アドバンスド・ギャプラン

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アドバンスド・ギャプラン
外国語表記 ADVANCED Gaplant
登場作品 A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
デザイナー 藤岡建機
高葉昭徳 (デザイン協力)[1]
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スペック
分類 近代化改修型可変モビルアーマー
型式番号 ORX-005
主動力 熱核融合炉
開発組織 ティターンズ
所属組織 ティターンズ
所属部隊 ブラックヘアーズ
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概要[編集 | ソースを編集]

アドバンスド・ハイザックアドバンスド・マラサイと同様にTR計画の技術で開発されたギャプランのアドバンスド化機。

頭部に高性能バイザー、腰部に増加装甲を追加装備した他、ギャプランTR-5の装備するビーム・ライフルのヒート・ブレード部に収束力強化バレルを追加装着したものを主兵装とする。

最大の特徴が両腕のシールド・バインダーを強化型にあたる「アドバンスド・バインダー・ユニット」に換装している点にあり、原型機であるギャプランの高推力と武装を担保していた本装備を、より強力なものに変更することは、肉体改造によって対G能力を強化された強化人間の搭乗を前提としたものと言える。

アドバンスド・バインダー・ユニットはフルドドの完成形である代替装備フルドドIプラス[セスナシング・フレア]の機首ユニットを介してガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]用の強化シールド・ブースター2枚を1枚に束ねたものであり、これにより強化された推進力を支えるため、強固な保持力と剛性を有するドラムフレームを介したベロウズフレームによって腕部、時には肩部に接続される。これは、MS形態時にはフレキシブルに稼働することで機動性を確保すると同時に運動性も向上させている一方、MA形態では推力を一方向に指向するため肩から上腕部にかけて固定される。その最大の目的はギャプランの「高高度迎撃」という運用法をより特化させるためのものである。

本機はブラックヘアーズによる試験運用ののち、複数機が生産、正式採用される予定であった。

カラーバリエーション [編集 | ソースを編集]

試作実験機カラー
本機のカラーリングの1つ。配色は模型誌「電撃ホビーマガジン」2006年12月号に掲載されているティターンズカラーのギャプランTR-5[フライルー]アドバンスド・フライルーに準じている。
ブラックヘアーズカラー
ブラックヘアーズの部隊カラーである漆黒のカラーリングが施された機体。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
出典元。Vol.94およびVol.96で掲載され、前者ではMS形態、後者ではMA形態の機体解説が行われた。Vol.96の解説文では『その姿は「天空の彼方、蒼穹を貫く長槍」とも形容される』と記されているが、過去に「月刊ガンダムエース」に掲載された読切漫画『蒼空の長槍 Blue Sky in 0087』に因んだものだろうか。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

変形
モビルアーマー形態及びモビルスーツ形態への変形が可能。アドバンスド・バインダー・ユニットはMS形態では運動性向上と機動性確保のためにジョイントアームがフレキシブルに稼働するが、MA形態では推力を一方向に思考するための強度確保のため、肩から上腕部にかけて固定される。
頭部強化センサー
モノアイレールを覆うように頭部に追加装備されているゴーグル型のバイザー。アドバンスド・ヘイズルの物を基本にブレードアンテナを複合センサーに換装した感じの形状になっている。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

ビーム・ライフル (強化モデル)
アドバンスド・ギャプランの主兵装。ギャプランTR-5のロング・ブレード・ライフルのヒート・ブレード部に収束力強化のためのバレルを追加装着した長砲身型ビーム・ライフル。
クラッカー
腰部側面にクラッカーホルダーを介して計3個マウントされるMS用手投げ弾。
アドバンスド・バインダー・ユニット
ギャプランのバインダー・ユニットから換装された強化型バインダー。セスナシング・フレアの機首ユニットを介してガンダムTR-S用の強化シールド・ブースター2枚を1枚に束ねた装備。強化された推進力を支えるため、ドラムフレームを介したベロウズフレームによって腕部、あるいは肩部に接続される。
上部には5つの開口部を備え、そのうち中央の1基がメガ粒子砲、左右の2基ずつが耐熱フィールド発生器となる。
耐熱フィールド発生器
TR-4[ダンディライアン]ギャプランTR-5[ファイバー]での実験からフィードバックされた機器。ティターンズが主任務とする地球圏の防衛、そして軌道衛星要塞SSDを起点とした地球上の多彩な任務への即応を可能とするために標準装備として搭載され、ガンダムTR-Sから開発計画が移行したガンダムTR-6用のブーストポッドにも引き継がれている。
メガ粒子砲
アドバンスド・バインダー・ユニットの中央部に備えられたメガ粒子砲。ハイ・メガ・キャノンクラスの出力を誇り、バインダー・ユニットをシールドとして活用する際には防御手段の一つとして拡散ビームの発射も可能。他にも機首先端部は上方に展開する機構と、ビーム収束板が備わっており、これを用いて前方への射撃を行う。これは、ウインチ・キャノンから流用された技術で、機首が開放型バレルとしての機能を果たし、ガンダムTR-6用のマルチコネクターポッドに引き継がれている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ギャプラン
ベース機。頭部、腰部、腕部に追加装備を施している。
フルドドIプラス[セスナシング・フレア]
フルドドの完成形となる代替装備。本機の機首ユニットがアドバンスド・バインダー・ユニットの基部として使用されている。
ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア] / ガンダムTR-S[エルアライラー]
アドバンスド・バインダー・ユニットに装備されているシールド・ブースターの転用元。セスナシング・フレアの機首ユニットもエルアライラーのMA形態の機首となる。
ギャプランTR-5
本機の装備の発展元であるロング・ブレード・ライフルとシールド・ブースター2基を装備したギャプランの改修機。

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]