「ガンダム試作0号機」の版間の差分
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開発するにあたって同社が考えられる要素・技術全てを詰め込んでおり、実験的な装備として背部に大型のビーム・ライフルやMPIWSを搭載。このため遠距離からの射撃を得意としている。背部の装備はアームを介してドラム式フレームにマウントされていて、多様な装備を搭載可能。各部にはスラスターも多数設置され、高い機動性が与えられた。 | 開発するにあたって同社が考えられる要素・技術全てを詰め込んでおり、実験的な装備として背部に大型のビーム・ライフルやMPIWSを搭載。このため遠距離からの射撃を得意としている。背部の装備はアームを介してドラム式フレームにマウントされていて、多様な装備を搭載可能。各部にはスラスターも多数設置され、高い機動性が与えられた。 | ||
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2024年8月31日 (土) 22:15時点における最新版
ガンダム試作0号機 | |
---|---|
外国語表記 | Gundam GP00 "BLOSSOM" |
登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 with ファントム・ブレット |
デザイナー |
A'sまりあ(画稿) 空山竜司(プラモデル作例) 柳生圭太(レジンキット原型) |
スペック | |
---|---|
コードネーム | ブロッサム |
分類 | 試作型モビルスーツ |
型式番号 | RX-78GP00 |
主動力 | 熱核融合炉 |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
主なパイロット | ジャック・ベアード |
概要 [編集 | ソースを編集]
アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツ。「ガンダム開発計画」のトライアル機で、開発コードネームは「花」や「開花」の意を持つ「ブロッサム」。
開発するにあたって同社が考えられる要素・技術全てを詰め込んでおり、実験的な装備として背部に大型のビーム・ライフルやMPIWSを搭載。このため遠距離からの射撃を得意としている。背部の装備はアームを介してドラム式フレームにマウントされていて、多様な装備を搭載可能。各部にはスラスターも多数設置され、高い機動性が与えられた。
コアブロックシステムも採用されており、コクピットブロックはMS本体から分離してコア・ファイターに変形する。更に腰部の大型スラスターユニットとドッキングする事で「コア・ブースターII」として運用できるようになっている。これは一年戦争時に運用されたコア・ブースターの機動力の高さに注目した技術者が設計時に採り入れた機能である。
高性能な万能機だが問題も多く、大型の実験装備を搭載した事で高機動運動時の姿勢制御が「バッタ」と揶揄されるほど非常に難しい。そもそも実験機なので調整も碌に済んでおらず、操作性が低い。コクピット内も多数のサブモニターが追加され、かなり狭い。
本機の実戦データを解析した結果、前述の問題に加えて「1機のMSに多数の機能を詰め込んでもパイロットへの負担が大きすぎて使いこなせない」と判断、一つの機能に特化した4機のガンダムが新たに設計・開発される事になった。それに伴い、本機で採用されていたドラム式フレームや腰部スラスターとコア・ファイターのドッキング機能は廃案となっている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム0083 with ファントム・ブレット
- 初登場作品。パイロットはジャック・ベアード。
月面のアナハイム社リバモア工場に対する狙撃テロの哨戒任務の為に急遽組み上げて実戦投入された。その際、実行犯であるザメル砲部隊が放った砲弾が偶然MPIWSに直撃したのがきっかけで戦闘状態に突入し、測距手のザクIIF2型を無力化した。しかしそのザクが近くにあったムサイ級の残骸にぶつかったせいでその残骸の崩壊が始まり、本機もそれに巻き込まれて下敷きになってしまったが、ジャックは何とか自力でコクピットから脱出している。
戦闘終了後に実戦データは回収されたが、機体は大破してしまっていた。 - 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
- 本機そのものは登場しないが、代わりに大型ビーム・ライフルとMPIWSが登場。ガンダム試作1号機フルバーニアンが装備した。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- MPIWS
- 背部左側に装備されている。名称は「Minovsky-Partiicles Inteference-Wave Searcher(ミノフスキー粒子干渉波検索装置)」の略。高性能な大型センサーとして機能し、索敵範囲はかなり広い。しかし信頼性はかなり低く、度々調子が悪くなったりデブリ等を誤認したりといった問題がある。
- コアブロックシステム
- コア・ファイター(コア・ブースターII)がMS本体に合体し、コックピットブロックとなる。分離可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵されている。
- 大型ビーム・ライフル
- 背部右側にマウントされている大型のビーム砲。エネルギーCAPシステムの確立前に造られた代物なので一射ごとに長時間のエネルギーチャージが必要だが射程はかなり長く、威力も当時のMS用武装としてはトップクラスである。
命中精度はMPIWSに依存しており、これがなければ近距離の敵相手でも当てるのは難しい。 - ビーム・サーベル
- 両肩部に1本ずつ、計2本マウントされている。試作品であり、コア・ファイターやコア・ブースター時にはビーム砲として使用可能。ゲーム作品ではMS状態でも肩部ビーム砲として使用できるようにされていることもある。
- ビーム・スプレーガン
- 僚機のジム・コマンドが装備していた武装。表記は「ビーム・スプレーガン」だが、実際はビーム・ガンと同一。ビーム・ライフルがエネルギーチャージ中で撃てなかった為、代わりに使用した。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダム0083 with ファントム・ブレット[編集 | ソースを編集]
- 対ザメル砲部隊
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダム試作1号機 (ゼフィランサス、フルバーニアン) / ガンダム試作2号機
ガンダム試作3号機 (デンドロビウム、ステイメン) / ガンダム試作4号機 - 「ガンダム開発計画」の機体群。
- コア・ブースター
- この機体の機動力を採り入れている。
- クラスターガンダム
- 本機と同様、コア・ブースターをMSに合体させるコンセプトを採用したサナリィ製ガンダム。本機の登場から約40年ぶりとなる。一方のAE社側もコア・ファイターを同様の形式でMS本体の軸とするネオガンダムを開発している。
- エンゲージガンダム
- 『U.C. ENGAGE』に登場するゲームオリジナル機体。本機とガンダム開発試験0番機 (エンゲージゼロ)の要素を融合させたIF機体という設定で、ブロッサムの高い万能性とエンゲージゼロの高い機動力を兼ね備えた機体となっている。
商品情報[編集 | ソースを編集]
書籍 [編集 | ソースを編集]
立体物 [編集 | ソースを編集]