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== 概要 ==
 
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[[ジオン公国軍]]突撃機動軍が[[ツィマット社]]と[[ジオニック社]]の協力を得て、[[ギャン]]を実戦配備用に改修した機体。装甲は赤と白のツートンを基調に塗装されている。名称の「エーオース」は「ギリシャ神話」に登場する暁の女神を由来とする。そのため本機のことを「暁の騎士」と呼ぶパイロットもいたとされる。
  
本機は試作された[[ギャン]]をベースとした機体で、2機が実戦配備機として改修されている。改修作業は[[ジオニック社]][[ツィマッド社]]によって行われた。背部のランドセルは[[高機動型ゲルググ]]と同じ高機動ランドセルに変更され、空間機動性能が向上している。また、武装類にも改修が加えられており、白兵戦に特化した物となっている。完成した2機はジオン公国突撃機動軍の旗艦直衛部隊に配備されることとなった。量産化も上申されていたが、再検討の結果見送られることとなった。
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ツィマット社が試作した3機のギャンの内、[[マ・クベ]]の働きかけもあって1機は自身が受領し、残りの2機は突撃機動軍が受領し改修されることとなった。背部のランドセルは[[高機動型ゲルググ]]の増速用ブースター・パックに変更され、[[ザクII]]を多少上回る程度であった空間機動性を向上。兵装類も見直され、新たに試作兵装ビーム・ベイオネットが標準装備された。この改修で主眼としていた要求項目は達成され、ギャンで指摘されていた空間機動性と火力が向上している。
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完成した2機にはYMS-15Eのナンバーが与えられ、予備パーツと共に突撃機動軍の旗艦直衛部隊に配備された他、[[デギン・ソド・ザビ]]公王のロイヤルガードを務めたこともあったとされている。また、本機の量産化が上申され再検討されたが、戦況の切迫もあって結局量産化されることはなかった。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:ロイヤルガードの2機が登場している。
 
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;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
 
;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
:[[FSS]]が所有する機体に[[ユーマ・ライトニング]]が搭乗する。一部改修されており、コックピットは[[全天周囲モニター]]とリニアシートに変更されている。
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:MATERIAL-N070から[[ユーマ・ライトニング]]の機体として登場。この機体は[[FSS]]が保管していた機体で、コックピットを[[全天周囲モニター]]と[[リニアシート]]に変更する近代化改修が施されている。また、機体色も赤の部分を武装を含めて青に塗り替えている。[[コンペイトウ]]宙域でFSS艦隊の演習を行い、途中で[[ヤザン・ゲーブル|ヴァースキ]]の[[ジム・ナイトシーカー (宇宙仕様)]]と交戦。離脱したナイトシーカーを追って[[シャア専用ディジェ]]とも戦闘を行うが、武装を失ったため[[ニカーヤ]]に撤退した。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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=== 特殊機能 ===
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;流体パルスアクセラレーター
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=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;ビーム・ベイオネット
 
;ビーム・ベイオネット
:本機用に試作された複合兵装。銃剣型の武装で、先端部に小型ビーム・サーベル、下部には小型ビーム・ガンが装備されている。ビーム・ガンの射程は[[ゲルググ]]のビーム・ライフルより短く、威力も低かった。
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:銃剣型の試作型兵装。先端部にビーム剣が装着され、その下には小型のビーム・ガンが装備されている。この武装により汎用性が向上し、不足していた火力も強化されている。なお、ビーム・ガンは[[ゲルググ]]の[[ビーム・ライフル]]よりも威力は低く、射程距離も短い。
;ジャイアント・バズ
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;ジャイアント・バズ (GB03K)
:大口径のバズーカ砲。
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:主に[[ドム]]系列機に装備された360mm口径バズーカ砲。
 
;専用シールド
 
;専用シールド
:本機専用のシールド。ミサイル等はオミットされており、白兵戦における防御に特化している。装甲材質も変更されている。
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:本機専用の円形シールド。ギャンのシールドを改修した物で、ミサイル発射機構を初めとした火器類をオミット。さらに装甲材を変更し、白兵戦時の防御力アップを図っている。
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;[[ビーム・サーベル]]
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:武装を失った[[ユーマ・ライトニング]]機が[[ヘビーガンダム (イングリッド0専用機)]]から受け取って使用した。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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:原型機。
 
:原型機。
 
;[[高機動型ゲルググ]]
 
;[[高機動型ゲルググ]]
:同型のランドセルを装備している。
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:この機体のブースター・パックが流用された。
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:[[ジオンマーズ]]が開発した機体。本機のカラーリングが踏襲されている。
 
<!-- == 余談 == -->
 
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<!-- *説明 -->
 
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<!-- == 商品情報 == -->
== 商品情報 ==
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2022年2月10日 (木) 13:32時点における版

ギャン・エーオース
外国語表記 Gyan Eos
登場作品 MSV-R
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 試作型モビルスーツ
生産形態 試作機 / 改修機
型式番号 YMS-15E
頭頂高 18.2m
本体重量 56.2t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,360kW
装甲材質 超硬スチール合金
原型機 ギャン
改修
所属
  • ジオン公国軍・突撃機動軍
  • FSS
  • 主なパイロット ジオン兵
    ユーマ・ライトニング
    テンプレートを表示

    概要

    ジオン公国軍突撃機動軍がツィマット社ジオニック社の協力を得て、ギャンを実戦配備用に改修した機体。装甲は赤と白のツートンを基調に塗装されている。名称の「エーオース」は「ギリシャ神話」に登場する暁の女神を由来とする。そのため本機のことを「暁の騎士」と呼ぶパイロットもいたとされる。

    ツィマット社が試作した3機のギャンの内、マ・クベの働きかけもあって1機は自身が受領し、残りの2機は突撃機動軍が受領し改修されることとなった。背部のランドセルは高機動型ゲルググの増速用ブースター・パックに変更され、ザクIIを多少上回る程度であった空間機動性を向上。兵装類も見直され、新たに試作兵装ビーム・ベイオネットが標準装備された。この改修で主眼としていた要求項目は達成され、ギャンで指摘されていた空間機動性と火力が向上している。

    完成した2機にはYMS-15Eのナンバーが与えられ、予備パーツと共に突撃機動軍の旗艦直衛部隊に配備された他、デギン・ソド・ザビ公王のロイヤルガードを務めたこともあったとされている。また、本機の量産化が上申され再検討されたが、戦況の切迫もあって結局量産化されることはなかった。

    登場作品と操縦者

    MSV-R
    出典元。
    機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
    ロイヤルガードの2機が登場している。
    機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
    MATERIAL-N070からユーマ・ライトニングの機体として登場。この機体はFSSが保管していた機体で、コックピットを全天周囲モニターリニアシートに変更する近代化改修が施されている。また、機体色も赤の部分を武装を含めて青に塗り替えている。コンペイトウ宙域でFSS艦隊の演習を行い、途中でヴァースキジム・ナイトシーカー (宇宙仕様)と交戦。離脱したナイトシーカーを追ってシャア専用ディジェとも戦闘を行うが、武装を失ったためニカーヤに撤退した。

    装備・機能

    特殊機能

    流体パルスアクセラレーター
    ギャンに搭載されている試作機構。機体各部のレスポンスを向上させる働きを持つ。

    武装・必殺攻撃

    ビーム・ベイオネット
    銃剣型の試作型兵装。先端部にビーム剣が装着され、その下には小型のビーム・ガンが装備されている。この武装により汎用性が向上し、不足していた火力も強化されている。なお、ビーム・ガンはゲルググビーム・ライフルよりも威力は低く、射程距離も短い。
    ジャイアント・バズ (GB03K)
    主にドム系列機に装備された360mm口径バズーカ砲。
    専用シールド
    本機専用の円形シールド。ギャンのシールドを改修した物で、ミサイル発射機構を初めとした火器類をオミット。さらに装甲材を変更し、白兵戦時の防御力アップを図っている。
    ビーム・サーベル
    武装を失ったユーマ・ライトニング機がヘビーガンダム (イングリッド0専用機)から受け取って使用した。

    対決・名場面

    関連機体

    ギャン
    原型機。
    高機動型ゲルググ
    この機体のブースター・パックが流用された。
    ガルスS
    ジオンマーズが開発した機体。本機のカラーリングが踏襲されている。

    リンク