マフティー動乱
マフティー動乱(Mafty Incident)[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0105年にマフティーが地球連邦政府に対して起こした武力闘争。
これまでの一年戦争から始まる諸紛争は、ジオン公国(厳密にはジオン・ズム・ダイクンの思想)をいわば雛形として国家やそれに近い政治的主体が自主独立のための闘争を引き起こすというものだったが、マフティーは連邦政府の官僚主義を是正し、さらに連邦政府を含む全ての人類を宇宙へ住まわせて地球を保全するという、第二次ネオ・ジオン抗争を起こしたシャア・アズナブルに近い過激な思想をもって行動を起こした。マフティーの行動の動機は、地球連邦政府の議員と官僚機構が世襲制となりつつあり、支配階層の固定化が落差の拡大を招いていることに起因している。本来、宇宙世紀が民主主義社会であればそれは民意により打破されるべき事態であったが、しかし市民による「中央を正そう」といった改革的な動きは少なく、現実的には多くの市民がおかしいと思いながら、結果的に無関心になってしまうという事態を引き起こしていた。
宇宙世紀0105年、連邦政府はオーストラリア南部の都市アデレードで大規模な国際会議の開催を決定。政府が認可した者以外は例外なく地球での居住を認めないという「地球帰還に関する特例法案」の可決が議論されることになる。この法案は、地球の居住権を一部の特権階級が占有しつつ、マン・ハンターによる「人狩り」を後押しするものであり、それを察知していたマフティーは、地球圏に新な問題を引き起こすとされるこの議題内容に重大な懸念を示し、この法案の廃案を主張。アデレード会議の妨害と閣僚粛清のための切り札としてアナハイム・エレクトロニクス社にΞガンダムを用意させた。
一方、地球連邦軍はダバオ空軍基地に駐屯するキンバレー部隊をマフティーの捕捉撲滅に充てるが、その任務を完遂することが出来ず、アデレード会議を目前にキンバレー・ヘイマン大佐の解任が決定。ケネス・スレッグ大佐をその後任とした上でキンバレー部隊をキルケー部隊として再編。マフティーの撲滅任務を引き継がせた。
ハウンゼン356便でのハイジャック事件やマフティーの威光を利用するオエンベリ軍の蜂起もあり、マフティーは想定外の行動を余儀なくされるが、最終的にアデレード会議の襲撃を決行。しかし、会議場周辺に設置されたビーム・バリアーによって事件の首謀者であるハサウェイ・ノアが逮捕されたことで襲撃は失敗。ハサウェイも処刑された。
この事件を受け、連邦政府は反地球連邦組織に対する弾圧を強化し、思想統制を実行。これ以降の反政府運動は地下活動化していった。表面的には地球圏の争乱は沈静化したが、連邦政府の姿勢は変わらず、それが後年になって新たな争乱を生み出すことになる。
登場作品[編集 | ソースを編集]
関連人物[編集 | ソースを編集]
- ハサウェイ・ノア
- マフティーのリーダー。アデレード襲撃を計画し、実行に移すが、戦闘中に逮捕・拘束され、その後処刑された。
- ケネス・スレッグ
- ダバオ空軍基地司令官。マフティー撲滅を主任務とするキルケー部隊の指揮官として軍を動かし、これを成し遂げた。
- クワック・サルヴァー
- 「インチキ医師」のコードネームで呼ばれる、マフティーの黒幕とされる人物。連邦軍の高官であったとされるが、その正体は謎に包まれている。
- ファビオ・リベラ
- オエンベリ軍の指揮官。マフティーとは別の思惑を持って独自行動を取っていたが、その後共闘した。