「百錬」の版間の差分
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2017年7月31日 (月) 01:13時点における版
STH-05 百錬 (Hyakuren)
- 登場作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- デザイナー:篠原保
- 分類:汎用型モビルスーツ
- 装甲材質:ナノラミネートアーマー
- 全高:18.2m
- 本体重量:35.5t
- 主動力:エイハブ・リアクター
- 開発組織:テイワズ
- 主なパイロット:アジー・グルミン他
テイワズが開発したモビルスーツ。「ひゃくれん」と呼称する。主力機の一つであり、ギャラルホルン以外では初めてフレーム開発に成功した機体でもある。
厄祭戦の後期に開発計画が持ち上がっていた高出力機の設計図を基にしており、あらゆる環境下で運用可能とする事を設計思想としている。動力のエイハブ・リアクターは旧時代の物が流用された(それ故に完全なテイワズ製MSとは言い難い)。
主に圏外圏での活動を生業としているテイワズにとってデブリ帯やアステロイドベルトでの本機の運用は必須である事から装甲は重装甲が基本となっていて、重量を敢えて増加させる事で衝突エネルギーへの高い耐性を持たせている。その特徴を活かした接近戦を得意とするが、装備する武器も遠近共にバランスよく設計が行われている為に高い汎用性を持つ。なお、重力下で運用される場合は軽量化された陸戦装備へと換装される。
フレームの完成までにはかなり長い年月がかかっており、その開発の困難さから未だに大量生産の目処がついていない。現在稼働中の機体は44機で、その内の初期に開発された9機は一般機よりも高性能である。
組織内で情報共有が図られている為、随時システム面などの更新が行われている。
圏外圏では組織を象徴する機体として知られているので、その姿自体が抑止力として働いているとされる。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- 主なパイロットはアジー・グルミン。
鉄華団との戦闘でアミダ機と共に昭弘・アルトランドのグレイズ改と戦った。ブルワーズとの戦闘でも出撃し、ラフタ・フランクランドの百里に掴まって昭弘の救援に向かった他、イサリビとハンマーヘッドが敵艦に奇襲をかけた際にも百里と共にマン・ロディと戦い、弟の元へ向かう昭弘を援護した。アジー機は鉄華団の地球降下時に外装を漏影に換装されている。また、歳星でプルーマが起動した際に取り押さえている。鉄華団とJPTトラストとの戦闘時にもJPTトラストが多数投入しているが、鉄華団のMSの前に次々と撃墜されている。
装備・機能
特殊機能
- 換装
- 装甲を換装可能。
- 漏影(ろうえい)へと換装することが出来る。
武装・必殺攻撃
- JEE-201 100mmライフルカノン
- エウロ・エレクトロニクス製の軽量ライフル。後部にはストック機構が設けられ、スライドする事で収納・展開が可能。
- JEE-202 片刃式ブレード
- 接近戦用の実体剣で、本機専用の武装。
不使用時はリアスカートに設置された鞘に収めるようになっている。また百里のバックパックにも鞘ごとマウント可能。 - JEE-203 ナックルガード
- サイドスカートにマウントされている接近戦用の武器。使用時にはマニピュレーターに装着する。放電機構も内蔵され、敵機を殴りつけると同時に電気ショックを与える。
- JEE-102 輪胴式グレネードランチャー
- リボルバー型の実弾兵器。炸薬弾を発射する。
百里の装備として採用されているが、本機でも使用は可能。 - JEE-103 四連式ロケットランチャー
- 四連装の実弾兵器で、その見た目に反して重量は比較的軽い。弾頭は炸薬弾とスモーク弾、ナパーム弾等が用意され、用途に応じて使い分けられるようになっている。
対決・名場面
関連機体
- 百錬 (アミダ機)
- シングルナンバーの百錬。
- 百里
- 同じテイワズフレームを採用した高機動型機。
- 流星号
- 改修時に百錬の肩部装甲やリアスカートを流用している。
- 漏影
- 地球圏における活動やテイワズの関与を隠す為に、装甲を換装した形態。アジー機は彼女の乗機を改修したもので、ラフタ機はアミダのシングルナンバー機を借り受けて改修されている。
- トリアイナ
- テイワズが製作したマスプロダクツモデルの本機をベースに開発された暗殺用MS。頭部の増設センサーの形状がソフトハットを彷彿とさせるなど、独特の外観をしている。
- 獅電、獅電改
- 百里・百錬の開発で蓄積されたノウハウを元に、新たなマスプロダクツモデルとして開発した汎用モビルスーツ。鉄華団を中心に主力機として配備される。
- 辟邪
- 百錬、百里の戦闘データを反映してテイワズが完成させた新型機。