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リタ・ベルナル
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{{登場人物概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Rita Bernal
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| 登場作品 =
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*[[機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り]]
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*[[機動戦士ガンダムNT]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| 声優 = 松浦愛弓
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| デザイナー = *高橋久美子(原案)
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*金 世俊(アニメーションキャラクターデザイン)<!-- デザイナー名 -->
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
声 - 松浦愛弓([[ガンダムNT]]
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{{登場人物概要
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| タイトル  = プロフィール
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| 種族 = 人間 ([[スペースノイド]]) → [[フェネクス]]に宿る思念体
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| 年齢 = 8歳 ([[一年戦争]]時) ⇒ 13歳 (不死鳥狩り)または15歳 (NT)
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
さまざまな人種の混合を想像させる肌理の細かい肌と真っ黒な瞳をした少女。
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== 概要 ==
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『[[機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り]]』及び『[[機動戦士ガンダムNT]]』におけるメインヒロイン。『不死鳥狩り』を再構成した『NT』では細部の設定が変更されている。
  
母親は[[コロニー]]生まれ。ヨナの予想ではひいおばあちゃんも半ば強制移住させられた初期のスペースノイドだったが、母が父親と結婚し家族ごと地球に戻ってきたことで一年戦争時にコロニー落としに被災してしまった。被災後はヨナと同じ孤児院で育つが、ヨナが13歳の頃に[[ティターンズ]]軍人だったエスコラに引き取られ、それ以来ヨナとは会っていない。ヨナとは異なり魂の存在を信じており、生まれ変わったら鳥になりたいと言っていた。
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=== 不死鳥狩りにおける設定 ===
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[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]に所属するMSパイロット。さまざまな人種の混合を想像させる肌理の細かい肌と真っ黒な瞳をした容姿で、物語開始時点で既に行方不明となっている。
  
エスコラに引き取られた後のリタは、ニュータイプ研究所に送られ、[[ネオ・ジオング]]のパイロットと同様にマシーンに繋がる為、頭の一部を空白にさせられていた。ヨナがリタの記憶を含む既知にアクセスし、彼の頭がこしらえた幻では、リタは髪が綺麗に剃られ、その小さな禿頭に手術用のマーキングが無造作に記されていた。 絶望と薬物でリタの瞳は濁っており、その後手術を受けヨナとの思い出も含むマシーンとの連動に不必要な記憶はことごとく消去された。
+
[[一年戦争]]時の[[コロニー落とし]]で被災し家族を失い、孤児となったリタは[[ヨナ・バシュタ|ヨナ]]と同じニューフロリダの[[セント・ファーガス孤児院]]で育った。ヨナとは異なり魂の存在を信じており、彼に「生まれ変わったら鳥になりたい」と言っていた。そして被災してから5年後の13歳の時にESPテストで素養を見出されたことから[[ティターンズ]]軍人の[[エスコラ・ゲッダ]]に引き取られ、それがヨナとの今生の別れとなった。
  
「不死鳥狩り」から半年前、フェネクスのパイロットになっていたリタはデストロイモードの限界時間が到達する前にライフサインが途絶、機体諸共行方不明となっていた。リタは肉体を失い意識だけがフェネクスに宿った状態となって、約半年もの間宇宙を漂っていた(リタの肉体がどうなったのかは不明。ヨナがフェネクスのコックピットを開けた際には中は無人であった)。
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リタはエスコラに引き取られた後に[[ニュータイプ研究所]]に送られており、そこでマシーンと繋がるために頭の一部を空白にする処置を受け、術後はヨナとの思い出を含むマシーンとの連動に不要な記憶は尽く消去された。ヨナが彼女の記憶を含む既知にアクセスし見た映像では、髪が綺麗に剃られ、小さな禿頭に手術用のマーキングが無造作に記され、絶望と薬物で瞳は濁っていた事が示唆されている。
戦いが終わった後、向こう側の世界では、ヨナのイメージで浜辺が形作られていた。向こう側では、ひとりという存在の捉え方が現実とは異なり、リタの存在はヨナが思い出してくれたから再開する事が出来た。リタが昔のままの姿なのはヨナの思いで彼女をその形に留めていたからだったが、既知の中でヨナが冷たいベッドに横たわるリタの姿を見てしまった為、顔がはっきりと見えなくなっていた。
 
リタもその一部となっている全体は、もしネオ・ジオングがフロンタルの下に渡っていたら時空をも操る力を発揮し世界の界面に大穴を開ける可能性があり、それを防ぐために呼びかけを行った。体の代わりとなるサイコフレームで作られたフェネクスには宿ることは出来ても働きかけることは出来ず、ヨナの手助けが必要だった。
 
最後は、ヨナに見送られながらリタの魂をのせた鳥が飛んでいった。
 
  
[[機動戦士ガンダムNT]]
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[[フェネクス]]捕獲作戦「[[不死鳥狩り]]」の半年前、リタはフェネクスのパイロットを務めるが、試験中に機体が暴走し、デストロイモードの限界時間到達前にライフサインが途絶。母艦を攻撃しそのまま機体諸共行方不明となった。その後リタは肉体を失い、フェネクスを依代とする「全体」の一部となり、フェネクスに意識だけが宿った状態で約半年もの間宇宙を漂っていたが、[[宇宙世紀]]0096年頃にフェネクスは再び姿を表す。
  
リタ・ベルナル
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再び姿を表したのは[[ネオ・ジオング]]が[[フル・フロンタル]]の手に渡ったら、時空をも操る力を発揮し世界の界面に大穴を開ける可能性があり、それを防ぐために破壊するためであった。だが、リタはフェネクスに宿ることは出来ても働きかけることは出来なかったため、誰かの手助けを求めて呼びかけを行っていた。そして「不死鳥狩り」に参加していたヨナがその声に応じ、彼を導くこととなる。
  
声 - 松浦愛弓
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=== NTにおける設定 ===
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地球連邦宇宙軍に所属する少尉。『不死鳥狩り』とは違い、瞳の色はエメラルド。かつて[[ヨナ・バシュタ]]、[[ミシェル・ルオ]]らと共に[[ジオン軍]]の[[コロニー落とし]]を予期し「奇蹟の子供達」と呼ばれた一人である。[[一年戦争]]後は二人と共に[[オーガスタ研究所]]で[[ニュータイプ]]研究の実験体として扱われており、[[グリプス戦役]]により[[ティターンズ]]が瓦解し二人は解放されたが、リタは連邦の特殊機関に送られた。
  
主人公のひとり。地球連邦軍宇宙軍所属。階級は少尉。存命であれば[[ヨナ・バシュタ|ヨナ]]やミシェルと同い年のはずだが、物語開始時点で生死不明。劇中の回想やヨナの夢の中では、離別前の15歳または、コロニー落としを予言した8歳の姿で登場する。
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特殊機関でリタは被験者として秘密裏に人体実験を受け続け、肉体には幾多もの外科手術痕が見られる。そして[[宇宙世紀]]0095年に能力を見込まれ[[ユニコーンガンダム]]3号機「[[フェネクス]]」のパイロットに選ばれるが、試験中に暴走し「[[エシャロット事件]]」を引き起こしてそのまま行方不明となった。
  
幼少期からニュータイプ能力に目覚めており、グリプス戦役終結後もひそかに被験者として人体実験を受け続け、宇宙世紀0095年に能力を見込まれてフェネクスのテストパイロットとなるが、起動実験中に暴走事故を起こして消息不明となる。実際にはその際に死亡しており、その後は魂だけがフェネクスのサイコフレームと一体化した状態で宇宙をさまよっていたが、[[IIネオ・ジオング]]が宇宙に破壊をもたらすものであることを察知し再び姿を現す。
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フェネクスは[[ラプラス宣言]]の後に再び本格的に地球圏に姿を表し、様々な陣営が捕獲を狙うこととなる。
  
「生まれ変わったら鳥になりたい」という願望をヨナと引き裂かれる前に語っており、それに対する返事を言えなかったという記憶がヨナの中で夢や幻覚として幾度も繰り返され、後悔となってくすぶり続ける。
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なおリタは8歳の頃から自身の将来に降りかかることを予期しており、[[IIネオ・ジオング]]を倒すために自分たち3人が必要で、どのような結末になるかを悟っていたことが明かされ、二人をこの運命に巻き込んでしまったことを謝っている。
  
映画の結末では、リタが8歳の頃から自分の将来に降りかかることを予見しており、[[IIネオ・ジオング]]を倒すために自分たち3人が必要で、どのような結末になるかを悟っていたことが明かされ、二人をこの運命に巻き込んでしまったことを謝るシーンがある。
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== 登場作品と役柄 ==
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;[[機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り]]
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:初登場作品。[[ヨナ・バシュタ|ヨナ]]を導き[[ネオ・ジオング]]を破壊させようとするが、[[ヤクト・ドーガ (袖付き仕様)]]とハルユニットが合体する形でネオ・ジオングが誕生。ヨナの[[スタークジェガン]]は撃破されてしまうが、ヨナを自身が宿るフェネクスへと搭乗させネオ・ジオングを撃破する。戦いの後にリタは[[サイコフィールド]]の中でヨナと邂逅し機体から降りさせ、彼のブローチと共に鳥となり飛び去っていった。
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;[[機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン]]
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:[[n_i_t_r_o]]を発端とする戦いの後、パイロットの[[ジョリオン・デイ]]が降ろされた後、[[フェネクス]]が無人で動き出し飛び去っているが、その際に肉体を失い思念体となっていた[[イング・リュード]]が「俺みたいな先客がいた」と語っており、フェネクスに前任パイロットの精神が宿っていることが仄めかされている。
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;[[機動戦士ガンダムNT]]
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:映像化に合わせて容姿が設定され、松浦愛弓氏が声優を担当。『不死鳥狩り』から一部設定が変更された。ヨナの夢の中や回想では離別前の8歳や15歳の姿で登場する。
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;[[機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE]]
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:ストーリーイベント「0086 ペッシェ・モンターニュ ~水の星にくちづけをI~」のアニメパートにヨナ、ミシェルと共にゲスト出演。モニター越しではあるが、エンゲージ・ゼロと[[ペッシェ・モンターニュ]]の姿を目撃しており、その際に複雑な表情を見せている。ガンダムの姿にいずれ自身が搭乗する事になる機体の姿を重ねたのか、はたまたこれからも無慈悲な運命に翻弄されるであろうペッシェの身を案じたのであろうか…。
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== 人間関係 ==
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=== 主要人物 (奇蹟の子供達) ===
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;[[ヨナ・バシュタ]]
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:『不死鳥狩り』及び『NT』の主人公で幼馴染。同じ孤児院で育ち共に惹かれ合うものの13歳の頃に別れ、そのまま会うことなく[[フェネクス]]と共に行方不明となった。その後、「不死鳥狩り」に参加していた彼と再会し、物語が動き出す事になる。
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;[[ミシェル・ルオ]]
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:『NT』におけるもう1人の幼馴染。
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=== [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ===
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;[[イアゴ・ハーカナ]]
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:ヨナが所属している[[シェザール隊]]の隊長。『不死鳥狩り』において、全体の一部に取り込まれつつある彼をただ見守る事しかできなかった。
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=== [[ティターンズ]] ===
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;[[エスコラ・ゲッダ]]
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:リタを引き取ったティターンズ軍人。彼によって[[ニュータイプ研究所]]に送られた。『NT』ではオーガスタ研究所の施設長も兼ねており、ルオ商会との交渉の際、保身のためリタを手元に置いた。
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=== 家族 ===
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;母親 / 父親/ 曾祖母
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:『不死鳥狩り』の冒頭で言及される家族構成。曾祖母は初期の宇宙移民者らしく、母親はコロニー出身。結婚に伴い地球に下りた結果、コロニー落としの被害を受ける事となった。
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== 名台詞 ==
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<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。基本的に代表的な台詞にしてください。 -->
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<!-- ;セリフ -->
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<!-- :説明 -->
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<!-- 長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 -->
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== 搭乗機体・関連機体 ==
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;[[フェネクス]]
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:テストパイロットとして搭乗。その試験で機体ごと行方不明となり、以降、機体に宿る思念体となる。
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;[[アイリッシュ級]]エシャロット
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:試験の際の母艦。暴走したフェネクスによりブリッジを破壊された。
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:[[IIネオ・ジオング]]と交戦する際に残存機のサポートを行った。
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<!-- ;曲名 -->
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<!-- :説明 -->
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<!-- キャラクターソングやゲーム作品での専用戦闘BGM等がある場合、任意で記述してください。 -->
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== 余談 ==
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*『NT』においてIIネオ・ジオングがファンネル・ビットでフェネクスを束縛するシーンがあるが、中の人がリタという事もあり、「'''触手プレイ'''」と揶揄される事も。
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2022年11月25日 (金) 22:19時点における最新版

リタ・ベルナル
外国語表記 Rita Bernal
登場作品
声優 松浦愛弓
デザイナー
  • 高橋久美子(原案)
  • 金 世俊(アニメーションキャラクターデザイン)
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プロフィール
種族 人間 (スペースノイド) → フェネクスに宿る思念体
性別
年齢 8歳 (一年戦争時) ⇒ 13歳 (不死鳥狩り)または15歳 (NT)
没年月日 宇宙世紀0095年12月4日 (MIA)
出身 オーストラリア
髪色 ブロンド (NT)
瞳の色
  • 黒 (不死鳥狩り)
  • エメラルド (NT)
職業 MSパイロット
所属 地球連邦軍
階級 少尉
主な搭乗機 フェネクス
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概要[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』及び『機動戦士ガンダムNT』におけるメインヒロイン。『不死鳥狩り』を再構成した『NT』では細部の設定が変更されている。

不死鳥狩りにおける設定[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍に所属するMSパイロット。さまざまな人種の混合を想像させる肌理の細かい肌と真っ黒な瞳をした容姿で、物語開始時点で既に行方不明となっている。

一年戦争時のコロニー落としで被災し家族を失い、孤児となったリタはヨナと同じニューフロリダのセント・ファーガス孤児院で育った。ヨナとは異なり魂の存在を信じており、彼に「生まれ変わったら鳥になりたい」と言っていた。そして被災してから5年後の13歳の時にESPテストで素養を見出されたことからティターンズ軍人のエスコラ・ゲッダに引き取られ、それがヨナとの今生の別れとなった。

リタはエスコラに引き取られた後にニュータイプ研究所に送られており、そこでマシーンと繋がるために頭の一部を空白にする処置を受け、術後はヨナとの思い出を含むマシーンとの連動に不要な記憶は尽く消去された。ヨナが彼女の記憶を含む既知にアクセスし見た映像では、髪が綺麗に剃られ、小さな禿頭に手術用のマーキングが無造作に記され、絶望と薬物で瞳は濁っていた事が示唆されている。

フェネクス捕獲作戦「不死鳥狩り」の半年前、リタはフェネクスのパイロットを務めるが、試験中に機体が暴走し、デストロイモードの限界時間到達前にライフサインが途絶。母艦を攻撃しそのまま機体諸共行方不明となった。その後リタは肉体を失い、フェネクスを依代とする「全体」の一部となり、フェネクスに意識だけが宿った状態で約半年もの間宇宙を漂っていたが、宇宙世紀0096年頃にフェネクスは再び姿を表す。

再び姿を表したのはネオ・ジオングフル・フロンタルの手に渡ったら、時空をも操る力を発揮し世界の界面に大穴を開ける可能性があり、それを防ぐために破壊するためであった。だが、リタはフェネクスに宿ることは出来ても働きかけることは出来なかったため、誰かの手助けを求めて呼びかけを行っていた。そして「不死鳥狩り」に参加していたヨナがその声に応じ、彼を導くこととなる。

NTにおける設定[編集 | ソースを編集]

地球連邦宇宙軍に所属する少尉。『不死鳥狩り』とは違い、瞳の色はエメラルド。かつてヨナ・バシュタミシェル・ルオらと共にジオン軍コロニー落としを予期し「奇蹟の子供達」と呼ばれた一人である。一年戦争後は二人と共にオーガスタ研究所ニュータイプ研究の実験体として扱われており、グリプス戦役によりティターンズが瓦解し二人は解放されたが、リタは連邦の特殊機関に送られた。

特殊機関でリタは被験者として秘密裏に人体実験を受け続け、肉体には幾多もの外科手術痕が見られる。そして宇宙世紀0095年に能力を見込まれユニコーンガンダム3号機「フェネクス」のパイロットに選ばれるが、試験中に暴走し「エシャロット事件」を引き起こしてそのまま行方不明となった。

フェネクスはラプラス宣言の後に再び本格的に地球圏に姿を表し、様々な陣営が捕獲を狙うこととなる。

なおリタは8歳の頃から自身の将来に降りかかることを予期しており、IIネオ・ジオングを倒すために自分たち3人が必要で、どのような結末になるかを悟っていたことが明かされ、二人をこの運命に巻き込んでしまったことを謝っている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り
初登場作品。ヨナを導きネオ・ジオングを破壊させようとするが、ヤクト・ドーガ (袖付き仕様)とハルユニットが合体する形でネオ・ジオングが誕生。ヨナのスタークジェガンは撃破されてしまうが、ヨナを自身が宿るフェネクスへと搭乗させネオ・ジオングを撃破する。戦いの後にリタはサイコフィールドの中でヨナと邂逅し機体から降りさせ、彼のブローチと共に鳥となり飛び去っていった。
機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン
n_i_t_r_oを発端とする戦いの後、パイロットのジョリオン・デイが降ろされた後、フェネクスが無人で動き出し飛び去っているが、その際に肉体を失い思念体となっていたイング・リュードが「俺みたいな先客がいた」と語っており、フェネクスに前任パイロットの精神が宿っていることが仄めかされている。
機動戦士ガンダムNT
映像化に合わせて容姿が設定され、松浦愛弓氏が声優を担当。『不死鳥狩り』から一部設定が変更された。ヨナの夢の中や回想では離別前の8歳や15歳の姿で登場する。
機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
ストーリーイベント「0086 ペッシェ・モンターニュ ~水の星にくちづけをI~」のアニメパートにヨナ、ミシェルと共にゲスト出演。モニター越しではあるが、エンゲージ・ゼロとペッシェ・モンターニュの姿を目撃しており、その際に複雑な表情を見せている。ガンダムの姿にいずれ自身が搭乗する事になる機体の姿を重ねたのか、はたまたこれからも無慈悲な運命に翻弄されるであろうペッシェの身を案じたのであろうか…。

人間関係[編集 | ソースを編集]

主要人物 (奇蹟の子供達)[編集 | ソースを編集]

ヨナ・バシュタ
『不死鳥狩り』及び『NT』の主人公で幼馴染。同じ孤児院で育ち共に惹かれ合うものの13歳の頃に別れ、そのまま会うことなくフェネクスと共に行方不明となった。その後、「不死鳥狩り」に参加していた彼と再会し、物語が動き出す事になる。
ミシェル・ルオ
『NT』におけるもう1人の幼馴染。

地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

イアゴ・ハーカナ
ヨナが所属しているシェザール隊の隊長。『不死鳥狩り』において、全体の一部に取り込まれつつある彼をただ見守る事しかできなかった。

ティターンズ[編集 | ソースを編集]

エスコラ・ゲッダ
リタを引き取ったティターンズ軍人。彼によってニュータイプ研究所に送られた。『NT』ではオーガスタ研究所の施設長も兼ねており、ルオ商会との交渉の際、保身のためリタを手元に置いた。

家族 [編集 | ソースを編集]

母親 / 父親/ 曾祖母
『不死鳥狩り』の冒頭で言及される家族構成。曾祖母は初期の宇宙移民者らしく、母親はコロニー出身。結婚に伴い地球に下りた結果、コロニー落としの被害を受ける事となった。

名台詞[編集 | ソースを編集]

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

フェネクス
テストパイロットとして搭乗。その試験で機体ごと行方不明となり、以降、機体に宿る思念体となる。
アイリッシュ級エシャロット
試験の際の母艦。暴走したフェネクスによりブリッジを破壊された。
ジェガンA2型 (ゼネラル・レビル配備機)
IIネオ・ジオングと交戦する際に残存機のサポートを行った。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 『NT』においてIIネオ・ジオングがファンネル・ビットでフェネクスを束縛するシーンがあるが、中の人がリタという事もあり、「触手プレイ」と揶揄される事も。

商品情報[編集 | ソースを編集]

リタ ガンプラ[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]