構いい加減である。
スサノオ
マスラオを更に強化。ビリーと旧ユニオン技術陣渾身の一作。
ブレイヴ一般用試験機
ブレイヴ指揮官用試験機
マスラオ(スサノオ)を基に開発した試験機。

商品情報[編集 | ソースを編集]

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]