「Gキャノンマグナ」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
34行目: 34行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[シルエットフォーミュラプロジェクト]]で開発した試作型[[モビルスーツ]]。[[Gキャノン]]をベースに[[サナリィ]]から非合法に得たデータで改良した機体である。
+
[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[シルエットフォーミュラプロジェクト]]で開発した[[Gキャノン]]の改修機。
  
本機開発の経緯としてはGキャノンはアナハイムで生産している機体だが、基礎設計を行ったのはサナリィであり、また生産を委託された際に技術提供を拒否されており技術ノウハウを確立することができていなかった。そのため非合法にサナリィからデータを入手して、アナハイム独自の技術も取り入れて開発されたのがGキャノンマグナである。
+
開発当時のGキャノンは、[[モビルスーツ]]の小型化推進の途上で作られたもので、[[サナリィ]]が設計した[[キャノンガンダム]]をアナハイムで生産するという特殊な敬意で量産された機体だった。しかし、基本設計がサナリィによって行われていた事もあり、Gキャノンを生産しているアナハイムはなんらかの新技術投入の必要を感じていた。その後、サナリィ側の極秘情報の入手によって、小型高出力ジェネレーター技術や[[シルエットガンダム|RXF91]]に採用された[[ヴェスバー]]のノウハウの導入、及び周辺技術の確立と浸透があり、MSサイズの兵装での荷電粒子の可変制御や収束距離の高速変換処理が可能となった。
  
サナリィのデータにより新型の小型熱核反応炉が搭載され、背部には廉価版[[ヴェスバー]]と呼べる性能を持つビーム・キャノンを装備し、高い中距離支援能力を有する。背部の機構はユニットビルドアップ式に変更されており、換装機構が簡易化され通常のGキャノンと同様の4連マシン・キャノンに素早く換装することも可能。装備されているビーム・キャノンは不要時には背部に設置することが可能で背部設置状態ではブースターユニットとして機能するため、ビーム・キャノンを装備し使用していない状態でもデッドウェイト化が抑えられ高い機動性を発揮する。Gキャノンの改良機であるため携行武装やオプションパーツもGキャノン規格の物を装備可能。
+
Gキャノンマグナに搭載されたビーム・キャノンは、低コストのヴェスバーとも呼べる高性能兵器であり、更にユニットビルドアップ方式により4連マシンキャノンにも換装が可能。
  
また、頭部センサーも強化されている為、形状が変化している。
+
この機体はGキャノンとは異なり、ジェネレータの高出力化とキャノン砲の背面移動機構によって、キャノン砲を取り外さなくとも高い運動性を確保している。また、肩アーマーにはビーム・キャノンとの干渉を考慮した衝撃吸収パッドを装着したバージョンも存在する。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
55行目: 55行目:
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;ダブルビーム・ガン
 
;ダブルビーム・ガン
:両腕部の手首アーマー部に内蔵されている2連装の小型ビーム砲。
+
:両腕部の内蔵されている2連装の小型ビーム砲。
 
;ビーム・キャノン
 
;ビーム・キャノン
:背部にバックパックを挟む形で左右一対二基装備されているビーム砲。[[サナリィ]]から得たデータで可変速機能を盛り込んで開発されたため、廉価版ヴェスバーと呼べるだけの性能がある。ビームの可変速制御と収束距離の高速変換をある程度可能としているがヴェスバーの様な無段階可変速機能ではない。非使用時背面設置状態ではブースターとしても機能する。
+
:バックパックに二基装備されているビーム砲。[[サナリィ]]から得た[[ヴェスバー]]の技術を盛り込んで開発されたため、廉価版ヴェスバーと呼べるだけの性能を持つ。ビームの可変速制御と収束距離の高速変換をある程度可能としているが、ヴェスバーの様な無段階可変速機能ではない。非使用時は背面に移動させる事でブースターとしても機能する。
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
;[[ビーム・ライフル]]
 
:[[ヘビーガン]]と同型のビーム・ライフル。
 
:[[ヘビーガン]]と同型のビーム・ライフル。
 
;[[ビーム・サーベル]]
 
;[[ビーム・サーベル]]
:これもヘビーガンと同型のもので2基装備している。収納位置に関してはGキャノン同様画稿・文字設定での言及は無い。
+
:ヘビーガンと同型のビーム・サーベル。2基装備しているが、収納位置に関してはGキャノン同様画稿・文字設定での言及は無い。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==

2022年2月4日 (金) 19:45時点における版

Gキャノンマグナ
外国語表記 G Cannon Magna
登場作品 機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型モビルスーツ(量産機原型)
型式番号 F71B
頭頂高 14.3m
本体重量 8.8t
全備重量 22.4t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,580kW
スラスター推力
  • 28,680 kg×1
  • 22,270 kg×1
  • 5,100 kg×1
  • 16,790 kg×2
スラスター総推力 89,630kg
アポジモーター数 58
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属部隊 ブレイウッド
母艦 ブレイウッド
主なパイロット カール・シュビッツ
テンプレートを表示

概要

アナハイム・エレクトロニクス社シルエットフォーミュラプロジェクトで開発したGキャノンの改修機。

開発当時のGキャノンは、モビルスーツの小型化推進の途上で作られたもので、サナリィが設計したキャノンガンダムをアナハイムで生産するという特殊な敬意で量産された機体だった。しかし、基本設計がサナリィによって行われていた事もあり、Gキャノンを生産しているアナハイムはなんらかの新技術投入の必要を感じていた。その後、サナリィ側の極秘情報の入手によって、小型高出力ジェネレーター技術やRXF91に採用されたヴェスバーのノウハウの導入、及び周辺技術の確立と浸透があり、MSサイズの兵装での荷電粒子の可変制御や収束距離の高速変換処理が可能となった。

Gキャノンマグナに搭載されたビーム・キャノンは、低コストのヴェスバーとも呼べる高性能兵器であり、更にユニットビルドアップ方式により4連マシンキャノンにも換装が可能。

この機体はGキャノンとは異なり、ジェネレータの高出力化とキャノン砲の背面移動機構によって、キャノン砲を取り外さなくとも高い運動性を確保している。また、肩アーマーにはビーム・キャノンとの干渉を考慮した衝撃吸収パッドを装着したバージョンも存在する。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91
ブレイウッドに1機が試験運用機体として配備されておりカール・シュビッツがテストパイロットを務めている。漫画版ではハーディガンのサポート役やネオ・ジオン難民の救助などを務めているが、終盤にネオガンダム1号機の狙撃で頭部を破壊されている。
ガンダムビルドファイターズ
第21話のアイラの回想シーンに登場。『1st』オープニングのガンキャノンを意識したであろう砲撃ポーズを取っている。

装備・機能

特殊機能

換装
背部のビーム・キャノンの換装及びオプションパーツの装備が可能。

武装・必殺攻撃

ダブルビーム・ガン
両腕部の内蔵されている2連装の小型ビーム砲。
ビーム・キャノン
バックパックに二基装備されているビーム砲。サナリィから得たヴェスバーの技術を盛り込んで開発されたため、廉価版ヴェスバーと呼べるだけの性能を持つ。ビームの可変速制御と収束距離の高速変換をある程度可能としているが、ヴェスバーの様な無段階可変速機能ではない。非使用時は背面に移動させる事でブースターとしても機能する。
ビーム・ライフル
ヘビーガンと同型のビーム・ライフル。
ビーム・サーベル
ヘビーガンと同型のビーム・サーベル。2基装備しているが、収納位置に関してはGキャノン同様画稿・文字設定での言及は無い。

対決・名場面

関連機体

Gキャノン
原型機。
シルエットガンダム / ハーディガン
シルエットフォーミュラプロジェクトで開発された同期機体。

商品情報

ガンプラ

リンク