「スカイグラスパー」の版間の差分
14行目: | 14行目: | ||
| 分類 = 大気圏内用支援戦闘機 | | 分類 = 大気圏内用支援戦闘機 | ||
| 型式番号 = FX-550 | | 型式番号 = FX-550 | ||
− | | | + | | 全長 = 12.46m |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
| 開発組織 = [[PMP社]] | | 開発組織 = [[PMP社]] | ||
| 所属 = [[地球連合軍]] | | 所属 = [[地球連合軍]] | ||
39行目: | 31行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[PMP社]] | + | [[PMP社]]が開発した[[ストライクガンダム|ストライク]]の大気圏内用支援戦闘機。各種[[ストライカーパックシステム|ストライカーパック]]の装備・運搬が可能であり、更に本機の武装としても運用出来る他、戦闘機としての機動性や運動性を維持したまま、対空・対地・対潜攻撃までもが可能な万能機である。作戦行動中の換装もシステム化されており、ストライクは本機と連携する事で稼働時間の延長が可能となる。 |
− | + | 大型キャノン砲の搭載や[[GAT-Xシリーズ]]関連技術による火力の向上、操作性の改善など戦闘機としても非常に高いスペックを達成しており、各ストライカーパック装備時には、それに応じて主翼が可変する事で空力特性などが最適化され、機動性や運動性を損なう事なくパフォーマンスが最適化される。 | |
− | + | 操縦は高度な自動化が施されており、練度の低い[[ナチュラル]]のパイロットでも扱えるほど操縦性は良好であった。逆に、練度の高いパイロットが操縦した場合には対[[モビルスーツ]]用に開発された兵装を存分に運用出来るように配慮されており、MSと互角以上に戦う事も不可能ではない。 | |
+ | |||
+ | スカイグラスパーに搭載された制御システムは、機体各所に設けられたスラスターやオプション兵装の挙動さえ取り込む事が可能な非常に高度なものであり、大型ビーム砲の搭載や両翼端のウェポンベイなど、航空力学的に見れば理想的なフォルムを持っているとは言い難いが、設計の初期段階から[[モビルアーマー]]的な運用が想定されており、特に[[ソードストライクガンダム|ソードストライカー]]を装備した際の斬撃やワイヤーアンカーを使った方向転換などといった運用が可能であった。 | ||
+ | |||
+ | コクピットは本来ならナビゲーター / ガンナーが搭乗できる副座敷であるが、単独での操縦も可能となっている。また、機体下部の前後にはベクタードスラスターを装備しており、トリッキーな機動やリバーススラスト、更にV-TOL(垂直離着陸)も可能である。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | |||
;[[機動戦士ガンダムSEED]] | ;[[機動戦士ガンダムSEED]] | ||
:初登場作品。第8艦隊からの補給物資と共に[[アークエンジェル]]に搬入され、大気圏内での戦闘に運用された。1号機には[[ムウ・ラ・フラガ]]、2号機には[[カガリ・ユラ・アスハ]]や[[トール・ケーニヒ]]が搭乗している。ムウは主に[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライカー]]を装備して出撃し、高い機動力とアグニの火力を生かして高い戦果を挙げた。逆に2号機はあまり目立った活躍はなく、オーブ近海の戦闘で[[アスラン・ザラ|アスラン]]の[[イージスガンダム]]に撃墜され、大破した。その戦闘で1号機も[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]の[[バスターガンダム]]と相打ちになりながらも行動不能にし、ムウと共に回収される。その後、修復され、オペレーション・スピットブレイクにもアークエンジェルの防衛の為に出撃している。 | :初登場作品。第8艦隊からの補給物資と共に[[アークエンジェル]]に搬入され、大気圏内での戦闘に運用された。1号機には[[ムウ・ラ・フラガ]]、2号機には[[カガリ・ユラ・アスハ]]や[[トール・ケーニヒ]]が搭乗している。ムウは主に[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライカー]]を装備して出撃し、高い機動力とアグニの火力を生かして高い戦果を挙げた。逆に2号機はあまり目立った活躍はなく、オーブ近海の戦闘で[[アスラン・ザラ|アスラン]]の[[イージスガンダム]]に撃墜され、大破した。その戦闘で1号機も[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]の[[バスターガンダム]]と相打ちになりながらも行動不能にし、ムウと共に回収される。その後、修復され、オペレーション・スピットブレイクにもアークエンジェルの防衛の為に出撃している。 | ||
54行目: | 49行目: | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
− | ; | + | ;[[ストライカーパックシステム]] |
− | : | + | :ストライク用のストライカーパックを装備・運搬が可能。また、ストライカーパックの武装をスカイグラスパーでも限定的ではあるが運用出来た。機体後部と両端部のウェポンベイはストライクの背部と肩部の形状を模しており、各ストライカーの装備時には主翼が可変する事で空力特性が最適化される。 |
− | |||
− | |||
− | |||
=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
;20mm機関砲 | ;20mm機関砲 | ||
− | : | + | :機首に4門内蔵た機関砲。 |
;中口径キャノン砲 | ;中口径キャノン砲 | ||
− | : | + | :主翼上面に計2門搭載された固定式のビーム砲。 |
;砲塔式大型キャノン砲 | ;砲塔式大型キャノン砲 | ||
− | : | + | :砲塔式のビーム砲。スカイグラスパーの固定武装としては最大の威力を誇る。銃座が回転式なため、側方の敵機を狙撃する事もできる。 |
− | + | ;対艦ミサイル | |
− | + | :機体下面にのウェポンベイにウェポンベイに1基ずつ搭載可能なミサイル。 | |
− | |||
− | : | ||
=== 各種ストライカーパック兵装 === | === 各種ストライカーパック兵装 === | ||
;57mm高エネルギービームライフル | ;57mm高エネルギービームライフル | ||
− | :[[エールストライクガンダム|エールストライカー]] | + | :[[エールストライクガンダム|エールストライカー]]装備時、右主翼側面に装着される。 |
;対ビームシールド | ;対ビームシールド | ||
− | : | + | :エールストライカー装備時、機体左側面に装着される。 |
;15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」 | ;15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」 | ||
− | :[[ソードストライクガンダム|ソードストライカー]] | + | :[[ソードストライクガンダム|ソードストライカー]]装備時、ストライカーパックに懸架され、基部を軸に下面に向けて90度回転させる事で飛行しながらの斬撃が可能。 |
;ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」 | ;ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」 | ||
− | : | + | :ソードストライカー装備時、機体下面に装着。主に対艦刀を使用する際の補助や方向転換を目的に用いられる。 |
;320mm超高インパルス砲「アグニ」 | ;320mm超高インパルス砲「アグニ」 | ||
:[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライカー]]装備時、ストライカーパックに固定装備。 | :[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライカー]]装備時、ストライカーパックに固定装備。 |
2024年4月6日 (土) 08:08時点における最新版
スカイグラスパー | |
---|---|
外国語表記 | Sky Grasper |
登場作品 |
スペック | |
---|---|
分類 | 大気圏内用支援戦闘機 |
型式番号 | FX-550 |
全長 | 12.46m |
開発組織 | PMP社 |
所属 | 地球連合軍 |
母艦 | アークエンジェル |
主なパイロット |
|
概要 [編集 | ソースを編集]
PMP社が開発したストライクの大気圏内用支援戦闘機。各種ストライカーパックの装備・運搬が可能であり、更に本機の武装としても運用出来る他、戦闘機としての機動性や運動性を維持したまま、対空・対地・対潜攻撃までもが可能な万能機である。作戦行動中の換装もシステム化されており、ストライクは本機と連携する事で稼働時間の延長が可能となる。
大型キャノン砲の搭載やGAT-Xシリーズ関連技術による火力の向上、操作性の改善など戦闘機としても非常に高いスペックを達成しており、各ストライカーパック装備時には、それに応じて主翼が可変する事で空力特性などが最適化され、機動性や運動性を損なう事なくパフォーマンスが最適化される。
操縦は高度な自動化が施されており、練度の低いナチュラルのパイロットでも扱えるほど操縦性は良好であった。逆に、練度の高いパイロットが操縦した場合には対モビルスーツ用に開発された兵装を存分に運用出来るように配慮されており、MSと互角以上に戦う事も不可能ではない。
スカイグラスパーに搭載された制御システムは、機体各所に設けられたスラスターやオプション兵装の挙動さえ取り込む事が可能な非常に高度なものであり、大型ビーム砲の搭載や両翼端のウェポンベイなど、航空力学的に見れば理想的なフォルムを持っているとは言い難いが、設計の初期段階からモビルアーマー的な運用が想定されており、特にソードストライカーを装備した際の斬撃やワイヤーアンカーを使った方向転換などといった運用が可能であった。
コクピットは本来ならナビゲーター / ガンナーが搭乗できる副座敷であるが、単独での操縦も可能となっている。また、機体下部の前後にはベクタードスラスターを装備しており、トリッキーな機動やリバーススラスト、更にV-TOL(垂直離着陸)も可能である。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムSEED
- 初登場作品。第8艦隊からの補給物資と共にアークエンジェルに搬入され、大気圏内での戦闘に運用された。1号機にはムウ・ラ・フラガ、2号機にはカガリ・ユラ・アスハやトール・ケーニヒが搭乗している。ムウは主にランチャーストライカーを装備して出撃し、高い機動力とアグニの火力を生かして高い戦果を挙げた。逆に2号機はあまり目立った活躍はなく、オーブ近海の戦闘でアスランのイージスガンダムに撃墜され、大破した。その戦闘で1号機もディアッカのバスターガンダムと相打ちになりながらも行動不能にし、ムウと共に回収される。その後、修復され、オペレーション・スピットブレイクにもアークエンジェルの防衛の為に出撃している。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 1号機がそのままアークエンジェルに搭載されており、マリュー・ラミアスがネオ・ロアノークを解放する際に提供した。しかし、彼は本機で舞い戻り、アークエンジェルに残留している。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ストライカーパックシステム
- ストライク用のストライカーパックを装備・運搬が可能。また、ストライカーパックの武装をスカイグラスパーでも限定的ではあるが運用出来た。機体後部と両端部のウェポンベイはストライクの背部と肩部の形状を模しており、各ストライカーの装備時には主翼が可変する事で空力特性が最適化される。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 20mm機関砲
- 機首に4門内蔵た機関砲。
- 中口径キャノン砲
- 主翼上面に計2門搭載された固定式のビーム砲。
- 砲塔式大型キャノン砲
- 砲塔式のビーム砲。スカイグラスパーの固定武装としては最大の威力を誇る。銃座が回転式なため、側方の敵機を狙撃する事もできる。
- 対艦ミサイル
- 機体下面にのウェポンベイにウェポンベイに1基ずつ搭載可能なミサイル。
各種ストライカーパック兵装 [編集 | ソースを編集]
- 57mm高エネルギービームライフル
- エールストライカー装備時、右主翼側面に装着される。
- 対ビームシールド
- エールストライカー装備時、機体左側面に装着される。
- 15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
- ソードストライカー装備時、ストライカーパックに懸架され、基部を軸に下面に向けて90度回転させる事で飛行しながらの斬撃が可能。
- ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」
- ソードストライカー装備時、機体下面に装着。主に対艦刀を使用する際の補助や方向転換を目的に用いられる。
- 320mm超高インパルス砲「アグニ」
- ランチャーストライカー装備時、ストライカーパックに固定装備。
- 120mm対艦バルカン砲 / 350mmガンランチャー
- コンボウェポンポッドの固定武装。ランチャーストライカー装着時、コンボウェポンポッドを右主翼に装着。機体右方向への攻撃が可能。
- 71式強化徹甲尖頭弾
- ライトニングストライカー装着時、左右主翼上部に装着。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]
各種ストライカーパック [編集 | ソースを編集]
- エールストライカー
- エールストライクガンダムが装備しているストライカーパック。
- ソードストライカー
- ソードストライクガンダムが装備しているストライカーパック。
- ランチャーストライカー
- ランチャーストライクガンダムが装備しているストライカーパック。
- ライトニングストライカー
- ライトニングストライクガンダムが装備しているストライカーパック。
- Gフライト
- ガンダムアストレイ アウトフレームが装備しているストライカーパック。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]