「クロスボーン・ガンダムX-0」の版間の差分
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2024年9月29日 (日) 22:47時点における最新版
クロスボーン・ガンダムX-0 | |
---|---|
外国語表記 | Crossbone Gundam X-0 |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト |
デザイン | 長谷川裕一 |
スペック | |
---|---|
正式名称 | F97 |
コードネーム | X-0 (エックス・オー) |
分類 | 他惑星用試作型モビルスーツ |
型式番号 |
|
頭頂高 | 15.9m |
本体重量 | 9.5t |
全備重量 | 24.8t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 5,280kw |
スラスター推力 | 25,000kg×4 (最大:30,000kg×4) |
装甲材質 | ガンダリウム合金ハイセラミック複合材 |
開発組織 | サナリィ |
所属組織 | 木星共和国 |
所属部隊 | クロスボーン・バンガード (蛇の足) |
母艦 | マンサーナ・フロール |
主なパイロット | カーティス・ロスコ、他 |
概要[編集 | ソースを編集]
木星共和国の特務部隊蛇の足の保有するクロスボーン・ガンダム。マンサーナ・フロール内での正式コードは「X-0 (エックス・オー)」。
サナリィがクロスボーン・ガンダムの3番機として建造した機体であり、宇宙世紀0132年に組立作業の遅れから1番機、2番機より後の補給船に積み込まれマザー・バンガードに送られる筈であったが、事故により20年間宇宙を彷徨うこととなり[1]、その後外宇宙探査を行っていたカーティス・ロスコによって発見された。ロールアウトから20年も経った後に発見された機体であり、性能も同等。当時、高性能機として開発されたクロスボーン・ガンダムの機動性は時を経ても未だ有効であったが、攻撃力のアドバンテージは失われている[2]。
銀色の塗装はコスモ・バビロニア建国戦争時のビギナ・ギナを彷彿とさせる事からベラ・ロナ専用機として作られていたものと想像される。
クロスボーン・ガンダムは様々なパーツの実験機としての側面を持っており、機体のディティールは安定していない。X0と他の機体との最も目立つ外観の相違は胸部放熱ダクト形状であるが、これは排熱をより積極的に機動時の推進力としてコントロールする為のパーツであると推測されるが、目立った効果は現れていない。
視力を失っているカーティスが使用する為にセンサーで感知した周囲500m内の情報をパイロットに立体音響として伝えるシステムが組み込まれている。データベース内に情報のある敵機にはそれぞれ音が割り振られており、パイロットはそこから空間をイメージして把握する。ただし、情報の無い機体は警戒音しか鳴らず、ジャングルのような入り組んだ地形も周囲の状況を把握出来ないという欠点を有する。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- 初出作品。カーティス・ロスコが搭乗し、マンサーナ・フロールの艦載機、そして「クロスボーン・バンガード」のフラッグシップ機として運用され、サーカスやゴールデン・エッグスと激闘を繰り広げた。作中ではフォント・ボーが「存在しないはずの機体」という意味を込めて「クロスボーン・ガンダム 亡霊」と一度だけ呼んでいる。
マリア・シティでの戦闘ではビルが一時的に搭乗したが、性能を引き出せず右腕部を斬り落とされている。またフォントがベルと共に脱走した時にも使われ、脱走先でシーブック・アノーがザンスカール軍を撃退する為に一時的に乗り込んでいる。フォントらが帰還した後、最終決戦に備えて改装が行われ、フルクロスへと換装された。
最終決戦ではミダスやカオスレルに操られたサーカス機との戦闘でフルクロスが失われて再びこの姿となり、サーカス機を撃破してミダスも撃退したと思われたが、ソーラシステムの効果範囲から離脱している最中にミダスからの急襲を受けて撃破された。なお、カーティスはコアブロックシステムによって脱出し、デスフィズに回収されている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ABCマント
- 耐ビーム材と特殊繊維によって構成される布状の対ビーム用リアクティブアーマー。
ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされるが、防御性能は受け止めたビームの出力によって上下する。 - コアブロックシステム
- コクピットブロックは機体から分離してコア・ファイターとなる。基礎構造はクラスターガンダムのコア・ファイターを参考にしつつもよりマルチプルな運用を可能とする事を目標とし、システマチックに洗練されている。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- バルカン砲
- 頭部に2門内蔵されている機関砲。小口径ながらも必要充分な威力を持ち、主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
- ビーム・サーベル
- 両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。
- ビーム・ガン
- ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。コア・ファイターの武装としても使用される。
- バタフライバスター
- X0と同時に補給船からサルベージされた武装。名称は折りたたみナイフを「バタフライナイフ」と呼ぶ事に起因する。
分離によってサーベルとライフルを使い分けるザンバスターと異なり、変形でサーベルモードとガンモードを使い分ける。出力もザンバスターと同程度であり、宇宙世紀0153年には平均的な強さのビーム・サーベルでしかない。
技術的な面よりも戦場における使い勝手を検証する為に作られたもので、3機のクロスボーン・ガンダム用に予備を含め6丁しか製作されていない。また、本来二刀流での使用も想定していない。- バタフライバスターB
- ブラックロー運送がカーティスから発注を受けて開発した武器。バタフライバスターの設計コンセプトをベースに開発されているが、20年前の兵器と同様のパーツが無い為、形状は著しく異なる。
最新技術でリニューアルされている為、バタフライバスターよりも12%ほど出力が向上している。
- ヒート・ダガー
- 両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。
脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出または露出させて攻撃する事も可能。 - ブランド・マーカー
- 両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
- ビーム・シールド
- ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。
発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。
- シザー・アンカー
- フロントスカートを展開し、射出式のアンカーとしたもの。本体とはチェーンで接続されている。主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される他、手放したビーム・ザンバーを掴んで振り回すといった芸当も可能。
- 多目的攻撃兵装「クジャク」
- クロスボーン・ガンダムのムラマサ・ブラスターとピーコック・スマッシャーの能力を、変形による切り替え[3]で双方とも使用できるようにしたマルチプル・ウェポン。地球でのエンジェル・コール争奪戦において戦力不足と判断したカーティスの発注によって、1年ほど前から事前にブラックロー運送が開発を行っていた。ムラマサに相当する「バスターモード」とピーコックに相当する「スマッシャーモード」に変形し、前者は「ムラマサ」と同様に片側7本、計14本のビーム刃を展開し、後者では「バスターモード」の刀身部をボウガン状に展開し、15門の砲口からビームを一斉に発射する。名称のクジャクは「ピーコック」を「ムラマサ」の語源たる国の言葉に変換したものである。
小型ながらジェネレーターを内蔵し、MS本体の出力を合わせる事で通常の兵器を大きく上回るビーム圧を発生させる。高性能ではあるが制作費はMS1機分に相当する。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
装備バリエーション [編集 | ソースを編集]
- クロスボーン・ガンダムX-0 フルクロス
- フルクロスを装備したX-0。
同型機 [編集 | ソースを編集]
- クロスボーン・ガンダムX1 / クロスボーン・ガンダムX2
- 1番機と2番機。補給船にはこの2機の予備パーツも一緒に積まれていて、X-0の予備パーツとして利用している。
- クロスボーン・ガンダムX3
- 木星戦役において実戦投入されたもう1つの3番機。本機は「サナリィにとっての3番機」であるとされる。
- フリント
- クロスボーン・ガンダムの地球圏仕様機。
技術的関与のある機体 [編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
フィギュア[編集 | ソースを編集]