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== 概要 ==
 
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[[リガ・ミリティア]]が「[[V計画|V計画(ヴィクトリー・プロジェクト)]]」の一環として、[[Vガンダム]]の開発に際して試作されたテスト機を原型として開発された量産型[[モビルスーツ]]。開発は月面都市セント・ジョセフの地下工場で進められたとされる。
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[[リガ・ミリティア]]が「[[V計画|V計画(ヴィクトリー・プロジェクト)]]」の一環として、[[Vガンダム]]以前のテスト機をベースに開発した量産型[[モビルスーツ]]。開発は月面都市セント・ジョセフの地下工場で進められたとされる。
  
Vガンダムと同タイプのジェネレーターを採用しつつ、合体・変形機構を持たない簡素な構造、規格品の多用といった特徴を持ち、同時代の[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]系MSを凌駕する性能と、高い生産性・整備性を併せ持つ高性能機として完成している。
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Vガンダムと同タイプのジェネレーターを採用しつつ、合体・変形機構を持たない簡素な構造の採用と規格品の多用によって、同時代の[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]系MSを凌駕する性能と、高い生産性・整備性を併せ持つ高性能機として完成している。
  
より高性能なVガンダムとは異なり一般兵向けのスタンダードな機体として設計されているが、Vガンダムとは殆どの兵装が共有可能。また連邦軍MSとの互換性を持たせる事で運用性も高めており、簡単な改修で宇宙・地上の双方で運用可能な汎用性も持つ。
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ゲリラ戦に特化したVガンダムとは異なり一般兵向けのスタンダードな機体として設計されているが、殆どの兵装が共有可能。また連邦軍MSとの互換性を持たせる事で運用性も高めており、簡単な改修で宇宙・地上の双方で運用可能な汎用性も有している。
  
 
プロトタイプ2機によるテストを経て初期生産型6機が量産され、その後増備タイプと呼ばれる仕様の7機に生産が移行。[[ガンブラスター]]配備後もカラーリングを変更した後期生産型の建造が続けられ、一部は連邦軍部隊にも供与されている。
 
プロトタイプ2機によるテストを経て初期生産型6機が量産され、その後増備タイプと呼ばれる仕様の7機に生産が移行。[[ガンブラスター]]配備後もカラーリングを変更した後期生産型の建造が続けられ、一部は連邦軍部隊にも供与されている。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士Vガンダム]]
 
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:先行量産機が6機ロールアウトし、[[シュラク隊]]の初期の機体として戦闘に参加した。シュラク隊のメンバーがVガンダムやガンブラスターに乗り換えた後も順次量産され、[[ザンスカール戦争]]で活躍。その内[[ザンスカール帝国]]に鹵獲された機体は[[カテジナ・ルース]]が[[ウッソ・エヴィン]]に対する不意打ちの為に使用した。
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:初登場作品。先行量産機が6機ロールアウトし、[[シュラク隊]]の初期の機体として第10話から戦闘に参加した。ただ、続く第11話でヘレン機が撃墜されたのを皮切りに次々と無残に散っていき、シュラク隊の悲劇の象徴ともなった。シュラク隊のメンバーがVガンダムやガンブラスターに乗り換えた後も順次量産され、[[ザンスカール戦争]]で活躍。その内、第49話では[[ザンスカール帝国]]の鹵獲機を[[カテジナ・ルース]]が[[ウッソ・エヴィン]]に対する不意打ちの為に使用した。
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;[[機動戦士Vガンダム ニューモビルスーツバリエーション]]
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:『V』本編に登場したデザインの機体は増備タイプに分類されており、シュラク隊の機体はそれとはやや形状の異なる初期生産型と設定されている。加えて、後期量産タイプも設定された。
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== 仕様バリエーション ==
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;初期生産型
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:シュラク隊が運用する初期に生産されたモデル。他の仕様に比べてリアアーマーの形状がプロトタイプと同形状になっている他、ビーム・シールドの基部がやや大きめになっている。
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;増備タイプ
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:ヴィクトリータイプの生産に合わせて生産されたモデル。『V』本編に登場したのがこれになる。
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;後期量産タイプ
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:ガンブラスター配備後に生産されたモデル。機体形状は増備タイプと同一、機体色はガンブラスターと同一のカラーリングに塗装されている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
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:Vガンダムが装備している物と同タイプのビーム・ライフル。機関部であるビーム・ピストルを中心に出力増加バレルやマルチサイト、ストックといった各種デバイスで構成される。
 
:Vガンダムが装備している物と同タイプのビーム・ライフル。機関部であるビーム・ピストルを中心に出力増加バレルやマルチサイト、ストックといった各種デバイスで構成される。
 
:;ビーム・ピストル
 
:;ビーム・ピストル
:ビーム・ライフルのグリップと機関部を構成する小型ビーム砲。
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::ビーム・ライフルのグリップと機関部を構成する小型ビーム砲。
 
;ビーム・バズーカ
 
;ビーム・バズーカ
 
:[[サナリィ]]が開発した大口径ビーム兵器。[[クラスターガンダム]]に実験的に装備されたものを連邦軍が正式採用した物であり、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]がライセンス生産を行っている。リガ・ミリティアで使用する物はコネクター部分とEパックの容量に改良が加えられている。
 
:[[サナリィ]]が開発した大口径ビーム兵器。[[クラスターガンダム]]に実験的に装備されたものを連邦軍が正式採用した物であり、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]がライセンス生産を行っている。リガ・ミリティアで使用する物はコネクター部分とEパックの容量に改良が加えられている。
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;[[ガンブラスター]]
 
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:ガンイージに宇宙用のバックパックを装着した状態。
 
:ガンイージに宇宙用のバックパックを装着した状態。
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;ガンスマッシャー
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:V2用の追加パーツを装着するために開発された改良機。
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:;[[アサルトバスターガンスマッシャー]]
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::ガンスマッシャーにアサルトパーツとバスターパーツを装着した機体。
 
;[[Vガンダム]]
 
;[[Vガンダム]]
 
:一部パーツや武装が共通している。
 
:一部パーツや武装が共通している。
 
;[[クラスターガンダム]]
 
;[[クラスターガンダム]]
:ガンイージはこの機体をベースとして開発されていると言われているが、真意は不明。
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:ガンイージはこの機体をベースとして開発されていると言われ、意図的にデザインを寄せているとされるが詳細は不明。
;[[ビクトリーイージー]] / [[レッド・ガンダム]]&[[ブラック・ガンダム]]
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;[[ビクトリーイージー]] / [[レッド・ガンダム]][[ブラック・ガンダム]]
 
:宇宙戦国時代の[[ミキシングビルドモビルスーツ]]。前者には本機の手足、後者には頭部・胴体部・腕部が使用されている。
 
:宇宙戦国時代の[[ミキシングビルドモビルスーツ]]。前者には本機の手足、後者には頭部・胴体部・腕部が使用されている。
  
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== リンク ==
 
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2023年10月28日 (土) 04:16時点における最新版

ガンイージ
外国語表記 Gun Ez
登場作品 機動戦士Vガンダム
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
型式番号 LM111E02[1]
頭頂高 14.9m
本体重量 7.6t
全備重量 18.6t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 4,820kW
スラスター総推力 81,840kg
アポジモーター数 29
装甲材質 ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材
開発組織 リガ・ミリティア
所属組織 リガ・ミリティア
所属部隊 シュラク隊
主なパイロット ジュンコ・ジェンコ
ケイト・ブッシュ
ヘレン・ジャクソン
マヘリア・メリル
コニー・フランシス
ペギー・リー
ユカ・マイラス
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

リガ・ミリティアが「V計画(ヴィクトリー・プロジェクト)」の一環として、Vガンダム以前のテスト機をベースに開発した量産型モビルスーツ。開発は月面都市セント・ジョセフの地下工場で進められたとされる。

Vガンダムと同タイプのジェネレーターを採用しつつ、合体・変形機構を持たない簡素な構造の採用と規格品の多用によって、同時代の地球連邦軍系MSを凌駕する性能と、高い生産性・整備性を併せ持つ高性能機として完成している。

ゲリラ戦に特化したVガンダムとは異なり一般兵向けのスタンダードな機体として設計されているが、殆どの兵装が共有可能。また連邦軍MSとの互換性を持たせる事で運用性も高めており、簡単な改修で宇宙・地上の双方で運用可能な汎用性も有している。

プロトタイプ2機によるテストを経て初期生産型6機が量産され、その後増備タイプと呼ばれる仕様の7機に生産が移行。ガンブラスター配備後もカラーリングを変更した後期生産型の建造が続けられ、一部は連邦軍部隊にも供与されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム
初登場作品。先行量産機が6機ロールアウトし、シュラク隊の初期の機体として第10話から戦闘に参加した。ただ、続く第11話でヘレン機が撃墜されたのを皮切りに次々と無残に散っていき、シュラク隊の悲劇の象徴ともなった。シュラク隊のメンバーがVガンダムやガンブラスターに乗り換えた後も順次量産され、ザンスカール戦争で活躍。その内、第49話ではザンスカール帝国の鹵獲機をカテジナ・ルースウッソ・エヴィンに対する不意打ちの為に使用した。
機動戦士Vガンダム ニューモビルスーツバリエーション
『V』本編に登場したデザインの機体は増備タイプに分類されており、シュラク隊の機体はそれとはやや形状の異なる初期生産型と設定されている。加えて、後期量産タイプも設定された。

仕様バリエーション [編集 | ソースを編集]

初期生産型
シュラク隊が運用する初期に生産されたモデル。他の仕様に比べてリアアーマーの形状がプロトタイプと同形状になっている他、ビーム・シールドの基部がやや大きめになっている。
増備タイプ
ヴィクトリータイプの生産に合わせて生産されたモデル。『V』本編に登場したのがこれになる。
後期量産タイプ
ガンブラスター配備後に生産されたモデル。機体形状は増備タイプと同一、機体色はガンブラスターと同一のカラーリングに塗装されている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

換装
機体各所に備わっているハードポイントにオプション装備や武装を懸架可能。また、バックパックを「ツインテール」と呼ばれる高機動タイプに換装する事で、ガンブラスターとして運用可能となる。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

バルカン砲
頭部に2門が内蔵された実体弾兵装。小口径でMS等の装甲には効果は無いが、牽制やソフトスキン、ミサイル迎撃に用いられた。
2連マルチ・ランチャー
左肩に装備されたウェポン・ボックスに内蔵された連装式ランチャー。2発の実体弾が装填されており、主に牽制に使用された。機体の汎用性を損なう事なく火力を充実させる為の装備と考えられている。
ビーム・サーベル
右肩部ウェポン・ボックスに収納された近接格闘装備。使用時にはボックスのハッチが展開した後、グリップを引き抜いてビーム刃を展開する。グリップはヴィクトリー・タイプと異なり円筒形となっている。
ビーム・ライフル
Vガンダムが装備している物と同タイプのビーム・ライフル。機関部であるビーム・ピストルを中心に出力増加バレルやマルチサイト、ストックといった各種デバイスで構成される。
ビーム・ピストル
ビーム・ライフルのグリップと機関部を構成する小型ビーム砲。
ビーム・バズーカ
サナリィが開発した大口径ビーム兵器。クラスターガンダムに実験的に装備されたものを連邦軍が正式採用した物であり、アナハイム・エレクトロニクス社がライセンス生産を行っている。リガ・ミリティアで使用する物はコネクター部分とEパックの容量に改良が加えられている。
ビーム・シールド
前腕部のハードポイントに装着可能なビーム・シールド。Vガンダムのような固定装備ではなく、ハードポイントに装着して使用するオプション装備となっている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンイージ・プロトタイプ
V-MSV』に登場する本機のプロトタイプで、肩部にウェポンボックスが無いのが特徴。白塗装の1号機と2号機が存在し、2号機は後にトリコロールカラーに再塗装されている。
ガンイージ陸戦タイプ
『V-MSV』に登場する本機の現地改修機。機体各部に防塵処理が施されている。全身が青く塗装されたブルーバード隊所属機も存在する。
ガンブラスター
ガンイージに宇宙用のバックパックを装着した状態。
ガンスマッシャー
V2用の追加パーツを装着するために開発された改良機。
アサルトバスターガンスマッシャー
ガンスマッシャーにアサルトパーツとバスターパーツを装着した機体。
Vガンダム
一部パーツや武装が共通している。
クラスターガンダム
ガンイージはこの機体をベースとして開発されていると言われ、意図的にデザインを寄せているとされるが詳細は不明。
ビクトリーイージー / レッド・ガンダムブラック・ガンダム
宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツ。前者には本機の手足、後者には頭部・胴体部・腕部が使用されている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 本機のデザインはVガンダムの初期稿の1つである大河原邦男氏が手掛けた物が基となっている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 末尾のE02は開発コードを示し、本来なら「E01」に相当する機体も存在する筈だが、ザンスカールのMS開発にも関わりを持ったサナリィからの機密漏洩を防ぐ目的で「E01」のコードは抹消されている。