「百二式」の版間の差分
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2024年4月26日 (金) 20:29時点における版
百二式 | |
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外国語表記 | HYAKUNISHIKI |
登場作品 | 機動戦士ムーンガンダム |
デザイナー | 形部一平 |
スペック | |
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正式名称 | 百式改試製二型 |
分類 | エースパイロット専用モビルスーツ |
生産形態 | 少数生産機 |
型式番号 |
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全高 | 19.2m |
全備重量 | 66.。6t |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
開発組織 |
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所属 | ルオ商会 |
所属部隊 | 紅棍 (ホングワン) |
主なパイロット | ザジ (隊長機) |
概要
グリプス戦役時、エゥーゴはアナハイム・エレクトロニクス社の協力を得て「デルタ計画」を用意した。しかし、同計画で完成したデルタガンダムは技術不足で設計変更が行われ、偶然から非変形機の百式が誕生する事になった。これにより、デルタ計画に端を発する機体は変形気功を持つ「デルタ系」と非変形機の「百式系」へと分派。百式系はエース専用機として様々なバリエーションがあり、百式改に至ってはカラバ仕様の機体まで存在した。
百二式は、アナハイムからのODM[1]によりルオ商会で開発された、百式改の流れを汲むエース専用機の一つである。
商会の独立部隊用に用意されたアンオフィシャルなモビルスーツで、その性能も地球連邦軍の主力機とは一線を画しており、量産型百式改のフレームを使用しつつΖ系の技術も取り入れ、保存してあった数少ない在庫パーツを組み合わせて成立している。百式改の特徴的な肩部オプションラックやスラスターは廃し、前身へバランスよくノズルが配置された結果、百式に先祖返りしたような機体フォルムを持つ。
一般の隊員機と隊長機があり、隊員機は銀色の耐ビーム・コーティングを使用しているが、隊長機は金色のままで運用されている。他の大きな特徴としてバーニア・バインダーの変更と連射式スプレーミサイルポッド付きのシールドブースターの装備が挙げられ、この変更により推力の大幅な強化が図られた。
本機最大の特徴は、統率された一個分隊によって行う作戦行動を想定した点で、小型ミサイルによる面攻撃を得意とする。内蔵プロペラントタンクと追加スラスターノズルを擁した背面バインダー、そして突破力のあるシールドブースターを使用しての降下、滑空から圧倒的物量のミサイルの一斉掃射は、古典的な絨毯爆撃とは侮れないシンプルな効果を期待でき、重力戦、空間戦闘どちらにおいても強力であった。また、バインダーを任意でパージする事も可能であり、百式の高い機動性を活かした白兵戦に持ち込む事を含め、分隊による制圧戦に特化したカスタマイズが施されている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ムーンガンダム
- 初登場作品。
装備・機能
特殊機能
- 耐ビーム・コーティング
- 機体装甲表面に施されたビーム・コーティング。隊長機は金色、隊員機は銀色の物を使用するが、百式のコーティング塗料は希少性が高く高価なため、本機のものは本来の輝きには程遠く、塗膜密度も低いため耐ビーム能力も弱い。
- バーニア・バインダー
- バックパックに装備された、追加スラスターノズルとプロペラントタンクを内蔵するバインダーユニット。上部にはミサイルポッドも有する。
武装・必殺攻撃
- ビーム・ライフル
- 百式が使用するものと同型の、ビーム・バヨネット機能を有するビーム・ライフル。武装類は百式やリック・ディアスなどと共通規格の手に入り易いものを一式装備している。
- クレイバズーカ
- 敵機そのものの破壊ではなく内部メカの破損等を目的としたバズーカ砲。バックパックに2基を装備可能。
- ビーム・サーベル
- ビームの刃を発振する白兵戦用装備。非使用時は百式と同様にリアアーマーにマウントされる。
- 連射式スプレーミサイルポッド内蔵シールドブースター
- 百二式に新たに装備された推進器付きシールド。機体の推力を強化するほか、先端部にはスプレーミサイルポッドが搭載されており、一個分隊による面攻撃を想定した装備となっている。
- 三連グレネードランチャー
- 腰部サイドアーマーに装備されたグレネード。スプレーミサイルポッド等と共に面攻撃に使用される。
- ミサイルポッド
- バーニア・バインダー上部に装備されたミサイルポッド。
対決・名場面
関連機体
- 量産型百式改
- 原型機。本機の基礎フレームを使用しているが、機体のシルエットそのものはむしろ百式に近い。