ジオン公国
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ジオン公国(The Principality of Zeon)
ジオン・ズム・ダイクンが中心となってサイド3に建国したジオン共和国を、ダイクンの死後デギン・ソド・ザビが反対派を一掃した上で独裁政治体制を敷き、「ジオン公国」として名称変更した国家。
国号の変更後、デギンは国民の統治を目的に自らを「公王」として権力の頂点に君臨するが、その後デギンの長男ギレンが権力を掌握。ダイクンの提唱したニュータイプ思想を曲解させ[1]、独裁政治体制を強化し、軍備を整えた上で後に一年戦争と呼ばれる地球連邦政府との戦争を開始した。当初はミノフスキー粒子やモビルスーツを用いた新戦術によって地球連邦軍を圧倒したが、ア・バオア・クー攻防戦までに支配者ザビ家の大半が戦死した為、連邦に降伏。この際、デギンの密命によってグラナダに赴き連邦軍と終戦協定を行ったダルシア・バハロによって、再び共和制に移行した。
国家は議会政治によって運営されており、選挙で議員を決める形式は保たれているものの、議会はザビ家の影響下にあり、首相のダルシアも自らが傀儡である事を自覚している。国民に対するシビリアンコントロールが徹底されており、反対派・少数派の不満を調整し誘導する事でザビ家への支持を保っていた[2]。
登場作品
- 機動戦士ガンダム
- 初出作品。地球連邦の敵対組織として登場。『トミノメモ』では本土であるサイド3まで連邦軍が進行するシナリオが予定されていたが、ア・バオア・クーでの戦闘でザビ家が壊滅した為、結果的に戦場になる事は無かった。