プロトV2ガンダム

概要

リガ・ミリティアが開発した試作型モビルスーツ。V2ガンダムの開発過程で複数造られた試作機の中の一機であり、分離・変形機構の検証を含んだMS運用の実験を目的としている。それ故に外見はV2ガンダムと同じだが総合的な性能はVガンダムとほとんど同程度であり、ミノフスキードライブは搭載されていない。

カラーリングは青になっているが、これは試作機として目視が容易になるようにする目的の他にテストパイロットを務めたハリソン・マディン元大尉が「連邦の青い閃光」と呼ばれ、青をパーソナルカラーとしていた事にも由来している。

機体名は作者である長谷川裕一氏のアシスタントを務めている猫崎実氏の同人誌「MIX-ISM」で明かされた。テストパイロットがハリソンである事もここで明言されたが、『プロジェクト・エクソダス』のメカニック解説では「青い稲妻」と異名が誤表記されている。

機動戦士Vガンダムプロジェクト・エクソダス: パイロットはカムイ・ギアンで、テストパイロットをハリソン・マディンが務めた。
実験を終えて用済みとなった後、グレイ・ストークらが政治的な駆け引きで入手。今後ダンディ・ライオンで開発されるであろう新型機の参考にする予定だったが、ゴールデン・エッグスの攻撃を受けた際にカムイが乗り込んでウッソと共に出撃し、迎撃した。スケイルの「心で嘘をつく」能力に翻弄され右脚部を破壊されるもガンプのハイ・メガ・キャノンによる援護で彼の居場所を突き止め、カムイ自身も「心で嘘をつく」能力が使えた事でジョングの攻撃を躱し撃破に成功している。

分離: コア・ファイター、トップ・リム、ボトム・リムに分離可能。
合体: コア・ファイター、トップ・リム、ボトム・リムが合体してMS形態となる。
作中では使用されなかったが、コア・ファイターにトップ・リムかボトム・リムのどちらかが合体してトップ・ファイター、ボトム・ファイターとなる事も可能と思われる。