「ダグ・ドール」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「{{登場メカ概要 | 外国語表記 = DAG DOLL | 登場作品 = 機動戦士ムーンガンダム <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ…」)
 
1行目: 1行目:
 
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = DAG DOLL
+
| 外国語表記 = Dag Doll
 
| 登場作品 = [[機動戦士ムーンガンダム]]
 
| 登場作品 = [[機動戦士ムーンガンダム]]
 
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
 
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
9行目: 9行目:
 
| タイトル = スペック
 
| タイトル = スペック
 
| 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]
 
| 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]
 +
| 生産形態 = 試作機
 
| 型式番号 = AMX-015-4S
 
| 型式番号 = AMX-015-4S
 
| 頭頂高 = 21.5m
 
| 頭頂高 = 21.5m
18行目: 19行目:
 
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
 
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
 
| 開発組織 = [[ネオ・ジオン]]軍
 
| 開発組織 = [[ネオ・ジオン]]軍
| 所属組織 = [[ネオ・ジオン]]
+
| 所属 = [[ネオ・ジオン]]残党
| 所属部隊 = [[シュランゲ隊]]
+
| 母艦 = [[グワーシャ]]
 
| 主なパイロット = [[リュース・クランゲル]]
 
| 主なパイロット = [[リュース・クランゲル]]
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ネオ・ジオン]]軍が開発した[[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]。
+
[[ネオ・ジオン]]軍が開発した[[ゲーマルク]]の系列機。
  
本機は[[ゲーマルク]]系列の機体であり重火力やファンネルのシステムなどを受け継いだ機体であるが、機体形状などを始めとしてそれ以外の部分に共通点はない。この機体の最大の特徴は背部に接続されている円盤型の大型バックパックで、ジェネレーターやモノアイセンサーが搭載されている。このバックパックを本体の後頭部と接続することで「マシン・ヘッド・モード」となり、[[サイコミュシステム]]の情報伝達や処理演算能力が3倍となる。これによりゲーマルクの欠点であったサイコミュの複雑化を解消しており高いニュータイプ能力を持っていなくともサイコミュを扱えるようになったが、使用中のパイロットの脳の負担は大きいため3分以上の使用は推奨されていない。
+
ゲーマルクから重火力や[[ファンネル]]のシステムなどを受け継いだ機体だが、本体は通常の[[モビルスーツ]]に近いスタイルとなっている。最大の特徴は背部からアームを介して接続されている円盤型の大型バックパックである。この大型バックパックはこれ自体がジェネレーターを搭載した[[モビルアーマー]]のような存在であり、本機の特徴や機能が集約されている。特殊装備が詰まった外付けコンテナのような位置づけでもあり、ダグ・ドールは正に2機分のパワーと能力を持った機体となっている。
  
武装面はマザー・ファンネルを発展させたリレー・ファンネル・システムや腹部に内蔵されているメガ粒子砲などゲーマルクから受け継いだ武装もあるが、手部は通常のモビルスーツと同じくなったため携行武装を使用可能となっている。機動性に関しては相変わらずである。
+
ゲーマルクより火器の数こそ減らされているものの、マザー・ファンネルを発展させたリレー・ファンネル・システムや腹部に内蔵された[[メガ粒子砲]]など第4世代MSの特徴はしっかりと受け継いでいる。新たに[[サイコミュ]]の性能を3倍に引き上げるマシン・ヘッド・モードが追加されているため、ゲーマルクの欠点であったサイコミュの複雑化を解消し、高いニュータイプ能力がなくとも複数のサイコミュ兵装を扱うことを可能としている。またマニピュレータが通常の機体と同様となったため、汎用性も向上している。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
 
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
:パイロットは[[リュース・クランゲル]]
+
:初出作品。episode 17から[[リュース・クランゲル]]の機体として登場。[[ムーン・ムーン]]から逃げてきた[[ガット]]の[[メドゥッサ]]を処刑し、ムーン・ムーン近傍の宙域から離脱しようとする[[クラップ級|ラー・ギルス]]の推進機関を破壊して足止めした。後に[[ユッタ・カーシム|ユッタ]]と協力してラー・ギルスの制圧を行うもユッタが裏切ったため、ユッタの[[ムーンガンダム]]や駆けつけた[[アムロ・レイ]]の[[リック・ディジェ改]]と交戦。ラー・ギルスにG3プラスが仕掛けられていることや[[ミネバ・ラオ・ザビ]]をさらっていることもあり有利に進めるが、反撃で損傷しミネバも取り返されたため母艦の[[グワーシャ]]に撤退。母艦の攻撃でラー・ギルスを沈めようとするが、ムーンガンダムの力により逃げられ、ムーン・ムーンの制圧を行なった。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 +
=== 特殊機能 ===
 +
;マシン・ヘッド・モード
 +
:頭部とバックパックを合体させ、[[サイコミュ]]情報伝達・処理演算能力を3倍に引き上げる機能。頭部は顎をアームで固定され、バックパックに3基のモノアイが点灯する。[[ニュータイプ]]能力が突出していなくとも多数のサイコミュ兵装の同時使用が可能となり、周囲の空間を完全に把握することも可能となるが、パイロットの脳に大きな負担がかかるため3分以上の使用は推奨されていない。
 +
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;バルカン砲
+
;頭部バルカン
:頭部に4門内蔵されている機関砲。
+
:頭部に左右二対計4門内蔵されている機関砲。
;ビーム・ブレード兼ロング・ビーム・ライフル
+
;ロング・ビーム・ライフル / ビーム・ブレード
:長銃身のビーム・ライフル。可変させることでビーム・ブレードを発振可能。ビーム刃は最大役58mも伸ばすことが可能。
+
:本機専用の長銃身[[ビーム・ライフル]]。長射程・高出力であり、可変させることで銃身下部からビーム・ブレードを発振する。ビーム刃は通常サイズから最長で約58m近く延伸することが可能。
;腹部拡散メガ粒子砲
+
;腹部拡散[[メガ粒子砲]]
:腹部に1門内蔵されているビーム砲。
+
:腹部に1門内蔵されている拡散メガ粒子砲。
;ビーム・サーベル
+
;[[ビーム・サーベル]]
:2基装備しており、1基は予備として腰部に装備されている。
+
:両腰部に予備として計2基装備されているビーム・サーベル。
;ファンネル
+
;[[ファンネル]]
:バックパックに5基装備されている[[サイコミュシステム|サイコミュ]]兵装。形状は[[キュベレイ]]系列機が装備している漏斗型だが、サイズは大型化している。そのサイズに比例するように出力も高く、本機には狙撃用の武装として搭載されている。
+
:バックパックに4基装備されている中型ファンネル。形状は[[キュベレイ]]系列機と同様の漏斗型だが、サイズは大型化している。そのサイズに比例するように出力も高く、狙撃も可能となっている。
;リフレクター・ビット
+
;リーダー・ビット
:30基装備されているサイコミュ兵装。これ自体に攻撃力は無く、発射されたビームを反射させる役割を持つ。
+
:バックパックに20基搭載されている特殊サイコミュ兵装。複数基を周囲に展開し「ダグ・リーダー」と呼ばれる特殊な磁場空間を形成することで空間を焼く兵器。[[アッザム]]のアッザム・リーダーの進化版と言える武装で、MSの電装系を焼き尽くす。損傷した機体であればこの武装でのみ撃破することも可能。
;ダグ・リーダー
+
;レフレクター・ビット(リフレクター・ビット)
:バックパックに搭載されているサイコミュ兵装。最大20基のリーダー・ビットを展開し、特殊な磁場を形成することでその空間を焼く効果を持つ。
+
:バックパックに30基搭載されている特殊サイコミュ兵装。ビット自体に攻撃能力は無く、ビットでビームを反射し偏向する役割を持つ。
 
;シールド
 
;シールド
:本機独自形状のシールド。メガ粒子砲が4門内蔵されている。
+
:腕部に装備される専用シールド。シールド表面にメガ粒子砲が4門内蔵されている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
58行目: 63行目:
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ゲーマルク]]
 
;[[ゲーマルク]]
:系列機。型式番号から本機は発展型の1つだと思われる。
+
:系列機。[[型式番号]]から本機は発展型の1つだと思われる。
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- *説明 -->
 
<!-- *説明 -->
 
+
<!-- == 商品情報 == -->
== 商品情報 ==
+
<!-- === [[ガンプラ]] === -->
 +
<!-- === フィギュア === -->
 
<!-- <amazon>ASIN</amazon> -->
 
<!-- <amazon>ASIN</amazon> -->
 
<!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 -->
 
<!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 -->

2021年12月11日 (土) 15:33時点における版

ダグ・ドール
外国語表記 Dag Doll
登場作品 機動戦士ムーンガンダム
デザイナー 形部一平
テンプレートを表示
スペック
分類 ニュータイプ専用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 AMX-015-4S
頭頂高 21.5m
本体重量 36.3t
全備重量 77.7t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,820kW
スラスター総推力 92,000kg
装甲材質 ガンダリウム合金
開発組織 ネオ・ジオン
所属 ネオ・ジオン残党
母艦 グワーシャ
主なパイロット リュース・クランゲル
テンプレートを表示

概要

ネオ・ジオン軍が開発したゲーマルクの系列機。

ゲーマルクから重火力やファンネルのシステムなどを受け継いだ機体だが、本体は通常のモビルスーツに近いスタイルとなっている。最大の特徴は背部からアームを介して接続されている円盤型の大型バックパックである。この大型バックパックはこれ自体がジェネレーターを搭載したモビルアーマーのような存在であり、本機の特徴や機能が集約されている。特殊装備が詰まった外付けコンテナのような位置づけでもあり、ダグ・ドールは正に2機分のパワーと能力を持った機体となっている。

ゲーマルクより火器の数こそ減らされているものの、マザー・ファンネルを発展させたリレー・ファンネル・システムや腹部に内蔵されたメガ粒子砲など第4世代MSの特徴はしっかりと受け継いでいる。新たにサイコミュの性能を3倍に引き上げるマシン・ヘッド・モードが追加されているため、ゲーマルクの欠点であったサイコミュの複雑化を解消し、高いニュータイプ能力がなくとも複数のサイコミュ兵装を扱うことを可能としている。またマニピュレータが通常の機体と同様となったため、汎用性も向上している。

登場作品と操縦者

機動戦士ムーンガンダム
初出作品。episode 17からリュース・クランゲルの機体として登場。ムーン・ムーンから逃げてきたガットメドゥッサを処刑し、ムーン・ムーン近傍の宙域から離脱しようとするラー・ギルスの推進機関を破壊して足止めした。後にユッタと協力してラー・ギルスの制圧を行うもユッタが裏切ったため、ユッタのムーンガンダムや駆けつけたアムロ・レイリック・ディジェ改と交戦。ラー・ギルスにG3プラスが仕掛けられていることやミネバ・ラオ・ザビをさらっていることもあり有利に進めるが、反撃で損傷しミネバも取り返されたため母艦のグワーシャに撤退。母艦の攻撃でラー・ギルスを沈めようとするが、ムーンガンダムの力により逃げられ、ムーン・ムーンの制圧を行なった。

装備・機能

特殊機能

マシン・ヘッド・モード
頭部とバックパックを合体させ、サイコミュ情報伝達・処理演算能力を3倍に引き上げる機能。頭部は顎をアームで固定され、バックパックに3基のモノアイが点灯する。ニュータイプ能力が突出していなくとも多数のサイコミュ兵装の同時使用が可能となり、周囲の空間を完全に把握することも可能となるが、パイロットの脳に大きな負担がかかるため3分以上の使用は推奨されていない。

武装・必殺攻撃

頭部バルカン
頭部に左右二対計4門内蔵されている機関砲。
ロング・ビーム・ライフル / ビーム・ブレード
本機専用の長銃身ビーム・ライフル。長射程・高出力であり、可変させることで銃身下部からビーム・ブレードを発振する。ビーム刃は通常サイズから最長で約58m近く延伸することが可能。
腹部拡散メガ粒子砲
腹部に1門内蔵されている拡散メガ粒子砲。
ビーム・サーベル
両腰部に予備として計2基装備されているビーム・サーベル。
ファンネル
バックパックに4基装備されている中型ファンネル。形状はキュベレイ系列機と同様の漏斗型だが、サイズは大型化している。そのサイズに比例するように出力も高く、狙撃も可能となっている。
リーダー・ビット
バックパックに20基搭載されている特殊サイコミュ兵装。複数基を周囲に展開し「ダグ・リーダー」と呼ばれる特殊な磁場空間を形成することで空間を焼く兵器。アッザムのアッザム・リーダーの進化版と言える武装で、MSの電装系を焼き尽くす。損傷した機体であればこの武装でのみ撃破することも可能。
レフレクター・ビット(リフレクター・ビット)
バックパックに30基搭載されている特殊サイコミュ兵装。ビット自体に攻撃能力は無く、ビットでビームを反射し偏向する役割を持つ。
シールド
腕部に装備される専用シールド。シールド表面にメガ粒子砲が4門内蔵されている。

対決・名場面

関連機体

ゲーマルク
系列機。型式番号から本機は発展型の1つだと思われる。

リンク