ビルドバーニングガンダム

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BG-011B ビルドバーニングガンダム (Build Burning Gundam)

カミキ・セカイが使用するガンプラ。かつてイオリ・セイが第11回ガンプラバトル選手権世界大会用に製作・使用していた機体で、以前は別の姿だったものに改造を加えた事で現在の姿になった。その完成度は「究極的」と評される程に高い。操作性も良好なようで、ガンプラバトルどころかガンプラの事すら知らなかったセカイでも自由に扱える。

スタービルドストライクガンダムのようにプラフスキー粒子の特性を応用した技術が使われていると思われ、本機とファイターのコンディションが最大まで高まると背部のバックパックから炎に似たエフェクトが形成される。ちなみに各所に配されたクリアパーツは通常は青色だが、状況に応じてオレンジに輝く。
戦闘スタイルは格闘戦に特化しており、次元覇王流拳法を習得しているセカイの実力を存分に発揮可能で、近接戦闘では無類の強さを発揮する。しかし武器を一切装備していない非武装機体でもある為、中距離以遠の敵からの攻撃に対しては基本的に反撃手段が無いという欠点もある。その為、如何にして自身に有利な間合いでの戦いに持ち込むかが問われる。

また、セカイのバトルスタイルが自分の会得している次元覇王流の動きと言う事から自身の体感した事のない水中や宇宙でのバトルにおいて上手く技を繰り出す事は出来ずにいたが、セカイの特訓により粒子で足場を形成して踏み台にする事で宇宙でのバトルでも次元覇王流の技を出す事が出来るようになった。

当初はドムの姿に偽装されており、セイとレイジが優勝した第7回ガンプラバトル選手権世界大会のトロフィーの台座部分に秘匿されていたのをセカイが発見した。セイが何故このような事をしたのかは不明。なお、偽装された状態でもホバー走行など、通常のドムと同じように運用する事が可能である。

登場作品と操縦者

ガンダムビルドファイターズトライ
ファイターはカミキ・セカイで、彼の専用機として使用されている。
ドムの姿のままホシノ・フミナパワードジムカーディガンと共にプラモ部部長のミヤガ・ダイキが駆るAEUイナクトと戦い、勝利している。直後に乱入したコウサカ・ユウマライトニングガンダムから狙撃されて撃破されたかに思われたが、ドムの外装が失われた事で真の姿を現し、バトルを続行。しかしカミキ・ミライによって中断させられてしまった。その後、ガンプラバトル部の存続をかけたバトルでユウマと再戦し、互角以上の戦いぶりを見せている。チームトライファイター結成後は格闘能力を活かしての切り込み役と他のファイターにとって完全に未知である次元覇王流の技を活かして状況の打開と言ったチームの攻撃の要として活躍している。

装備・機能

武装・必殺攻撃

格闘
徒手空拳による格闘戦を行う。セカイの次元覇王流拳法により非常に高い攻撃力を発揮。
次元覇王流聖拳突き
いわゆる「正拳突き」だがその威力は凄まじく、敵機は攻撃を受けた際の衝撃で遠くまで吹き飛ばされてしまう。またコロニー内で使用した際、外壁に穴を開けている
次元覇王流疾風突き
拳を突き出して突撃する技。この時、プラフスキー粒子の衝撃波で突風が生み出される。
次元覇王流聖槍蹴り
空高くジャンプした後に落下する際のスピードを上乗せする事で威力を倍化させた蹴り。こちらでも粒子の衝撃波が発生する。
次元覇王流蒼天紅蓮拳
回転しながら繰り出すアッパー。
次元覇王流旋風竜巻蹴り
機体の回転と同時に竜巻を起こしながら繰り出す蹴り。また、竜巻を起こすと言う特性上、竜巻で相手にこの技を使うと思わせて別の技を出す為のフェイントにも使える。
ウイニングナックル
ウイニングガンダムと合体した状態での攻撃。
次元覇王流流星螺旋拳
拳に粒子を纏った状態で拳を回転させて繰り出すパンチ。
次元覇王流弾丸覇岩拳
ウイニングナックルを装備した状態で高高度から地面に対してパンチを撃ち込む技。その威力によって地震を突風を引き起こす。
次元覇王流閃光魔術蹴り
上空から関節を狙って蹴りとそこからのとび膝蹴りの合わせ技。
ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル
ドムに偽装していた際に使用した武装。
ビーム・スプレーガン
ジムから流用したと思われる武装。
射撃訓練時に使用していたがセカイの腕では標的のモックに全く当てられず、苛立ちを募らせた挙句に投げつけている。

対決・名場面

限界なんてない!
ガンプラバトル部の存続をかけた戦いに現れた乱入者コウサカ・ユウマライトニングガンダム。その偏差射撃に劣勢になりながらも、カミキ・セカイは諦めず言い放つ。
「このガンプラが叫んでる。俺はまだ、負けてない。負けてなんかないって!」
その意気やよしと主を認めたのか、ひび割れから光を放ち突進するドム。しかし気合及ばず最後の一撃で胸部を撃ち抜かれ、勝負あったと誰もが思った瞬間、爆炎が竜巻のように巻き上がる。
そこには、灼熱の炎の色に輝くビルドバーニングガンダムが立ち上がっていた。
ビヨンド・ザ・ナックル
ニールセン・ラボでの合宿の最中、セカイはガンプラバトルにおいて当代無敗を誇るキジマ・ウィルフリッドと彼の駆るガンプラ、トランジェントガンダムとのバトルを行った。
当初、セカイは他の全国大会メンバー相手に圧倒的な強さを見せるキジマ相手に闘志を燃やしており、キジマもまた全力で戦おうとするセカイに敬意を表していたため、双方が素手と体術のみを駆使した一騎打ちへと発展した。
次元覇王流を惜しみなく繰り出すビルドバーニングガンダムと、天才的な反射、戦闘力を有するトランジェントガンダム。互いに一歩も譲らない熱戦であったが、最後にはビルドバーニングの大技でバトルフィールド上の月を木端微塵に破壊するという結果を残しつつも時間切れで勝負はつかなかった。
この圧倒的な大技のために両腕が砕けてしまい、これが本機をトライバーニングガンダムへと生まれ変わらせる切っ掛けとなる。

関連機体

ビルドストライクガンダム
ビルドストライクガンダム フルパッケージ
スタービルドストライクガンダム
ビルドストライクガンダムコスモス
ビルドガンダムMk-II
イオリ・セイがこれまで製作したオリジナルのガンプラ達。
ウイニングガンダム
フミナが制作したガンプラ。機体の一部がビルドバーニングガンダムと合体する事で格闘能力を更に向上させる事が出来る。
ドム
ビルドバーニングガンダムが隠されていたガンプラ。
トライバーニングガンダム
トランジェントガンダムとの一騎打ちの後、本機を全国大会用に改修した機体。セカイの十八番である次元覇王流を想定した強化が成されており、性能も攻撃力も向上している。

余談

  • ゴッドガンダムも英語圏では都合により「バーニングガンダム」と呼ばれ、ビルドバーニングガンダムもゴッドガンダム同様に格闘戦用であるが、あくまでも偶然一致しただけであり、特に関係はない。
  • 市販されているHGBFビルドバーニングガンダムは「体術で戦う」というコンセプトを最大限に再現するため、これまでの「肘膝二重関節」「太腿三軸可動」「胴体部分割」「足首ロール軸・ボールジョイント可動」に加えて「肩部引き出し・二重ボールジョイントハイブリッド可動」「手首全方位可動」を導入し、驚異的な可動範囲を誇っている。

商品情報

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