「ガンダムデルタカイ陸戦仕様」の版間の差分

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== MSN-001X[G] ガンダムデルタカイ陸戦仕様(Gundam Delta Kai Ground Type) ==
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| 外国語表記 = Gundam Delta Kai Ground Type
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| 登場作品 = [[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]]
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{{登場メカ概要
*デザイナー:カトキハジメ
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| スラスター総推力 = 101,500kg
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| 主なパイロット = [[イング・リュード]]<br/>[[ブレイア・リュード]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]][[可変モビルスーツ]]による陸戦運用の検証試験の為に[[ガンダムデルタカイ]]の装備を陸戦用に換装した姿である。それ故にウェイブライダー形態への変形機能はそのまま残され、ウェイブライダーで戦場まで向かった後、敵機との戦闘時に[[MS]]形態へ変形して地に足のついた戦術をとる事を基本としている。<br />両肩部と両膝部が重力下における排熱効果に配慮した形状の物へと変更され、軽量化を図っている。両脚部(「スリッパ」の俗称で呼ばれる部位)もホバーユニットへと換装され、カラーリングも実戦により適した配色に変更された。この他、ショックアブソーバーの強化や防塵フィルターの追加、防湿処理等が施されている。<br />武装は重力下で運用できないプロト・フィン・ファンネルが外され、ロング・メガ・バスターの代わりにレールガン装備型のビーム・ライフルが用意された。
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== 概要 ==
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[[ガンダムデルタカイ]][[可変モビルスーツ]]による陸戦運用の有効性検証試験のために装備を換装した機体。機体カラーもデモンストレーション色の強い色から変更されている。
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戦域到達までは巡航能力に秀でたウェイブライダー形態を使用し、会敵時には[[モビルスーツ]]形態に変形して地に足の付いた戦術を行うことを基本としている。防塵フィルターの追加や防湿処理、ショックアブソーバーの強化等が施されており、両肩部と両膝部は排熱効果を重視した形状に変更され機体の軽量化が図られている。また、脚部は[[陸戦用百式改]]の設計を元にしたホバーユニットに換装されている。
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武装も一部変更されており、重力下では運用不可であるプロト・フィン・ファンネルは装備されず、ロング・メガ・バスターは陸戦用百式改と同様のレールガン付き[[ビーム・ライフル]]に変更されている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
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;[[n_i_t_r_o]](ナイトロ)
;n_i_t_r_o(ナイトロ)
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:本機に搭載されている特殊な新型[[サイコミュシステム]][[ガンダムデルタカイ]]から引き続き搭載されている。
:本機に搭載されている新型[[サイコミュシステム]]で、「'''N'''EWTYPE-'''I'''NJECTION-'''T'''RACE-'''R'''EFORMED-'''O'''LDTYPE」の略称。パイロットに対して擬似的な[[ニュータイプ]]能力を与える効果があるとされ、搭乗中は常時起動している。これによって[[オールドタイプ]]でもニュータイプに匹敵する戦闘能力を得る事ができ、また機体の追従性の向上や複雑化した火器管制の緩和、果てはオールドタイプによるファンネルの使用までも可能としている。<br />だが、実はこのシステムは「パイロットを[[強化人間]]化してしまう」という代物であり、'''システムが稼動する度に乗っているパイロットの脳内を強制的に書き換えている'''。この影響で搭乗後のパイロットは言葉遣いや性格がかなり攻撃的なそれへと豹変してしまう。その為か、対外的にはこのシステムの詳細はほとんど公表されていない。<br />ちなみに、システム稼働時の副産物として各部関節からの青白い炎のような発光現象が確認されていて、これはパイロットを強化人間化する度に起きているとされる。
 
 
;変形
 
;変形
 
:ウェイブライダー形態に変形可能。
 
:ウェイブライダー形態に変形可能。
;換装
 
:[[ガンダムデルタカイ|宙戦仕様]]に換装可能。<br />シールドの武装を換装可能。
 
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
<!-- :武装名:説明 -->
 
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:頭部に2門内蔵されている近接防御用の武装。主にミサイル等の迎撃や敵機への牽制に使用される。
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:頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。WR形態時には使用不可。
;レールガン付きビーム・ライフル
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;レールガン付き[[ビーム・ライフル]]
:本機の主兵装。陸戦用に用意された物で、銃身の下側にレールガンが取り付けられている。<br />不使用時は背部バインダーの側面に装着可能。
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:[[陸戦用百式改]]から流用された携行火器。銃身の下側にレールガンが取り付けられている。非使用時は背部バインダーの側面に装着可能で、WR形態でも使用可能。
 
;シールド
 
;シールド
:主に左腕に装着される装備。だが「シールド」とは名ばかりであり、本機のそれはもはやウェポン・プラットフォームと変形用サブユニットを兼ねた代物となっている。その為、防御装備として使用できない訳ではないものの、あまり期待はできない。<br />先端は鋭利な形状となっており、打突武装として転用可能。
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:主に左腕に装着される装備。だが「シールド」とは名ばかりであり、本機のそれはもはやウェポン・プラットフォームと変形用サブユニットを兼ねた代物となっている。その為、防御装備として使用できない訳ではないものの、あまり期待はできない。先端は鋭利な形状となっており、打突武装として転用可能。
;ビーム・サーベル
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:;[[ビーム・サーベル]]
:シールドの裏側に2本マウントされている。<br />マニピュレーターに携行して使用する以外にマウントしたままビーム刃を展開する事も可能。
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::シールドの裏側に2基マウントされている接近戦用ビーム兵器。マウントしたままビーム刃を発振可能な他、ビーム・キャノンとしても機能する。
;ビーム・キャノン
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:;ハイ・メガ・キャノン
:ビーム・サーベルはシールドにマウントしたままでビーム・キャノンとして使用可能。
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::シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。ユニットの内部から膨大なエネルギーを直に供給し、それを極限まで圧縮充填した後に一気に放つ事で攻撃する。[[ΖΖガンダム]]が装備していた物と比べて連射が多少出来るようになっているが、代わりに出力は45%に落とされている。
;ハイ・メガ・キャノン
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:;メガ・マシン・キャノン
:シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。ユニットの内部から膨大なエネルギーを直に供給し、それを極限まで圧縮充填した後に一気に放つ事で攻撃する。<br />[[ΖΖガンダム]]が装備していた物と比べて連射が多少出来るようになっているが、代わりに出力は45%に落とされている。
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::シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。[[サナリィ]]が開発した新型の対空用実弾兵器であり、[[ロト]]のオプションとして用意されていた物を2挺装着する。
;メガ・マシン・キャノン
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:;炸裂ボルト
:シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。[[サナリィ]]が開発した新型の対空用実弾兵器であり、[[ロト]]のオプションとして用意されていた物を2挺装着する。
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::シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。[[フルアーマー百式改]]で採用されていた近接戦闘用の装備であり、追加装備の分離に使用されている物を武装にも転用して爆発の衝撃によるダメージを与える。本機に採用された物はアップデートされており、武装としての機能のみに特化している。また、キャパシタを内蔵する事で爆発と同時に高圧電流を流して複合破壊効果を生み出すようになっている。
;炸裂ボルト
 
:シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。[[フルアーマー百式改]]で採用されていた近接戦闘用の装備であり、追加装備の分離に使用されている物を武装にも転用して爆発の衝撃によるダメージを与える。<br />本機に採用された物はアップデートされており、武装としての機能のみに特化している。また、キャパシタを内蔵する事で爆発と同時に高圧電流を流して複合破壊効果を生み出すようになっている。
 
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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:換装された肩部と膝部、脚部はこの機体の設計をベースにして造られており、[[ビーム・ライフル]]もこの機体の物をそのまま流用している。
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2021年3月18日 (木) 15:08時点における最新版

ガンダムデルタカイ陸戦仕様
外国語表記 Gundam Delta Kai Ground Type
登場作品 機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
デザイナー カトキハジメ
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スペック
分類 試作型可変モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 MSN-001X[G]
頭頂高 19.6m
本体重量 27.6t
全備重量 52.2t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,520kW
スラスター総推力 101,500kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 16,200m
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 レイヴン隊
主なパイロット イング・リュード
ブレイア・リュード
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概要[編集 | ソースを編集]

ガンダムデルタカイ可変モビルスーツによる陸戦運用の有効性検証試験のために装備を換装した機体。機体カラーもデモンストレーション色の強い色から変更されている。

戦域到達までは巡航能力に秀でたウェイブライダー形態を使用し、会敵時にはモビルスーツ形態に変形して地に足の付いた戦術を行うことを基本としている。防塵フィルターの追加や防湿処理、ショックアブソーバーの強化等が施されており、両肩部と両膝部は排熱効果を重視した形状に変更され機体の軽量化が図られている。また、脚部は陸戦用百式改の設計を元にしたホバーユニットに換装されている。

武装も一部変更されており、重力下では運用不可であるプロト・フィン・ファンネルは装備されず、ロング・メガ・バスターは陸戦用百式改と同様のレールガン付きビーム・ライフルに変更されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
パイロットはイング・リュードブレイア・リュード
連邦軍のマリアナ基地エリアX内に配備されており、パガンのジオン軍残党を殲滅する為に出撃している。同基地で行われた模擬戦においても、突如実弾で攻撃してきたレイヴン隊に対抗する為に出撃した。しかし、ナイトロの発動によってイングは暴走。双子の兄であるブレイアや上官のマーティンにも攻撃を仕掛けるほど凄まじい戦いを見せつける。後にレイヴン隊の隊長、ピコ・アルティドール大尉によって沈黙させられ、以後はパイロットのイング共々レイヴン隊に同調してマリアナ基地から去ってしまった。
デビルズ・ネストでの戦闘でも出撃しているが、途中でイングに代わってブレイアが乗り込み、ナイトロとの異常な程の親和性の高さを見せながら敵のナイトロ搭載機と交戦している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

n_i_t_r_o(ナイトロ)
本機に搭載されている特殊な新型サイコミュシステムガンダムデルタカイから引き続き搭載されている。
変形
ウェイブライダー形態に変形可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

60mmバルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。WR形態時には使用不可。
レールガン付きビーム・ライフル
陸戦用百式改から流用された携行火器。銃身の下側にレールガンが取り付けられている。非使用時は背部バインダーの側面に装着可能で、WR形態でも使用可能。
シールド
主に左腕に装着される装備。だが「シールド」とは名ばかりであり、本機のそれはもはやウェポン・プラットフォームと変形用サブユニットを兼ねた代物となっている。その為、防御装備として使用できない訳ではないものの、あまり期待はできない。先端は鋭利な形状となっており、打突武装として転用可能。
ビーム・サーベル
シールドの裏側に2基マウントされている接近戦用ビーム兵器。マウントしたままビーム刃を発振可能な他、ビーム・キャノンとしても機能する。
ハイ・メガ・キャノン
シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。ユニットの内部から膨大なエネルギーを直に供給し、それを極限まで圧縮充填した後に一気に放つ事で攻撃する。ΖΖガンダムが装備していた物と比べて連射が多少出来るようになっているが、代わりに出力は45%に落とされている。
メガ・マシン・キャノン
シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。サナリィが開発した新型の対空用実弾兵器であり、ロトのオプションとして用意されていた物を2挺装着する。
炸裂ボルト
シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。フルアーマー百式改で採用されていた近接戦闘用の装備であり、追加装備の分離に使用されている物を武装にも転用して爆発の衝撃によるダメージを与える。本機に採用された物はアップデートされており、武装としての機能のみに特化している。また、キャパシタを内蔵する事で爆発と同時に高圧電流を流して複合破壊効果を生み出すようになっている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

レイヴン隊
模擬戦の最中、突然実弾で攻撃してきたレイヴン隊に対抗するため、イングはデルタカイに搭乗して応戦する。その最中、レイヴン隊も隊長機である黒いジェガンD型を中心に応戦するが、投入したハイザックガルスJ(いずれもレイヴン隊の機体)やマリアナ基地のジムIIネモを多数巻き込んで撃墜する結果となってしまった。
最後はジェガンの打ち込んだパルスグレネードで機能停止に追い込まれ、その後、イングと共に戦場から去っていった。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムデルタカイ
宙戦仕様。
陸戦用百式改
換装された肩部と膝部、脚部はこの機体の設計をベースにして造られており、ビーム・ライフルもこの機体の物をそのまま流用している。

リンク[編集 | ソースを編集]