「機動戦士ゼータガンダム1/2」の版間の差分
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2023年12月7日 (木) 19:15時点における版
機動戦士ゼータガンダム1/2 | |
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読み | きどうせんしぜーたがんだむ はーふ |
外国語表記 | MOBILE SUIT ΖGUNDAM 1/2 |
原作 |
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著者 | 長谷川祐一 |
発売元 | 角川書店 (現KADOKAWA) |
話数 | 全4話 (内番外編1) |
巻数 | 全1巻 |
概要
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の長谷川祐一による『機動戦士Ζガンダム』の外伝作品。月刊ガンダムエースの増刊「増刊 Ζガンダムエース」のVol.001~003に掲載され、その後単行本化。その際に描き下ろしエピソードとなる番外編が追加収録された。当初は、劇場版Ζガンダムのダイジェスト漫画を依頼されていたが、それでは『Ζ』と自身の両方のファンが損をするだろうと断り、こちらの連載が決定した。
本作は、宇宙世紀0137年に死去した女性詩人作家シシリア・マディンの書斎から0138年二発見された「エドガー・エドモンド・スミスの日記」に記されていたという設定で、主人公エドガー・エドモンド・スミスの活動の記録が描かれている。しかし、この記録自体がシシリアの創作であるという識者の意見もあり、研究者の間でも支持と否定が半々になっているとされている。
『クロスボーン』シリーズともリンクした設定になっており、前述の番外編の主人公としてウモン・サモンが登場する他、シシリアも『クロスボーン』の登場人物の血縁者である可能性が示唆されている。
ストーリー
まだ、誰もこの戦いを知らない――。
宇宙世紀0087、人類史上最悪の殺戮戦となった一年戦争から7年。時代は新たな刻をきざもうとしていた。
新たなる「刻」が新たなる戦乱のはじまりを意味するに過ぎないとしたら、古き戦いの最後の眷属はなぜ、新たなる者に挑むのか?
これは時代を生み出す為の宇宙の虚しき音か?
……刻は涙に変わるのか?
登場人物
- エドガー・エドモンド・スミス
- ジャブローでAAA級の腕前を持つと言われるMSパイロット。その腕前を買われてティターンズからグリプスへ召喚され、ガンダムMk-IIのテストパイロットを任ぜられるが、その後エゥーゴへと転身し、ハーフゼータのパイロットとなる。
- カン・ウー
- ハーフガンダムのパイロット。一年戦争で妻子を喪い、その絶望から戦争を憎悪しており、次の戦争の引き金となるMk-IIの完成を遅らせるべく、身体的負担を度外視した操縦でエドガーを下し続けてきた。
- アムロ・レイ
- 一年戦争で活躍した伝説的エース。地上でティターンズの虜囚となっていた所をエドガーによる救出作戦が行われた。
- ラウレンティス / ライナス / タヤマ /
- エゥーゴのMSパイロット。エドガーとともにティターンズに対する陽動部隊として活躍する。
- ウォルナック
- ティターンズの試作MAアモン・ドッグのパイロット。
- ウモン・サモン
- 番外編に登場。後の海賊軍の一員。連邦兵でありながら、軍服を勝手に黒く染めてティターンズに紛れ込んでいた。
- シシリア・マディン
- エドガーの幼馴染で婚約者。エドガーは彼女の写真をロケットに入れて持ち歩いている。それを見た第三者はたいてい苦い顔をするが、その理由は番外編で明かされる事になる。
登場メカ
- ハーフガンダム
- ティターンズがガンダムMk-II開発のために建造したガンダムのレプリカ機。オリジナルのパーツが52パーセント使用されている事から「ハーフガンダム」と呼ばれている。
- ハーフゼータ
- アナハイム・エレクトロニクス社の試作機をカラバが改修した機体。Ζガンダムに似た外観を持つが、可変機構の大半をシールドに依存している。
- アモン・ドッグ
- ティターンズの開発したニュータイプ専用可変モビルアーマー。バウンド・ドック2機が上下に接合された姿を持つ、同機の完成形と目される機体。
用語
- エドガー・エドモンド・スミスの日記
- 宇宙世紀0138年にシシリア・マディンの書斎から発見された遺稿。本作はこの日記の記述から抜粋された体裁で物語が進む。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 備考 |
---|---|---|
1 | 機動戦士ガンダム1/2 VS ガンダムMK-II | |
2 | アムロとKiss! | |
3 | エドガー・エドモンド・スミスの日記 | |
番外編 | 宇宙一の無責任ティターンズ~ウモン・サモンの日記~ | 単行本化の際に収録 |
関連作品
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム / 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート / 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- 長谷川祐一によるシリーズ作品。本作の登場人物やその子孫(と思われる人物)が登場する他、『ゴースト』では研究対象としてハーフゼータの名前が挙がっている。